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未知との遭遇   

旧作ですが、観ました。スティーヴン・スピルバーグ監督作品の・・・

未知との遭遇
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予告編
ヤフー映画情報

あれだけ「宇宙人ポール」 (感想はこちら)ではしゃいだんですからね。観ない訳にはいきませんよ♪(´ε` )

で、感想なんですが、「え?なにこれ…?僕には何が面白いのかよくわからなかった…」って感じですね。いや、観る時代と僕の感性の問題と思いますよ。僕がついていけなかっただけで。
ただそれでも、ロイ(リチャード・ドレイファス)のキチガイ行動と周りの反応に、痛みとキツさを感じ、最後のシーンに、よかったなぁと思いました。
結構、色んな砂漠で、調査してるシーンも、全く宇宙人を恐れない子供バリーちゃん(ケリー・ギャフィ )も好きでした。
当時としては、映像とかもこれですごい綺麗だったんだろうと思います。

未知との遭遇は、1977年の作品です。僕が1歳の頃ですよ。
1977年と言えばアメリカン・ニューシネマ全盛ですよ。
アメリカン・ニューシネマってのは、それまでの古き良きハリウッドを若い監督達が、否定し、破壊して、もっとリアルな現実を表現したり、ハッピーエンドじゃないオチだったりという時期があったんですよ。
代表的なのは「俺たちに明日はない」「卒業」「イージーライダー」「タクシードライバー」とか、今でも名作とされる映画が、たくさんありますよ。

まぁ音楽で言えば、パンクですね。
パンクも、ちょうどこの年にシドの恋人ナンシーが死んだ年なんで、ピストルズは終わったけど、遺伝子はもう飛び散って、盛り上がってる頃ですよ。
世の中が、一番反骨精神に溢れてた頃なんですよ。

で、未知との遭遇も、アメリカン・ニューシネマの系譜に入るんでしょうね。
主人公ロイは、キチガイですからね。というか子供がそのまま大人になったというか。わが子と映画を観るにあたって、ピノキオを観ると言い張るんですよ。すごいそこに僕は切なさを感じましたね。ちなみに最後にピノキオの話は回収されますよ。またそれも感動的で。
結局、このロイってのは、やはりスピルバーグ自身の投影みたいですね。スピルバーグは子供の時に、両親が離婚してますし、いじめにもあってたみたいで、その頃の経験が、映画に影響してるみたいなんですよ。
スピルバーグ自身がやはりピノキオに思い入れが強いみたいなんですよ。後に「A.I.」でも再び、ピノキオみたいな事に挑戦してるみたいですね。

僕の感想としては、なんだかよくわからない映画だったけど、根底に流れる魂的な部分は、惚れましたね。やはり「We are not alone」いい言葉ですね。


それと「未知との遭遇」の事がよくわかると思うので、
宇多丸さんのキラキラでの紹介も貼っておきますね。

2012/1/20に追記しました→こちら

by eigasirouto | 2012-01-12 17:30 | 旧作(2012年鑑賞)

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