哀しき獣   

前回、告知した通り、新作映画の感想を書かせていただきます。同じ日に二本観たのですが、観た順番に行きたいと思います。まずは・・・

哀しき獣

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この映画は、ライムスター宇多丸さんが、昨年末のウィークエンドシャッフルというラジオ(→こちら)の中で、既に2012年度第1位!と言ってた作品です。それで、今週放送されるシネマハスラーのコーナーの課題作が、この「哀しき獣」になりまして、これは観なきゃいかんだろ、放送より前にブログ更新しなきゃいかんだろって事で、月曜日にシネマート新宿に行って来ました。

先に、結論から言いますと面白い、ひたすら面白い、凄い、ひたすら凄い。ただ、俺の頭脳では、後半ストーリーを追うのに必死になってしまった。この映画を100%楽しめたのか?100%理解出来たのか?と言う感じです。
だから気になって、ヤフーレビューで色んな人の意見を読んでみたんですが、やはり皆同じような感想になってまして。完璧にどういう話だったのか理解出来なかったって人までいて。僕は何とか理解は出来ましたが、その分、映像を真に楽しめたとは言えない状態でして。ナ・ホンジン監督も、後半の人間関係をややこしくし過ぎたかなぁと反省してるとの事。ヤフーレビューでは、一体どういう話だったかのネタバレオンパレード状態になってましたよ。しかしですね、この映画は下手したらネタバレした上で観た方が楽しめると思いました。結構な人が、もう一度行くか悩んでるんです。なぜならそれでも面白いんで!いや、むしろわかって行く方が面白いと思うんで。だから僕は金が無いからDVD出るまで待ちますけど、2回目絶対観ますよ。ちなみにシネマート新宿は、月曜日メンズ1000円、水曜レディース1000円なんで、狙い目ですよ。これはしかし一度は映画館で観とかないと大損ですよ。でも、一応言っときますが、暴力映画で血もバンバン出るんで!一応。

まずは、韓国ノワール映画について話しましょう。
ノワール映画のちゃんとした定義は、ややこしいみたいなんですけど、簡単にまとめてここでは、wikiから抜粋して
虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画
としておきましょう。
それで今現在、韓国ノワール映画が世界トップレベルになってるみたいなんですよ。韓国は国策で、
「ハリウッドみたいにどんな作品にもある程度金をつぎ込める訳じゃないし東洋人は絵的に垢抜けない。じゃあアジアで評価されてる香港ノワールをお手本にしよう。ノワールで世界と戦おう!」
って事で、ノワール映画にも金を注ぎ込むと。さらに国が出資して映画監督を育てた結果が実を結んでるみたいなんです。一方、日本は道義的に良さげなモノにばかり出資するから発展が止まったとか聞いたような・・・。(間違ってたらスミマセン)しかし、韓国が学んだ香港ノワールの代表格ジョニー・トー監督は、非常に北野映画を研究してるという皮肉。日本が早く初期北野映画(事故前)を認めていれば、日本も世界に・・・。とにかく恋愛方面の韓国映画がどうなのか、僕は全く未鑑賞なので、わかりませんが、とにかく韓国ノワールはすごい事になってるのは間違いないです。※どうすごいのか具体的には、知識の浅い僕はわかりませんが、色んな新しい殺し方を工夫して見せてるとか、ある人の文章で読みました。

ちなみに、ここ数年で僕が観た韓国映画ですが
「シークレット・サンシャイン」
「母なる証明」
「息もできない」
「アジョシ」

ですが、どれも非常に面白いし、レベル高かったです。特に僕は「息もできない」は2010年の新作映画ベスト1です。そろそろもう一度観たいですね。ちなみに「息もできない」ヤン・イクチュン監督は、お金が無いんで、映画学校行けずに、つまり国の恩恵を受けずに、めっちゃレベル高い映画撮ってるからすごいですよ。しかも私財を投げ打って「どうしても撮りたかった」映画を撮ってますからね。元々は俳優さんです。万人受けは、「母なる証明」「アジョシ」の方が上かも知れませんが、個人的思い入れはダントツで「息もできない」ですね。「母なる証明」「アジョシ」もマジでメチャメチャ面白いんで、興味のある人は観て欲しいですね。

それで、本作のナ・ホンジン監督ですよ。処女作「チェイサー」が、数年前の韓国映画界興行成績No.1を記録して、ハリウット化も決定と世界的にも化物監督が現われたと騒がれたみたいです。「チェイサー」はまだ未見です。観たいんですが、家の裏のゲオがずっと貸し出し中で・・・。それで、今作が2作目ですよ。

ここまで書いて相当な労力を費やしました。寝ます。続きはまた。

追記を書きました→こちら
追記2を書きました→こちら
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by eigasirouto | 2012-01-18 06:32 | 新作映画(2012)

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