パプリカ追記   

前回、今敏監督の事と自分とアニメの位置関係を書きました。→こちら

「パプリカ」の感想に行く前に、「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が、タマフルに何度もゲスト出演してて、色々アニメに関して、興味深い話をしてるんで、よかったら聞いてみて下さい。

2009/4/19「今、本当に観たいアニメ2008」ゲスト・細田守
2010/7/25「細田監督・生ゲスト!」(前編)
2010/7/25「細田監督・生ゲスト!」(後編)
「細田監督・生ゲスト!」の回は、サマーウォーズの話たくさんしてますよ。

まずは絵的な話から入りたいのですが、細田監督の人物の影を無くしてるという演出に対して、こちらは影を強調してるなと思いましたね。時田(古谷徹)と島(堀勝之祐)が、後部を映しながら歩く時の影の動きとか、すごいイイですよ。人間の動きもリアルで気持ちいいし、パプリカも魅力的な絵だと思いましたよ。僕個人の好みで言えば、全体的に人物は、もう少しデフォルメされた方が好きですけど、これはこれでいいんじゃないでしょうか。

夢の中で踊ってる狂った世界観も好きでしたね。日本人形も不気味で、僕的にはワクワクしましたよ。後、オープニングの歌が流れてる時の映像の遊び心も好きでしたね。ユーモア溢れてましたよ。

それでストーリーなんですが、なんだかよくわからなかったですけど、ずっと惹き込まれたんですよ。
人の夢に入っていく話で、どこからどこまで夢なのかわからないみたいな事なんですけど、なぜ千葉敦子はパプリカ(どちらも林原めぐみ)になれるのか?ラスボスとの戦いの決着のつけ方もどういう事?ラストのカットの意味は?とか頭がよくない僕は思いましたよ。
でも、終わってみれば消化不良な部分も無くはないんですけど、観てる間はずーっと見所に溢れてたんですよね。どうなるんだろう?と。夢の話って一歩間違えたら「どうでもいいよね、夢なんだから」ってなると思うんですが、そうはならない所のバランスに凄みを感じますよ。また、夢に入られておかしくなった時の会話にならない会話も面白かったですよ。

夢の映画と言えば、僕が鑑賞した中では、今作より後の映画で、2010年に「インセプション」がありますけど、「インセプション」がルール説明に長時間かけたのに対して、こっちはサクッとDCミニという人の夢に入れる機械の説明してくれたと思いますね。

映画評論家の町山さんが、前にロフトプラスワンでトークイベントをやってて、それを生放送でユーストかなんかで放送してて、話してるのをメモったんですけど、「インセプション」の事にも少し触れててこんな事言ってました。(メモなんで、違ったら本当にすみません。)
今ここにある現実が嘘なんじゃないか?という考えが始まると止まらなくなる。(中略)映画で初めてやったのは、おそらくキャリー。夢オチを発明した。いつ終わるかわからない。文学の世界だとフィリップ・K・ディック。夢でした夢でした夢でした。(日本の?ここは聞き取れなかったんですスミマセン)映画でそれを最初にやったのは、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」いくらでも話が続けられる。無限後退という。これ考え始めるとやめられなくなる。この概念が一般化して、リアリティがわからなくなった。
とおっしゃってた(はず)のを思い出しましたね。

今監督が関わった事のある、押井守監督の「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」と似た題材を取り扱うというのは、そもそも夢の話というのは、アニメ的と言えばアニメ的な題材という事もあるでしょうが、僕的には興味をそそられますよ。

ストーリーの話に戻りますが、みんなのピンチの時のロボットになった時田のある行動に感動しましたよ。その後の序盤のある伏線を回収するシーンもジーンと来ましたね。だし、オタクの不細工が、最後ああなるってのは、嬉しい展開ですよね。

ただ、やはり話自体は、よくわからなかったんで、BOOK OFFで筒井康隆の小説「パプリカ」買って来ました。これを読んだ上で、もう一度、感想の追記を書きますよ。※ちなみに読むのは、すごい遅いので、その辺、ご理解下さい。

2012/2/8に追記2を書きました→こちら
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by eigasirouto | 2012-01-27 02:51 | 追記、修正など

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