バットマン リターンズ
2012年 02月 20日
バットマン リターンズ
ヤフー映画「バットマン リターンズ」
解説: 人気アクション「バットマン」シリーズの第2弾。監督は前作に引き続きティム・バートンが担当。ゴッサム・シティに現れた謎の怪人ペンギン。彼はシティの実力者と手を組み、町を裏から支配しようと画策していた。そして彼の野望はやがて、バットマンの知るところとなった。しかしバットマンの前にキャット・ウーマンと名乗る新たな敵も現れ……。
世の中には、以前以後で分けられるものがいくつかあると思いますが、アメコミヒーロー物だと今作が、以前以後に分けられると聞いて、鑑賞しました。
つまりこの作品は、アメコミヒーロー物において新しい事をしたという事なんだと思います。それ以前を詳しく知らないし、それ以後の作品も言うほど観てない僕としては、憶測の域を超えませんが、勧善懲悪で割り切れない物語をヒーロー物で初めて描いた作品では無いかと睨んでおります。後、別の二人の敵が現れるというのも初めてだったみたいで、以降、この手法は結構、使われてるみたいです。(Wiki情報)
敵である、ペンギンもキャットウーマンも、それぞれ人生が悲しく辛いんですよ。それ故に悪に手を染めてしまっている…という事が丁寧に描かれています。諸悪の根源はこの人達じゃないんですけどね。悲しい物語でしたよ。
僕は、ティム・バートン映画をそう観てる訳じゃないですけど、何作か観たティム・バートン監督の印象は
・フリークス達がよく登場すると思っているんですけどね。どうでしょう?
・色彩がとてもカラフル
・一見、明るそうな話かと思いきや、どす黒い部分をえぐり出す
今作は、ヒーロー物の仮面を被った人間ドラマだなぁと強く思いました。ペンギンの生い立ちから始まり、キャットウーマンが誕生するくだり…バットマンはあんまり目立たなくて、どちらかと言うとその二人に感情移入してしまうと思うんですよね。あくまでバットマンは、狂言回し的な感じで。
詳しく色々書きたいですけど、眠くて頭が回らないんで、また気が向いたら追記をするかもしれません。
とにかく、正義とされる者が、悪とされる者をただぶっ飛ばす作品じゃないというのは、確かです。これが以降の「ダークナイト」や、さらには「ウォッチメン」に続いて行くんだと思いました。
ティム・バートン
ブログ内関連作品
「ウォッチメン」
「ビッグ・フィッシュ」
「グリーン・ホーネット」
by eigasirouto | 2012-02-20 03:25 | 旧作(2012年鑑賞)