ガリバー旅行記   

友達が遊びに来てて話に夢中になり過ぎて終電逃した日に、なんとなく適当に気楽に肩の力を抜いて観れそうな映画を選んで観ました…

ガリバー旅行記
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公式サイト
解説:長年にわたって子どもから大人まで幅広く親しまれているジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」を、『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラック主演で映画化したファンタジー・アドベンチャー。ジャックふんするジャーナリスト志望のさえない男が繰り広げる摩訶(まか)不思議な冒険を最新のVFXを駆使しながらコミカルに描く。監督は、『モンスターVSエイリアン』のロブ・レターマン。共演は、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』のエミリー・ブラント。小人の国で暴走するジャックに抱腹絶倒すること間違いなし。
あらすじ:新聞社で郵便仕分けの仕事をしながらジャーナリストを目指すガリバー(ジャック・ブラック)は、謎のバミューダ三角地帯を取材するチャンスをつかむ。取材のため、航海の旅へと出たガリバーだったが、大海原で嵐に見舞われ、気が付くと小人が暮らす国、リリパット王国にたどり着いていた。

あ、うん。まぁそんな感じだろうなぁ。まぁ笑える部分もあるし、って感じで気楽に観れました。ただ、それだけですけど。

僕は、「ガリヴァー旅行記」を読んだかどうか記憶に無いですけど、僕の中で「ガリバー」と言えば子供の頃に地元にあった食べ放題の焼肉屋さんですよ。「ガリバー」はカレーライスとかフルーツまで食べ放題なんで、肉よりそっちでお腹いっぱいになって、しかも寝る前にお腹壊すんですけど、親が「今日ガリバー行くよ」って言うとなんか嬉しいと言うか、今回こそバカ食いでは無く、常に冷静を保ち肉をたくさん食べるぞ!と決めても、妹が手を出した甘そうなデザートとかの誘惑に負けて、またお腹壊すという繰り返しでしたよ。まぁそれはどうでもいい話ですが、その「ガリバー」の店内の壁に、まさに上の写真みたいな絵があって、父親にあのめっちゃ面白そうな絵はなんだ?と聞いて、あれが「ガリバー」だとか小人の世界に普通の人間が行った話だとか教えてもらった記憶はありますね。
それか中古車屋くらいですね。「ガリバー」について、僕が知ってた事は。

なので、本当に原作の「ガリヴァー旅行記」が好きな人はこの映画をどう思うのか、まったくわかりませんが、興味ありますね。「ふざけんな!」と思う人もいるんじゃないですかね。
それで、僕も例によってWikiで軽く調べたんですけど、「ガリヴァー旅行記」って1726年に出版された本なんですね。18世紀に作られたお話とは驚きました。で、アイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフトって人が仮名で書いた風刺小説みたいで、政治への皮肉や批判のメタファーみたいなんですよ。で、小人の話は第一章で、小人の国は二つの国で戦争してるんですけど、これはイギリスとフランスのメタになってるとの事です。
ちなみに第三章は「ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブおよび日本への渡航記」となってて、引用しますが
巨大な「空飛ぶ島」ラピュータ(スペイン語: La Puta, ラ・プータ、原義は売春婦)
と書いてて、誰しもが「天空の城ラピュタ」を想像すると思うんですが、ラピュタはここからとったみたいですね。僕は初めて知りましたが、ファンの間では常識だったりしますか?
そういうのを知って、かなり読んでみたくなりましたね。その上で今作を思い出すと全然、そういう話に観えなくて、なんか腹立ちましたけど。もっとちゃんとしろと。いや、コメディだからとか子供向けだからってのは、わかるんですけどね。

結局、物語上で笑わせてる部分って、結構、原作でもある部分みたいで、他はジャック・ブラックの芸での笑いがほとんどですよ。会話的な笑いとかもあるにはありますけど。

ただ、それだとジャック・ブラックの芸が好きか嫌いかになってしまいますよ。って普通は、ジャック・ブラックが好きな人しか観ねーからって一蹴されそうですが、いやいや「ガリヴァー」ファンも観るかもしれないじゃないですか。

いや僕も別に尖った若手芸人じゃないですからユルユルですぐ笑っちゃいますけど、「宇宙人ポール」とか「おとなのけんか」とか「ヤング≒アダルト」で笑ったのとは、はっきり言って全く質が違いますよ。違いをどう説明するべきか非常に難しいし、出来そうに無いのですが、簡単に言うと「ガリバー」の笑いには(というかジャック・ブラックの笑いには)深みが無いんですよ、深みが。少なくとも僕はそう思う。

そういう笑いを否定してる訳じゃないし、子供が笑えばそれでいいのかも知れないし、ただの僕の好みと言ってしまえば、それまでなんですけど、僕にとっては、人生を通じても実は根深い大事な問題で。

ずっと表面上で面白い顔をしたり変な動きをするだけの笑いに、心の底では中指を立てて来た訳で。

ただ、世間(大雑把に現状や田舎などに満足してる種族・ありのままを何も考えず受け入れられる種族)は、上辺だけの薄っぺらい笑いで満足してるなぉと他人との乖離を非常に感じて、生きて来て、自分はそうはなるまいと思いながらも、世間と言う漂流に流されたり、時に仕方無く、または己の力不足故に、ただ間を埋めたいが為に、時に知らない人と会話をする恐怖から…僕も上辺の笑いに頼ってしまってる情けない自分がいて、まぁいいやと一度やると麻痺して、ついつい楽な方に逃げたりもしてるけど、本当は違うんだと言う気持ちはずっと持ち続けて生きてるんですよ。それはポップじゃないしスマートじゃないかも知れないし、誰からの共感も得ないかも知れない。けど、そういうものを目指したいんですよ。だからこのブログも真面目だと思われるかも知れないし、実際、僕自身、真面目なんだと思いますよ。ただ、真面目に真剣にふざけて欲しいし、僕もそうでありたいんです。

この作品に関わった人や、ジャック・ブラックがどういう人かはわからないですけど、物語の中途半端さや辻褄なんか知った事か感(いや、本当に辻褄なんぞ関係無いと無茶苦茶ならそれはアッパレなんだけど、なんか一応、文句言われない程度のストーリーにしてると思うんですよ。)に対する怒りが、日が経つにつれ増して来てる気がするんですよね。

と言いつつ観てる時は、それなりに楽しめました。以上。

後、ガリバーが無邪気に踊ってる時、つい小人を踏むんじゃないかというホラーな部分は、勝手に楽しめました。
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by eigasirouto | 2012-03-11 04:38 | 旧作(2012年鑑賞)

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