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パーフェクト ワールド   

久々にイーストウッド監督作品を観ましたよ。

パーフェクト ワールド
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解説:63年テキサスを舞台に、犯罪者と幼い少年の心の絆を描いたヒューマン・ドラマ。刑務所を脱走したブッチと相棒は、フィリップという八歳の少年を人質にとって逃避行をつづけていた。だが相棒が少年をレイプしようとしたとたん、ブッチは相棒を射殺してしまう。それ以来フィリップは、死んだ父の姿をブッチに重ねて見るのだった……。イーストウッドとコスナーの顔合わせが話題を呼んだ一作。

このブログでは、「J・エドガー」しか、クリント・イーストウッド監督作品は、紹介してませんが、僕は常々、まだ観てないイーストウッド映画を鑑賞しようと思ってます。
元々、「グラン・トリノ」を観て、スゲー!と思ってからファンになった様な、にわか野郎で、「グラン・トリノ」は、イーストウッドが(その時点では)俳優最後の仕事で、集大成的な映画という事で、じゃあ、全部観てからこれを見直したらもっと面白いに決まってると言う事からイーストウッド作品の鑑賞コレクションが始った訳ですが、しかし家の裏のわりと乱雑に並べてるGEOだと、探すのが大変なんです。が、先日、今作をやっと見つけて鑑賞しました!

やばいです。すこぶる面白いくて、いい映画でした。しかも、僕の好みだけじゃなく、これは今まで、一本も映画を観た事のない人でも、面白いと思える映画なんじゃないかと思ったんですけど。誰にでもわかりやすいし、今、観ても全然、色褪せて無いですし、イーストウッド映画をこれまで一本も鑑賞した事無い人に、是非、鑑賞してもらいたいです。

とにかく映画を観てくれるといい映画だって、大概の人は思うはずなので、僕の拙くて浅い感想とか要らないし、ここから先は読まないで、映画を観て下さい。
ちなみに、この映画にもFBIが出て来ますが、無能極まりない扱いとなってます。

では、この映画を観た事のない方は、さようなら!

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クリント・イーストウッド
「J・エドガー」



















ここから鑑賞した人様に、感想を箇条書きで書いてみます。※大した事は書きませんけど。

・ブッチ(ケヴィン・コスナー)が最高にかっこいい。
・子役のフィリップ(T・J・ローサー)も、かわいくて上手い。(イーストウッド監督は、やはり子役の使い方上手いですね)
・この二人のやり取りが、とにかく面白い。笑えるし微笑ましいし、それでいてうるっとなる。「コーラ何本飲んだ?」とか「お尻にキスしてた」とか、笑えた。んで、そん時のフィリップの爆笑がたまらなかった。
・父親と息子という関係、大人と子供の関係をすごく考えさせられる。
・少年の孤独を深め、さらにそれが物語にすごく重要な要素となってる部分に、「エホバの証人」を使ってて、宗教の滑稽さやバカバカしさも描かれている。で、それが物語上、スゲー重要な役割を果たしてて、この脚本すごいと心底、感心した。
・警察側のレッド(クリント・イーストウッド)も、かっこいい上に、コメディ部分まで担当してて、素晴らしい。それでいて、しれっと最後おいしい所を持っていく。
・すごく感動出来る話なのに、決して、大げさにせず、段々とこちらが感動してくる演出に、さすがイーストウッド。
・テーマ自体は重いけど、笑いも織り交ぜて、誰が観ても面白いと思う。

色々、語りたいですけど、野暮な感じがするんで、この辺で。

by eigasirouto | 2012-03-19 02:08 | 旧作(2012年鑑賞)

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