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おかえり、はやぶさ   

いや~「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観ようと思ってたんですけど、まさかの満員で、次の映画の時間まで、2時間もあったので、丁度同じ時間にやってたこちらを鑑賞しました。

おかえり、はやぶさ
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公式サイト
解説: 小惑星のイトカワからサンプル採取という快挙を達成し、60億キロ約7年に及ぶ宇宙の旅から帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の挑戦を、JAXAのエンジニアの視点を通じて全編3Dカメラで撮影された最新映像でつづる感動作。度重なるトラブルに見舞われたはやぶさの帰還を支えたプロジェクトチームの奮闘を、『釣りバカ日誌』シリーズや『犬と私の10の約束』の本木克英監督が描き出す。はやぶさが直面する困難を通して成長していくエンジニアの主人公を、『DEATH NOTE デスノート』『カイジ』シリーズの藤原竜也が熱演。共演には『婚前特急』の杏、ベテランの三浦友和らがそろう。
あらすじ: 宇宙の謎を解く鍵となる小惑星イトカワのサンプルを採取して地球に帰還するべく、2003年5月9日、小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられた。JAXAのエンジニア助手・大橋健人(藤原竜也)は、火星探査機のぞみのプロジェクトに携わっていた父への思いを胸に、はやぶさの壮大なプロジェクトチームの一員として日々奔走する。しかし四つのメインエンジンの停止、通信の遮断など、数々の困難が待ち構えており……。

まず来週のタマフルのサイコロで、当たったので鑑賞しようか迷ってたんですけど、正直、〝はやぶさ〟の何がすごいのか、なんで騒がれてるかも今一つピンと来てないし、そもそも主要五科目でも、理科が一番興味無いし、苦手なんですよね…。
相対性理論とか、興味ありますけど、なかなか理解出来なくて、というか、アインシュタインという人物に、興味があるだけとも言えるんですけど。
それで、子供の頃から全く宇宙に夢を抱かない少年で、それより歴史とか人間に興味があったと思うんですよね。
ただ、もしかしたらこの映画を観て、興味を抱くきっかけになるかもしれないし、〝はやぶさ〟について、偉そうに語れる様になるかもしれないじゃないですか。

でも、周りの評判とか聞くにつけて、これはやばそう…と思って、ユナイテッドシネマとしまえんで、同時間帯でやってる「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」に切り替えたんですよ。絶対、こっちのが観とくべきだと思いまして。そしたらまさかの満席ですよ…。

確かに、ユナイテッドシネマとしまえんは、会員なら金曜1000円ですけど、満席になる様な映画館じゃなかったはずですよ…。なんか、金曜1000円と言うのが、色んな人にバレてしまったのですかね…。混まない所も好きだったのですがね。いやいや、それで経営難で潰れるよりは、繁盛してずっと続いてくれる方が嬉しいのは当然なんですけどね。でも、俺の知ってるユナイテッドシネマとしまえんと違う!と思ってしまいましたよ。関係者の皆さんごめんさない。

まぁそれで慌てて、こっちに変えたんですけどねー…。まぁそれくらいのテンションで観てる訳ですからねー…。いや、それでも切り替えましたよ。よし、こうなったら〝はやぶさ〟に関して、蘊蓄の一つでも言える男になってやろうと。

ただ、結論から言うと結局〝はやぶさ〟の何がすごいのか、この映画からはなんとなくしか伝わって来なかったんですよね…。

冒頭で、わりとわかりやすく説明してくれるんですけど、バカであり、はやぶさ及び科学弱者である僕は、ボンヤリとしか理解出来なくて。(子供向けの説明なんですけどね)
ただ、説明の仕方が本当に勉強って感じだなぁと思ってしまったんですよ。説明的だなぁと。学校で教えるのが上手い先生の話って、入って来ますけど、教科書読んでるだけじゃんって感じの下手な先生の話って、真剣に聞いても入って来ない感じに、似てるんですよね。(あくまで僕の感想ですよ)
だから、もういいや、細かい部分は、帰ってwikiで調べようと思って、人間ドラマを楽しむ方向に、シフトチェンジしたんですけど、なんかそっちも全然乗れなかったですよ…。

書き忘れてましたが、2Dで観たんで、3Dで観たらもう少し違ったんですかね?

まぁでも、映像の部分は置いといて、とにかく出てくる人達が生きてる感じがしなかったですね。
主要人物達のキャラも、いまいち掴みきれなくて、魅力的じゃなかったのもありますけど、エキストラが酷いなと思いましたね。はやぶさコールしてる時の目の死にっぷりが、半端じゃないですよ。目の死んだ状態で、同じリズムで無感情に手拍子しながら「はーっやっぶさ!はーっやっぶさ!はーっやっぶさ!」って、それを集団でやるなんて相当怖いですよ。全員トリップしてましたねぇ。どうかしてますよ。

それで言うと前半の杏さんが、「こども宇宙教室」で下手な新米教師をやってて、子供達が白けてるんですけど、その公演で、画像を使って説明をするクダリがあるんですけど、そこでギャグとして、杏さんのカラオケの動画が流れる(歌ってる歌は、大塚愛のさくらんぼ)というベタなおっちょこちょいギャグが入るんですよ。まぁそれは別にいいですけど、そしたら子供達が喜んで一緒に「さくらんぼ」を歌い出すんですよ。「えー?気持ち悪い」と思ったんですけど、そこは百歩譲っても(子供ならあるかも知れない)、後ろにいる保護者達まで、手拍子&笑顔で歌うのはどう考えてもおかしいだろ!そして、ココリコの田中さんが、上手い事言って止めるまで、ずーっと「もーいっかい」を繰り返すんですよ。頭のおかしい集団ですよ。大塚愛さんは、怒っていいレベルじゃないですかね。自分の歌をこんな形で醸されて。

なんで、こういう部分を適当にやっちゃうんですかね?

脚本も杜撰だとは思うんですよね。
前田くんのお母さんが手術する話って、〝はやぶさ〟が帰って来るのと全然関係ないと思うし、で、いつの間にか手術終わってるし。もう、そもそもこの話自体、不必要な感動演出なんで要らないと思うけど、せっかく入れるんだったら、帰って来るシーンと手術シーンをカットバックで見せても良かったんじゃないですかね。
なんかエンディングの皆のその後も、そんなに取り挙げられて無かった登場人物のプロポーズ見せられても、何も感じれないですよ。

これは、僕的には、ちょっと厳しい作品でしたね。
でも、はやぶさが燃えるシーンは、なんか感動しましたよ。そんな気がします。

by eigasirouto | 2012-03-24 00:52 | 新作映画(2012)

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