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アウトロー   

2本目!


アウトロー
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解説:南北戦争後の西部に生きた男ジョゼイ・ウェルズの半生を描いたイーストウッド監督・主演の意欲作。アメリカ建国200年記念として製作された大作であったが、単なる娯楽西部劇に終る事なく、一人の男を通してアメリカの歴史を浮かび上がらせた秀作。どことなくニュー・シネマの匂いがする作風もあって、監督イーストウッドを語る上で決して無視できない作品である。

乱雑な並べ方でお馴染みの裏のGEOが、一念発起して、綺麗に並べてくれたので、クリント・イーストウッド監督のDVDを見つける事が出来ました!やれば出来るんですよ。旧作は100円で借りれるから大好きですよ。

1976年の作品で、まさに僕の生まれた年で、同じ年です!

主演も、イーストウッドで、若くて(今もだけど)かっこいいですよ。髭のイーストウッドもいいですね。
このブログでは、初の西部劇なんですけど、僕は、イーストウッド監督の西部劇「許されざる者」を大リスペクトしてまして。常々、それ以前のイーストウッド西部劇も観ておきたいと思ってました。

前半と後半で、結構、雰囲気の変わる映画だなぁと思いましたね。
冒頭で、戦争によって、家族を失う所から始まるんですけど、後半、仲間が増えるに連れて、疑似家族みたいになって行きます。
前半は、復習に燃える男が、孤高に突き進んでる感じでしたけど、「やっちゃって下さい!先輩!」って感じで観てましたけど、どんどん連れが増えて行って、後半では「あ~ん、このままウェールズも、ここに住めばいいのにぃ」と思ってて。

これまた仲間達がいいですよ。インディアンや女性や南北戦争で無職になった人達など、当時の社会的に弱い立場の人間ばかりが、仲間なんですが、賞金首のウェールズは、アウトローと言っても、すごい良い奴(グッドフェローズ)なので、皆が寄って来ます。(敵も寄って来ますが…)
僕は、インディアンのおじいさんが好きでしたね~。
後、この作品の作品中に付き合い出したというソンドラ・ブロックが、すげー美人でしたよ。
それと「カッコーの巣の上で」のチーフことウィル・サンプソンもインディアンの酋長として、出演してましたね。彼と出会った時のウェールズの台詞がカッコイイですよ!
「俺たちみたいな人間にとっては、死ぬのは簡単だ。生きて行く事の方がよっぽど大変だ」
的な事をおっしゃるんですが、ほんと、しびれちゃいますよー。

インディアン関連で言うなら「カムイの剣」で、次郎がインディアンの娘のピンチを救った事で、唐突に親父さんが、「命の恩人だから村の掟にしたがい、嫁にもらってくれ。」という台詞で、劇場は、笑いが起きてましたが、今作にも同じ様な台詞があり、あれは、リアルにあり得る事だったんだ!って、教えられましたよ。あそこは、今後、観るとしたら笑ってはいけませんね。※しかし、その後の次郎の意味不明の台詞及び、親父の返しは、絶対に笑うだろうな。

映画を観終わった後、メイキングとか色々と観たんですけど、当時を振り返って、色んな役者さんや関係者が、ほんとイーストウッドは手際がいいと絶賛してましたね。
それとそれまでは、単純だった西部劇を結構、深いテーマで描いたとの事ですね。僕は、あまり西部劇に詳しくないので、わからなかったですけど。

ただの農民だったウェールズが、なんでこんなに強いの?というのは、ちょっとわかんなかったですけど、イーストウッドだからいいんだよ!って事で、納得しました。

それと最後の字幕が、ちょっと物足りないとの言われてる方もいました。興味ある方は、こちらを読んでみて下さい。

ブログ内関連記事
クリント・イーストウッド
「J・エドガー」
「カッコーの巣の上で」

「カムイの剣」

by eigasirouto | 2012-03-30 04:12 | 旧作(2012年鑑賞)

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