ドライヴ追記2
2012年 04月 18日
水曜 25:29 - 25:59、日テレでやってるんで、興味ある方は、ちょっとチェックしてみて下さい。
3話は、五エ門が登場かとネットでも、盛り上がってますよー。
それは、置いといて、「ドライヴ」完結編です。
「ドライヴ」
「ドライヴ追記」
以下の項目に分けて書いてます。
①どういう映画なのか
②ドライバーとヒロインについて、そして純愛
③監督について
④まとめ
今日は、③からです。
③監督について
ニコラス・ウィンディング・レフンという人が、今作の監督なんですが、なかなか名前が覚えられませんよ…。
映画.comによると
デンマーク・コペンハーゲン出身。父アナス・レフンは、ラース・フォン・トリアー監督作で助監督などを務める。8歳の時に家族で米ニューヨークに渡る。アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アートと母国の映画学校に通うが、いずれも退学。96年、監督・脚本作「プッシャー」でデビュー。2作目「Bleeder(原題)」(99)はベネチア国際映画祭、3作目で初の英語作品「Fear X(原題)」(03)はサンダンス映画祭で上映され話題になる。「プッシャー」の続編2本を発表し、「Bronson(原題)」(08)や「ヴァルハラ・ライジング」(09)でヨーロッパを代表する新鋭の映像作家として注目を集める。ライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」(11)でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞。ゴズリングとは「Only God Forgives(原題)」(12)でもタッグを組む。妻は初期3作に出演したリブ・コーフィックセン。とありますが、気になる部分だけ、赤くしました。
本当に、僕は最近、映画を観始めたので、詳しくないので、デンマーク映画はよくわからないですけど、ラース・フォン・トリアー監督の名前は知ってて、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は、結構、好きでした。
また、最近の「アンチクライスト」「メランコリア」など、一部で非常に評判がいいので、観たいなぁと思って、まだ鑑賞してない状況です。
「シネマ頭脳」で、ラース・フォン・トリアー監督達のドグマ95というデンマークにおける映画運動について、書かれてました。詳しく知りたくて、Wikiを調べたので、彼らの言う「純潔の誓い」を紹介したいと思います。
「純潔の誓い」「シネマ頭脳」では、ラース・フォン・トリアーとトマス・ヴィンターベアが酒の勢いで、この誓いを立てたと書かれてました。1・撮影はすべてロケーション撮影によること。スタジオのセット撮影を禁じる。
2・映像と関係のないところで作られた音(効果音など)をのせてはならない。
3・カメラは必ず手持ちによること。
4・映画はカラーであること。照明効果は禁止。
5・光学合成やフィルターを禁止する。
6・表面的なアクションは許されない(殺人、武器の使用などは起きてはならない)。
7・時間的、地理的な乖離は許されない(つまり今、ここで起こっていることしか描いてはいけない。回想シーンなどの禁止である)。
8・ジャンル映画を禁止する。
9・最終的なフォーマットは35mmフィルムであること。
10・監督の名前はスタッフロールなどにクレジットしてはいけない。
僕が立てた仮説
ニコラス・ウィンディング・レフン監督が、ラース・フォン・トリアー監督や、シグマ95の影響をもしかして受けてるんじゃないか?と推測していますが、どうでしょうか?
まず、ラース・フォン・トリアー監督の影響を受けてるかどうかは、正直、鑑賞してないので、わからないですけど、うっすらとした色んな情報から考察するに、過激な映画を撮ってると思ってますけど、そうだとすると結構、似てると思ってるんですが、どうでしょうか?
何より、普通に撮らない精神が、かなり影響を受けてる気がするのですが…。
そして、「純潔の誓い」に関して言えば、ちょっと意識して観て無かったですけど、何点か当てはまる様な気がします。
確か、撮影は、全てロケだと思うし、作られた効果音も無かった気がしますし、回想なども無かったと思います。(出来る事なら意識して、もう一度確認したいですが…。)
ただし、6の「表面的なアクションは許されない(殺人、武器の使用などは起きてはならない)。 」は、明らかに違いますが、部分的には、影響を受けてるとも考えています。
とにかく、以上の部分は、僕の仮説に過ぎませんので、読み流してもらえると幸いです。
とりあえず、もう少し彼らの色んな映画を鑑賞して、紐解いていきたいと思います。
まぁでも、とにかく変わった監督というのは、間違い無さそうです。
元々、この映画は、別の監督が撮る予定だったけど、その監督が降りちゃって、レフン監督に話が来て、ドライバーやアイリーンの台詞を全部カットしたり、アクションシーンで影だけ映したり、最後にカーアクションシーンを入れなかったりと変わった演出が目立ちます。
でも、だからこそ、この映画が、「他とは一線を画す何か」を持っているのでは無いでしょうか。
とにかく今後も、ニコラス・ウィンディング・レフン監督に注目です!
④まとめ
とにかく、僕にとっては、愛おしい作品になってます。
映画そのものの魅力、主演とヒロインがそもそも持ってる魅力、アクションの魅力、残酷描写の魅力、純愛の魅力、などなど何をどう切り取って書けばいいのか、本当に混乱しました。
なので、こんなに長くなったし、仮説とかまで持ち出したりしました。
僕自身もまだ、この映画の何が良かったのか、理解してないんだと思います。
金銭的にも時間的にも僕はもう一度、映画館に行くのは、厳しい状況ですので、DVDなど出ましたら、また詳しい魅力などを書いていければと思ってます。
後、付け加えるなら助演の役者さん達も(少ないんだけど)みんな素晴らしかった。
子役の男の子もいいし、旦那役のオスカー・アイザックのダメっぷりもいいし、整備工のおやっさん役のブライアン・クランストンも哀愁漂ってたし、アルバート・ブルックスもいいです。
でも、個人的に一番イイと思ったのは、「ヘルボーイ」で、大好きになったロン・パールマンの顔ですけどね。
ゴリラの中のゴリラですよ。
色々、書いて来ましたが、本当に好きな映画です!
by eigasirouto | 2012-04-18 01:41 | 追記、修正など