死霊のえじき   

ジョージ・A・ロメロのゾンビ3部作をやっと制覇出来ました。

死霊のえじき
a0250573_2233681.jpg

解説:「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」(68)、「ゾンビ」(78)に続く“リビング・デッド”三部作の最終作。地球全土がゾンビで完全に埋め尽くされた近未来、巨大な地下基地では生き延びた軍部と科学者の対立が続いている。絶望的な状況の中ついに人間関係は崩壊し、基地内に多量のゾンビが流れ込んで来た……。

ずっと地下での話で、延々と人間ドラマが続く印象だったけど、観終わってみると非常に面白かったです。

ずっと地下でこちらを抑えつけて、地上に出て最後に解放してくれるので、カタルシスが半端無いというか。

それで、今回は前2作に比べて、冒頭からもう人類オワタ感が強いです。
もう、ほとんどの街がゾンビに占領されてるし、(街にワニがいたのはよくわからないけど)生き残ってる主人公達も地下にいる状態です。

今までは、基本的に一般人(警察はいたけど)の話でしたが、今回は、軍人達、博士、研究者、ヘリの操縦士、無線技士とそれぞれ何かしらのプロが生き残ってます。

それぞれのプロなんだけど、人間的にこいつら大丈夫か?と言いたくなります。軍人達は非常に横暴だし、ローガン博士(リチャード・リバティー)は、ゾンビを飼い慣らそうといつも血のついた手で、ゾンビの体をいじりまくるマッド野郎だし、主人公サラ(ロリ・カーディル)の彼氏ミゲル(アントン・ディレオ)は、完全にノイローゼ気味だし、ヘリの操縦士ジョン(テリー・アレクサンダー)と無線技士ビル・マクダーモット(ジャーラス・コンロイ)は、非協力的だしで、これまで以上に生き残ってる奴らがヤバイ感じです。

でも僕は、マッドなローガン博士は大好きでしたね。ゾンビと共存しようとして、血まみれで非人道的な狂った実験を繰り返してる様は、楽しいなぁと思いながら観てまして。しかも、博士の研究の成果がラスト間際に発揮されるという。(このシーンは、非常に燃えました!バブが、かっこいいです!)確かに、無茶な実験なんだけど、人間側が争わなければ、もしかして博士の実験でゾンビと共存出来たのでは無いか?とも思えて。
実験って、後々には役立つだろうし、それのおかげで今日の我々の生活があるんだろうけど、それに伴う犠牲は付物なので、それって本当に正義なのか?とか、改めて、そういう側面もちょっと考えさせられたりしました。

後、今回はオゾン層の破壊についての警鐘みたいな台詞があったんですが、確かに僕らが小中学校の頃、オゾン層が広がってると結構、深刻にテレビやらが言ってた記憶があります。フロンガスの入ってるヘアスプレーがまずいとか、何とかその頃から言い始めた(もしくは僕が知り出しただけかも知れないけど)気がします。

後、これはどうでもいい話ですが、1985年の映画なんですが、ああ、ファッションが80年代っぽいとか思いながら観てまして、僕は70年代のファッションが好きだなぁとか思ったりもしてました。

あ、でもホラーやスプラッターが苦手な人もいるだろうから特にオススメはしませんが…。なかなか周りにゾンビ映画好きな人がいなかったんで、この年までゾンビ映画を観る機会が無かったですけど、観てみると面白いですね。
そんなこんなで、ロメロ・ゾンビ3部作、楽しかったです。また時々、鑑賞したいと思います。
[PR]

by eigasirouto | 2012-05-16 03:16 | 旧作(2012年鑑賞)

<< エドガー・ライト 裏切りのサーカス【2回目】 >>