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アドベンチャーランドへようこそ   

昨日、今日と「宇宙人ポール」関連を連発してますが、まだ続きますよ!今度は、「宇宙人ポール」のグレッグ・モットーラ監督作品を観ました!

アドベンチャーランドへようこそ
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解説:「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のグレッグ・モットーラ監督が、80年代を舞台に描くノスタルジック青春ストーリー。主演は「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ、共演にクリステン・スチュワート、ライアン・レイノルズ。1987年、夏。大学院進学を控えたジェイムズは、夏休みをヨーロッパで過ごすはずが、父親の減給であえなく頓挫。しかも学費の一部も自分で工面するハメに。こうして、地元のさびれた遊園地“アドベンチャーランド”で面白くもないバイトの日々にすっかり腐りかけていたジェイムズ。そんな中、そこで働くちょっと大人びた美少女エムと知り合い、まんざらでもない雰囲気になっていくのだが…。

グレッグ・モットーラ監督作品は、「宇宙人ポール」の他に、「スーパーバッド 童貞ウォーズ」を鑑賞しましたが、あれは高校卒業前に童貞を捨てようとする男子のコメディでしたが、今回は、同じ童貞物だけどコメディは抑えめで、地元のカレッジ卒業前(日本で言う短大みたいな所)なのに、童貞の男の恋愛話であり青春話です。アメリカ人なんて、かなり早い段階で童貞捨ててそうですけど、世界共通で童貞をこじらせてる奴はいるんですなぁ。

時代と場所は違えど、まるで「17歳の肖像」のサイドストーリーというか裏面の様な話でしたよ。

僕は、今35歳なんですけど、なんだか童貞の頃を思い出して、恥ずかしい事やら楽しかった事やら、今考えるとあの時、やれたんじゃねーか?とか、色々と心を揺さぶられてセンチメンタルな気持ちも少しだけもらいましたよ。

今にして考えると、どうでもいい事で、悩んだり、怒ったり、不安になったりしてたなぁとか、そういうのも思い出させてくれて、それは、脚本も兼任してるグレッグ・モットーラ監督が、じっくりと描いて行くので、僕らに、こういうのあったあったと思わせてくれるんだと思います。

童貞の頃は、女の人が本当によくわからないですからね。(別に今もよくわかりませんけど、それとは比較にならないくらいわかってないです)

中島らもさんの小説「頭の中がカユいんだ」という小説を前に読んだんですが、うる覚えですが、こんな風に書かれてました。〝男は、女は女神か売女しかいないと思ってる〟と。(間違ってたらごめんなさい)
これ、30か31歳の頃に読んだんですが、そうそうそう!とすごい納得したのを覚えています。
要するに、性欲なんてない女か、変態女しかいないと思ってるんですよ。情報がダダ洩れの現代の若者は、どう思ってるのかその辺よくわからないですけど。
だって、僕らが子供の頃に読んでた漫画に出て来る女の子って、貞操観念が強めな感じの子ばかりでしたよ。いや、そうじゃない漫画はただのエロい漫画で、この娘が変態なだけで、こんな奴は、少数派だと思ってました。
今から思えば、ただのアホですけど、当時は白黒どっちかしか無いと思ってますからね。

後、基本的に考え方が違うとかも理解出来て無いし、うっすら違うと思っても、的外れだったりして、非常に怒らせてしまったりもしましたよ。

そして、童貞を捨てて、女ってこういうもんなんだなぁと思った後も、別の女性と付き合うごとにそれが否定されるんですよ。
そして、やっとああ、一口に女性と言っても、結局は人それぞれだったんですね。と言う事にやっと辿り着くんですよ。アホですから。

一体、僕は何の話をしてるんですかね?

とにかく、今、まさに童貞で悩んでる若者も観て自分と比べても良いかも知れないし、僕の様なおじさん達も観て童貞時代を思い出すのも良いんじゃないですかね。

by eigasirouto | 2012-05-18 02:56 | 旧作(2012年鑑賞)

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