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スノーホワイト   

6/15(金)に、ユナイテッドシネマとしまえんで鑑賞した3本目!もう1週間も前になるのですね。色々、小忙しくて、更新がおろそかになってしまってます。

スノーホワイト
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公式サイト
解説:世界中で愛されているグリム童話「白雪姫」を大胆にアレンジした、白雪姫と女王が死闘を繰り広げるアドベンチャー。戦術とサバイバル術を身に付けた白雪姫ことスノーホワイトには『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートがふんし、『モンスター』のシャーリーズ・セロン、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが共演。メガホンを取るのはCMディレクター出身のルパート・サンダーズ。オリジナリティーを加えたストーリーはもちろん、白雪姫の斬新なイメージを演出するスタイリッシュな映像やファッションも要チェックだ。
あらすじ:とある王国の王と王妃の間に生まれ、肌の白さがまるで雪のような美しさを持つスノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、一家で仲むつまじく生活していた。ところが、スノーホワイトが幼いころに王妃が事故によってこの世を去ってしまう。大きなショックを受けた王だったが、ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)という美女に一目ぼれし、彼女を王妃として迎えることを決める。しかし結婚式の夜に、王はラヴェンナによって殺されてしまい……。

この一週間、色々ありましたから、ぶっちゃけこの映画の内容を忘れかけてますけど、ポカーンとしたのだけは忘れてません!

予告で、「アリス・イン・ワンダーランド」のスタッフが贈るって謳ってますけど、そもそも「アリス~」に、全然ノレ無かったのに、なぜ観たんだろうと後悔しております。でも、観る前は期待してる自分がいたんですよね…。

「白雪姫」が元になってて、1997年にマイケル・コーン監督版「スノーホワイト」ってのがあるみたいで、今回のは、そのリメイクなんでしょうか?今、サラッと調べたけどわかりませんでした。わかりませんけど、とりあえず、また新しい「白雪姫」って事みたいです。
他の男子の事はわかりませんけど、僕は「白雪姫」自体どうでもいいと思ってます。やっぱり「白雪姫」「シンデレラ」辺りは、女子の為にあるものだと思うんですよ。だからどうでもいい話を大人向けに、真面目に語られても、常にどうでも良さが付き纏ってしまいました。

まぁ観た理由は、たった一つ、
シャーリーズ・セロンが出てるから。
これだけです。

ブログ内関連人物
クリステン・スチュワート
シャーリーズ・セロン
クリス・ヘムズワース
ニック・フロスト

全部が全部嫌いとか、そういうテンションでも無く、好きとも嫌いとも思わない、無臭に近い作品だったと思います。

とは言っても、面白くなりそうだったんですよ。
シャーリーズ・セロンは、さすがの演技で、白雪姫の義理の母(女王)を怪演していたと思います。彼女が主役かと思えるくらい彼女のパートも結構あって、そこは楽しめるんですが、いかんせん彼女の出ないシーンが、興味が薄れてしまってました。最終的に、話がどうでも良すぎて、彼女が必死に演じてるシーンでさえ、どうでも良くなってましたけどね。

一方の、クリステン・スチュワートは、「アドベンチャーランドへようこそ」の時の方が、断然かわいかったですね。
王女の鏡に「この世で一番美しい」と言わせる説得力は、正直無かったと思います。シャーリーズ・セロンの方が、美しさではどうしても上に思えました。それは、個人の好みの問題もあるかも知れませんけど、でもなぁ…。

まぁそこはいいとしても、特に彼女が魅力的な描き方をされてないと思うんですよね。
というか、この映画、全般に言える事ですが、皆、キャラが弱いと思うんですよ。
せっかく、8人の小人(1人死んで7人の小人になる)に、
ビース - イアン・マクシェーン
ミューア - ボブ・ホスキンス
ゴート - レイ・ウィンストン
ニオン - ニック・フロスト
デューア - エディ・マーサン
コル - トビー・ジョーンズ
クワート - ジョニー・ハリス
ガス[7] - ブライアン・グリーソン
と癖のある俳優陣を揃えてるのに、全然、活かしきれて無いと思うんですけど…。見た目の楽しさだけで、こちらに汲み取らせようとしてるのかも知れませんが、何かしら彼らをもっと好きになれる要素なりエピソードが欲しかったですね。
序盤からの話がどうでもよかった分、彼らの登場にかなり期待し過ぎてたのかも知れません。

ただ、「マイティ・ソー」ことクリス・ヘムズワースが演じた猟師は好きでしたよ。なんというか、やさぐれてるけど腕っ節もある風な男が好きで、それを好演してたと思います。
一方の白雪ちゃんと幼馴染の男子は、優等生っぽくて、その対比も良かったと思います。
かなり例えが古いですけど、ちょうど、ド根性ガエルの梅さんと南先生が、ヨシコ先生を取り合ってる図に似てるというか。もちろん、梅さん達みたいに白雪への思いをお互いモロに出しませんし、猟師が、寿司の配達中にカップルをからかって、電柱にぶつかったりはしませんが。
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他に、好きだったのは、トロールとか妖精の造形は結構好きでしたね。
あの森の中の部分は、非常にワクワクしました。

そこの森に冒険に行った事で、白雪が本物の姫になったという通過儀礼なんでしょうね。

多分、物語の基本は守ってると思うし間違った事はやってない映画だと思うんですよ。ラスト間際、白雪が女王に虐げられた民を演説で奮い立たせるシーンとか、かなり好きなんですけど、それまでの過程が、ぼんやりしてるから、もったいないなぁと思いました。

ストーリーに間違いは無くても、特に面白くないので、やっぱりどうしても楽しめなかったですね。ごめんなさい。せめてキャラだけでも立ってればなぁと思います。

それとラストの戦いが思ったよりも、パッとしなかった点も、マイナスポイントかと思います。

と、今回はフワフワした感想になってしまいましたね。もう、一週間経ってますからねぇ。

後、一番これはどうしたものか…と思ったのが、毒りんごのシーンですね。突然、シャーリーズ・セロンが現れて、白雪に食べさせる演出なんですけど、どうかしてますよ。
ちょうど、この日、映画館に行く大江戸線内で、『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』という本で、ディズニーの最初の白雪姫の毒リンゴの描写の素晴らしさを説いてる部分を読んだ後だっただけに、非常にがっかりでした。
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この本では、継母がわざわざ老婆になってから毒リンゴを作るという順番がおぞましさと継母の怨念の強さを示す演出になってるし、毒リンゴを作ってる間に、小人たちがダンスをするミュージカルを入れて、継母のシーンに戻るとまだ毒リンゴを作ってる!と言う事で、本当に白雪姫憎し!を描けていると力説されてたので、今作がこの毒リンゴ問題をどう扱うか注目してたんですがね…。

ただ、これはあくまで「ド根性ガエル」を例に出す様な、無粋なおっさんの意見ですので、女性が観たらどう思うかわかりませんよ。映像なんか、それなりに楽しめるんじゃないでしょうか。興行成績で先週の1位だし、アメリカでもウケて、続編が決定したみたいですからね。後、個人的には、それでもやっぱりシャーリーズ・セロンは最高でした!

by eigasirouto | 2012-06-23 02:22 | 新作映画(2012)

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