アタック・ザ・ブロック   

2012/6/25(月)「ベルフラワー」鑑賞後に、シネクイントで鑑賞して来ました!

アタック・ザ・ブロック
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公式サイト
解説:イギリス・ロンドンの公共団地を襲撃したエイリアンと団地の不良少年たちがバトルを繰り広げるSFコメディー。『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のエドガー・ライトが製作総指揮を務め、コメディアン出身のジョー・コーニッシュが初メガホンを取る。本作をきっかけにテレビドラマでマイク・タイソンを演じることとなったジョン・ボイエガら注目の若手俳優が出演するほか、『宇宙人ポール』などの人気俳優ニック・フロストが共演。若者たちの会話やエイリアンの造型など、ツボを押さえた笑いやこだわりが見どころ。
あらすじ:南ロンドンの公共団地で、不良少年たちが看護師のサム(ジョディ・ウィッテカー)を恐喝していたところ、突如、いん石の落下とともにエイリアンが出現。リーダー格のモーゼズ(ジョン・ボイエガ)らは、エイリアンを殺してしまう。すると、さらに凶暴なエイリアンが次々と飛来。団地を襲撃するエイリアンに、モーゼズは反撃を決意する。

とても面白い作品でした。監督のジョー・コーニッシュも主演のジョン・ボイエガもこれまで知りません。ですがこのブログでは度々、登場するエドガー・ライトが制作総指揮、ニック・フロストも出演と言う、『ビッグ・トーク・プロダクション』の作品ですから観に行きましたよ!でもジョー・コーニッシュはスピルバーグ監督の「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」の脚本もされてたんですね。そもそも少年ギャングVSエイリアンなんて楽し過ぎる設定ですよね。同じ『ビッグ・トーク・プロダクション』の「宇宙人ポール」とセットで観ても面白いかも知れませんね。ちなみに元々この映画の着想は実際にジョー監督が少年ギャングにカツアゲされ驚いた経験からみたいです。
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実際イギリスはサッチャー政権以降、なんでもかんでも民営化した事から福祉がおざなりになってしまい少年達が荒れて昨年の8月に大暴動が起きました。この映画はその前にイギリスでは公開されてるので、表面化する前にイギリスの闇を描いていたという事でしょう。日本は大人しい国ですが増税や原発問題でいい加減若者が暴動を起こしてもおかしくない結構ギリギリの所に来てるかも知れませんよ。レバ刺しまで禁止しやがってと。この映画の冒頭では、主人公である少年達が看護師の女性を恐喝する所から始まります。その深刻な描写の最中にその現場にエイリアンが落ちて来ます。リアルな話をしっかりやってる最中にSF。この緩急にやられました。
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現実にこういう少年が歩いてると我々、一般人はちょっと怖いですよね。正直、関わらないで欲しいと思うんですけど、この映画はエイリアンの出現により、それと戦う少年達が描かれて行くんですが、段々と少年達がそんなに悪い奴等なんだろうか?と思い始めます。子供が荒れるのはやはり何かしら理由があるんじゃないのか?と思い始めますね。本当に腐ってしまった大人として、ハイハッツ(ジャメイン・ハンター)と言う本物のギャングが出て来ますが、ハイハッツこそが、少年達が大人になった時の姿だと思います。簡単に人を陥れたり、利己的な行動を取る。そんな大人に少年達もなってしまうのか?恐らくなっていたでしょう。エイリアンが現れなければ。
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ハイメッツ(ジャメイン・ハンター)

主人公でマイク・タイソン似のモーゼス(ジョン・ボヤーガ)は、OPで落ちて来たエイリアンを勢いにまかせて殺します。しかしそれが原因でエイリアンが攻めて来た事が後々判明します。ちゃんと因果応報になっていて、モーゼスはそれを学び、最終的にある行動に出ます。その行動は非常に感動的で、それまで抑えられてたある感情を最後の最後に見せてくれます。そもそもバカバカしい設定だし、とても褒められたもんじゃない主人公ですが、観終わった後は大好きになってました。ベタと言えばベタだとは思いますよ。でも、人物を丁寧に丁寧に描いてくれるので、感情移入しました!ゲラゲラ笑って最後に泣く。さすが『ビッグ・トーク・プロダクション』作品です。
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モーゼス(ジョン・ボヤーガ)

関連映画
「宇宙人ポール」

監督が意識したという
「激突」
「ターミネーター」

オマージュ的要素
「ピッチブラック」
「ツォツィ」
「要塞警察」
「ウォーリアーズ」
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by eigasirouto | 2012-06-29 02:48 | 新作映画(2012)

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