おおかみこどもの雨と雪   

8/1(水)の映画の日に、ユナイテッドシネマとしまえんで鑑賞して来ました。

おおかみこどもの雨と雪
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公式サイト
解説: 『時をかける少女』や『サマーウォーズ』など、新作を発表するごとに注目を集めてきた細田守監督が手掛けたアニメーション。ヒロインがおおかみおとこと恋をして結婚し、出産、子育てなどの日々を送る13年間を映し出す。細田監督と共に脚本を手掛けるのは、『時をかける少女』『サマーウォーズ』でもタッグを組んだ奥寺佐渡子。キャラクターデザインを『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行が担当する。おおかみこどもを育てる母と子の強いきずなに勇気をもらう。
あらすじ:19歳の大学生花は、あるときおおかみおとこと運命的な恋に落ち、やがて雪と雨という姉弟が誕生する。彼らは、人間とおおかみの両方の血を引くおおかみこどもとしてこの世に生まれたのだが、そのことは誰にも知られてはならなかった。人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが、ある日、一家を不幸が襲い……。

非常に素晴らしい作品だったと僕は思いますよ。
まず、あらゆる点で、すごく丁寧だなぁと思いました。背景や小道具の絵もそうですが、ストーリー展開や、キャラの心理描写など、細部に渡り丁寧だったと思います。
そして、キャラクターが皆かわいいなと思います。絵的にもそうですが、性格や人と動物の動きも含めてかわいらしいです。

「パプリカ」の追記記事で、細田守監督の事を少し書きましたけど、人物に影を入れないと書きましたが、そこを全く意識せずに観てしまい、今、非常に後悔しております。
でも、細田監督がおっしゃられてた普段人間が普通にやってる動きをアニメでやると快感に感じると言う描写がたくさんあり、それだけでも、楽しいなぁと思えましたね。+アニメだからこそ表現出来る、雨ちゃんと雪ちゃんがブルブルと震えて、オオカミに変身するシーンも観てて、楽しかったです。楽しいというか微笑ましいと言うか。

おそらく観客やこのブログを読んでる方の中に、おおかみ男及び、おおかみ子供はいないはずですから、こんなファンタジーな人達の話に共感出来るのかね?と思われるかも知れませんが、ただ、恋愛話、子育て話、子離れ話としてのリアリティがハンパ無いですよ。

母親の花と父親のおおかみ男との出会いから始まるんですけど、2人の恋愛がお互い待ち合わせして会ったりして、なんかキュンとなりました。で、びっくりしたんですけど、二人が抱き合う若干の性的描写がありまして。これ子供連れの親御さんは気まずいかもなーとか思いながら観てましたけど。まぁまぁそんなのもありつつ、非常に好感の持てる恋愛をして結婚し子供達を産む訳です。
そして、姉の雪と1つ違いの弟の雨が生まれるんですが、父親が死んでしまいます。そこから人間である母一人で2人の姉弟を育てる訳ですが、人間とおおかみのハーフですから、苦悩する訳です。でも、この赤ちゃん及び子供を育てるって、未知なる存在ですし、マニュアルこそあれ、皆さん初めての時は、苦心されたんじゃないでしょうか?僕は結婚もしてませんし、子供もいませんけど、色々な情報でそんな風に感じます。特にシングルマザーの方の苦労ったら無いでしょう。共感出来る部分あるんじゃないでしょうか?
また、雪も雨も少しづつ成長していって、段々と自意識が芽生えて性格もドンドン変わって行きますが、ここは僕も子供の時代がありましたから、すごく共感出来る部分があったりもしましたね。
おおかみとのハーフと言う、他者との違いを持ってる2人ですが、しかし、そういう特殊な人じゃ無くても、僕も少しみんなと違う部分があると自分がおかしいんじゃないか?とか、思ってすごく不安になってました。普通でいたい感覚というのが、子供の頃にはありました。その感覚を雪ちゃんが僕らに思い出させてくれます。そして、彼女の願いにグッと胸を締め付けられ、それが崩れる瞬間に僕は泣きました。
一方の雨君は、幼少時は非常に気弱な子で、この男の子の方が大人しくて甘えてると言うのも、なんかそうっぽいし、リアリティがあります。そんな彼が絵本を読んで、いつもオオカミは悪役という事を知り、泣いてしまう場面でも泣きました。

人間として生きるのか?オオカミとして生きるのか?母親の花は2人に決めさせようと決意し、田舎暮らしをするのですが、この田舎の描写もよかったです。田舎の良い所ばかりを描いてる訳じゃなく、最初は田舎暮らしの大変さ、畑仕事の大変さをちゃんと描いてますし、しかし、それでいて村の人達に仲良くしてもらい出す辺りからホッと出来て、よかった~と心底思えました。もう、そう思うって事はこの家族にかなり情が移ってたんでしょうね。そして、花に惚れたおじいさんのツンデレぶりもかわいかったですね。つーか、その年になっても女好きなんて、イーストウッドか!と思いますけど。まぁでも死ぬまで男は女が好きなんですかね。

後、思ったのはタイトルというか名前にもなってますけど、非常に天気の使い方が考えられてる気がしましたね。雨の時は基本的に嫌な事が起きますよね。最後はもっと深い事が起こりますが。逆に雪は3人で走り回ったりして楽しげでした。それと何度も晴天の雲を描いてました。その辺の意味合いも探ってみたいですね。

僕は、あんまりアニメの良し悪しは、わかりませんけど、とにかく面白かったし、素晴らしい映画だと思いました。
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by eigasirouto | 2012-08-03 01:36 | 新作映画(2012)

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