2012年 04月 16日 ( 5 )   

ドライヴ追記   

前の記事「ドライヴ」をまずは読んでいただけると幸いです。

以下の項目に分けて書いてます。
①どういう映画なのか
②ドライバーとヒロインについて、そして純愛
③監督について
④まとめ


前の記事では、①だけ書きましたので、今回は、②以降を書いていこうと思ってます。


②ドライバーとヒロインについて、そして純愛

まずは、ドライバー役のライアン・ゴズリングの事から書きます。

彼は、英ヒート(HEAT)誌の12年度「地球上で最もセクシーな男 (Sexiest Man on the Planet)」ランキングで、ベッカムに次いで2位になってる程、注目の俳優さんです。(ソース)

この映画を観終わって、彼の事を調べて知ったんですけど、僕が鑑賞した彼の映画は、「ブルーバレンタイン」だけでしたが、まさか同一人物とは思えない程の男前でした。
「ブルーバレンタイン」では、老け役をやるために、わざわざ髪の毛を抜いたとの事です。

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やっぱり役者ってすごいですよ。全然違いますよね?それに仕事の為に貴重な髪の毛を自ら抜くなんて…。

ちなみに、「ブルーバレンタイン」は、すごーくタメになり、なおかつ涙が止まらなくなり、恋愛に幻滅しそうになりながらも、ただ決して嫌な面だけではないと言う深い恋愛映画で、僕は相当好きなので、是非、観てみて下さい。

まぁとにかく地球上で2番目にセクシーな男が演じるドライバーは、名前もわからない寡黙な男で、しょちゅう爪楊枝をくわえてる男なんですよ。
この常に何かをくわえてるってのが、男性感、やっぱり渋い奴、孤独感、孤高感、それでいて幼児性を演出してると思います。幼児性は裏を返せば凶暴性にも通じると思うので、やはりこの演出は素晴らしいんじゃないでしょうか。

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男・岩鬼は確かにおしゃべりですけど、ザ・男だと思うし、孤高でもあり、体の大きい幼児ですからね。
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いい画像が見つからなかったですけど、次元大介も、しょっちゅう吸い終わったタバコを口にくわえてますよ。

ドライバーは、タバコを吸わないんで、爪楊枝をくわえてるんです。

寡黙な男なので、どこから来たのかなど過去の事は全くわかりません。こちらが色々と想像するしかありません。そこもまた映画を観終わって、僕らの想像力を刺激してくれるじゃないですか。

わかってる事は、昼は整備工&スタントマン、夜は犯罪も手伝う運び屋、とにかく運転に関しては天才的。これだけです。後は、ある事態に対して、どう振舞うか?それが、とても破滅的な行動に出ます。(本人は成功する事を前提としているのですが)

とにかく、こんなかっこいい男が主人公な訳です。


次に、ヒロインであるアイリーンを演じたキャリー・マリガンについて書きましょう。

僕は、彼女の事を知らなかったですけど、完全に惚れました

彼女も、ほとんどしゃべらないんですが、とにかく表情だけで伝える素晴らしい演技をしてると思います。
何よりも、笑顔が本当にかわいい。

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ちょっと映画のイメージの笑顔と違いますけど、もっと微笑む時の顔が、半端無いので、是非、劇場で確認して欲しい所です。エクボがかわいいんすよ。

もう彼女が画面に映るだけで、僕は多幸感いっぱいになってましたよ。

全然、覚えて無いですけど、彼女は「パブリック・エネミーズ」に出演してたんですね…。どうも記憶にないと思ったらチョイ役みたいですね。仕方ないですよね?

「パブリック・エネミーズ」の記事を読んだら全然書いてないので、ついでに軽く追記しておきます。

デリンジャーが、強盗なんだけど、人気があるのを端的に伝えてるなと思った部分がありまして。それは、デリンジャーにこういう台詞があります。
「好きなものは、野球、映画、高級服、速い車、ウィスキー…そして君。他に何か?」
こんな事をジョニデに言われたら落ちない女性はいないんじゃないですか?
女性だけじゃなく、男から見てもそれはかっこいいし、共感出来ると思うんです。大体、男の子が好きなもの一つか二つは共通項として入ってるでしょうし、僕は、野球と映画が非常に好きなので、妙な仲間意識を覚えましたよ。
「十二人の怒れる男」のめんどくさがり屋のセールスマン、「プライベート・ライアン」のミラー大尉と例え一言でも「野球が好き」という事を表明したら僕は、味方になりますよ。

野球がもはやサブカルになりつつある作今、野球好きの人と仲間意識が勝手に芽生えています。
と、キャリー・マリガンの紹介で一体、何の話をしてるんでしょうか。
しかし、どの映画も昔の映画(もしくは昔を描いた映画)なので、昔はアメリカでもベースボールがどれだけ大衆的で、人気があったのか伺えますよ。

後、犯罪者の話というより、その道のプロの話という感じでした。そして、純愛の話でもあるので、今作とそういう意味でも似てるかも知れませんね。


話を元に戻しましょう。

で、キャリー・マリガンは女性からも人気あるみたいで、主人公もヒロインも同性からも支持されてるという素晴らしいキャスティングじゃないでしょうか。

そんな2人が、ほとんど会話が無くても、心が通じ合って来てる様が、表情、手の動きだけでわかるので、ジーンとしましたよ。愛する時には言葉はいらぬですよ。ほんと。
でも、これ元々は、たくさん台詞あったけど、監督が勝手に全部削ったらしいですよ。(その辺については、③で書きますけど)これが、僕は大正解だと思ってます。
で、セックスシーンが無いのも、いいなと思いましたよ。おそらくそこまで行ってない2人の関係。
ドライバーって、もしかして童貞なんじゃねーの?と僕は疑ってますけどね。
なんか、本当に好感の持てる恋愛でした。
一方の純愛映画の「アーティスト」は、ちょっとストーカーの思えなくもなかったですけど、これは僕が歪んでるせいでしょうね。とにかく「アーティスト」の2人よりは、こちらの方を支持したいですね。

それで、この映画の文句で多いのは、そこが好きでいい雰囲気なのに、途中から残酷な映画になって行く事に文句言ってる人がいるんですよ。
「この映画に、スプラッターは必要ない」とかなんとか。

でも僕は、「何を寝ぼけた事を言ってるんだ?それは本気で言ってるのか?そういう方向に行くからこの映画が他とは一線を画してるんだろーが!!」と叫びたい気持ちでいっぱいですよ。気が小さいので、言えませんけどね。

でも、エレベーターでの一連のシーンは、本当に後々も映画史に残る名シーンになると僕は思ってますけど、それは、やはりあのバイオレンス性、狂気性があるからこそだと思うんですよ。
そして、決定的なあの瞬間の2人の表情。是非、映画館で確認して欲しいです。

僕が思うに、自分の予想や理想の範疇を越えると脅威を感じて否定してるんじゃないかと思うんですがね。

長くなったので、③以降は、また追記します。

2012/4/18「ドライブ追記2」書きました。
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by eigasirouto | 2012-04-16 15:12 | 追記、修正など

ドライヴ   

4/13(金)の3本目!実は最初からこちらの作品が大本命でした。

ドライヴ
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公式サイト
解説:スタントマンと逃がし屋の二つの顔を持つドライバーの姿をクールに描き、欧米の評論家の称賛を浴びたクライム・サスペンス。昼と夜では別の世界に生きる孤独な男が、ある女性への愛のために危険な抗争へと突き進んでいく。メガホンを取ったデンマーク人監督ニコラス・ウィンディング・レフンは、本作で第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。『ブルーバレンタイン』のライアン・ゴズリングと、『17歳の肖像』のキャリー・マリガンの演技派が出演。緊迫感あふれるバイオレンスとフィルム・ノワールのような雰囲気、ジェットコースターのような展開から目が離せない。
あらすじ:天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。ドライバーはアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。

「鑑賞後、映画から抜け出せず、主人公になりきり肩で風を切って映画館を出た。
好き嫌いは分かれるかも知れない。
スプラッターが苦手な人は、嫌かも知れない。
しかし、
たまらなくかっこいい。そして、ヒロインの笑顔がたまらなくかわいい。そして、せつない。
この映画、本当に展開が読めなかったんで、興味ある方は、このブログを読まずに、すぐ映画館に行って下さい!マジで面白いと思うんで。
好きか嫌いか別にしても、なんだか凄い映画ってのは、間違いなく伝わると思うんで、映画館で観ておいた方がいいですよ!
とにかく色んな映画やってますけど、予定を変更してでも行くべきです。金が無ければ消費者金融に走るべきです。とにかく、今、映画館で観て欲しいです!音響も大切なんで是非、映画館で。」


以上の文章は、映画を観終わって、大江戸線内で書いた文章です。

そして、3日経った今もこの映画から抜け出せて無いほど、愛おしい大好きな作品になってます。

これは、もうDVDが出たら買おうと思ってます。何度も何度も観てみたいんです。

この数日間で、色々レヴューとか読んだ感じだと賛否両論あるみたいです。
まぁそれもわからなくもないです。
なので、この映画は僕の偏愛が強いかもしれません。
ただ、誰がなんと言おうとこの映画が好きです。

それで今この映画をどう伝えればいいのか非常に悩んでます。
なぜ他の映画に比べて、こんなに興奮してるのかも、まだ掴み切れて無い状況です。
その上で、その理由を手繰って行こうと思います。

今回は、以下の項目に分けてみます。
①どういう映画なのか
②ドライバーとヒロインについて、そして純愛
③監督について
④まとめ


①どういう映画なのか

ストーリー自体は、その辺にある様な映画だと思います。
町山さんは、「シェーン」がこういう系統の原点だとおっしゃってて、他にもたくさん真似されてると言われてました。
どういう事かと言うと、好きになった人妻を守りたくて、恋敵である筈の旦那の為に一肌脱ぐ話です。

町山さんの解説に興味ある方は、ポッドキャストを。

主人公のドライバー(ライアン・ゴズリング)は、昼間は整備工&スタントマンをやり、夜は強盗を逃がす運転をするやり手のドライバーです。そして、後で気付いたんですけど、彼の名前は一切出て来ませんし、サイトなんかで調べても無いのです。つまり、〝名も無き主人公〟です。更に、無口でほとんどしゃべらない男で、何を考えてるのかわからないです。

わからないけど、言葉で説明せずとも表情や行動でわからせてくれるという正に、「アーティスト」の様な偉い演出です。(こっちにぶっ飛ばされて、アーティストの評価が厳しくなったのかも知れません。)ただ、それが全然、気取った演出になってなくて、ちゃんとキャラを引き立てる要素にもなってて、無口で出来る男でかっこいいと思えました。

「ドライヴ」というタイトルからは、カーアクションを連想されるかも知れませんが、後半は全然違う展開になって行きます。だから本当に、情報を入れずに、まず映画を観る事をオススメします。
※ちなみに、アメリカではアホな観客が「カーアクションシーンが無いから詐欺だ」と激怒して、訴訟を起こしてるとの事w

じゃあ、どんな映画なのか?とりあえず、似てる映画を考えますと、色んな方が指摘されてますが、まずは初期北野映画じゃないでしょうか。
言葉は少なめで内なる狂気を持った主人公、ほとんど会話が無く愛を伝える、非常に暴力的、何とも言えない悲しいラスト…など北野映画を連想してしまいます。

とするならば、韓国ノワール映画にも共通してます。今年、鑑賞した新作では、「哀しき獣」が一番近いです。

また、北野武監督が、俺と感性が似てるというマーティン・スコセッシ監督の暴力系の映画とも共通する部分がある気がします。
僕は、どうしても、主人公がドライバーだし、「タクシードライバー」を真っ先に連想しました。21世紀型トラヴィスとは、言えないかも知れないけど、内に秘める狂気や暴力性、純愛などは共通するのではないでしょうか。

それでいて舞台はロサンゼルスだけど、デンマーク出身の監督ですから非常にヨーロッパ的な映画っぽく、芸術的でオシャレな感じも残ってます。

あれだけ映画を観てる町山さんが、「ストーリーはベタだけど、全く新しい映画。 タランティーノ以来の映画に革命を起こした監督かも知れない」的な事を言われてます。他にもデヴィッド・リンチっぽいとかも言及されてました。(デヴィッド・リンチの作品は、もっと観たいけどGEOでなかなか見つけられて無い状況です。)

とにかく色んな要素が入ってるんだけど、なんか新しい。変な映画ではあるんだけど、僕はそのいびつさも含めてすごく好きですよ。

また、タイトルやエンディングの文字が、ピンクと言うのも、この映画にふさわしいのか~?と思いつつ、エンディングなんか黒にピンクの文字で、かっこいい!!と思いました。

色々、頭使い過ぎて、疲れたので、②以降は、また追記します!おやすみなさい!

2012/4/16に「ドライヴ追記」あります。→こちら
2012/4/18「ドライブ追記2」書きました。
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by eigasirouto | 2012-04-16 04:08 | 新作映画(2012)

キャリー・マリガン   

キャリー・マリガン
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フィルモグラフィ
赤文字は、鑑賞済です。またこのブログに感想のある作品は、クリックでそのページに行けます。また鑑賞してても、あまり記憶にないものは、未鑑賞扱いにしています。
出演作品
2005年プライドと偏見Pride & Prejudiceキティ・ベネット
2007年And When Did You Last See Your Father?レイチェル
2009年The Greatestローズ
2009年パブリック・エネミーズPublic Enemiesキャロル
2009年17歳の肖像An Educationジェニー
2009年マイ・ブラザーBrothersキャシー・ウィリス
2010年ウォール・ストリートWall Street: Money Never Sleepsウィニー・ゲッコー
2010年わたしを離さないでNever Let Me Goキャシー
2011年ドライヴDriveアイリーン
2011年SHAME -シェイム-Shameシシー

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by eigasirouto | 2012-04-16 02:22 | 映画人物

ライアン・ゴズリング   

ライアン・ゴズリング
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フィルモグラフィ
赤文字は、鑑賞済です。またこのブログに感想のある作品は、クリックでそのページに行けます。また鑑賞してても、あまり記憶にないものは、未鑑賞扱いにしています。
出演作品
ミッキー・マウス・クラブThe Mickey Mouse Club 本人 テレビシリーズ (1995年まで出演) 1993年
フランケンシュタインと僕Frankenstein and Me ケニー 1996年
タイタンズを忘れないRemember the Titans アラン・ボズレー 2000年
The Believer ダニー・バリント 2001年
The Slaughter Rule ロイ・チャトニー 2002年
完全犯罪クラブMurder by Numbers リチャード・ヘイウッド 2002年
16歳の合衆国The United States of Leland リーランド・P・フィッツジェラルド 2003年
きみに読む物語The Notebook ノア・カルフーン 2004年
ステイStay ヘンリー・リーサム 2005年
Half Nelson ダン・ダン2006年
ラースと、その彼女Lars and the Real Girl ラース・リンドストロム 2007年
幸せの行方...All Good Things デヴィッド・マークス 2010年
ブルーバレンタインBlue Valentine ディーン 2010年
ラブ・アゲインCrazy, Stupid, Love, ジェイコブ・パーマー 2011年
ドライヴDrive ドライバー 2011年
スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜The Ides Of March スティーブン・メイヤーズ 2011年

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by eigasirouto | 2012-04-16 02:04 | 映画人物

ニコラス・ウィンディング・レフン   

ニコラス・ウィンディング・レフン
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フィルモグラフィ
赤文字は、鑑賞済です。またこのブログに感想のある作品は、クリックでそのページに行けます。また鑑賞してても、あまり記憶にないものは、未鑑賞扱いにしています。
監督作品
1996年 プッシャー Pusher デンマーク
1999年 Bleeder デンマーク
2003年 Fear X デンマーク カナダ イギリス
2004年 Pusher II デンマーク
2005年 Pusher 3 デンマーク
2008年 Bronson イギリス
2009年 Valhalla Rising デンマーク フランス イギリス
2011年 ドライヴ アメリカ合衆国
2012年 Only God Forgives フランス デンマーク

脚本
1996年 プッシャー Pusher デンマーク
1999年 Bleeder デンマーク
2003年 Fear X デンマーク カナダ イギリス
2004年 Pusher II デンマーク
2005年 Pusher 3 デンマーク
2008年 Bronson イギリス
2009年 Valhalla Rising デンマーク フランス イギリス
2012年 Only God Forgives フランス デンマーク

制作
1999年 Bleeder デンマーク
2004年 Pusher II デンマーク

出演
1996年 プッシャー Pusher デンマーク

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by eigasirouto | 2012-04-16 01:51 | 映画人物