タグ:ギャング/ヤクザ ( 4 ) タグの人気記事   

アウトレイジ【2回目】   

10/16、DVDにて鑑賞。

アウトレイジ
a0250573_11572641.jpg

公式サイト
解説: ヤクザの世界で男たちが生き残りを賭け、裏切りや駆け引きなど壮絶な権力闘争を繰り広げる、「世界のキタノ」こと北野武監督が放つ本格バイオレンス・アクション。タイトルは極悪非道を意味し、登場人物すべてが悪人という異色のドラマが展開する。主演のビートたけし以外、三浦友和、椎名桔平、加瀬亮ら北野作品初登場の豪華キャストが集結。これまで繊細な役柄が多かった加瀬が、監督が絶賛するほどの迫真のキレ演技を見せているのにも注目。
あらすじ: 関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す。そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた。

本当は、「アウトレイジ ビヨンド」鑑賞前に復習して行こうと思ったのですが、なかなか貸出中が続いてたので、結局ビヨンド観てから再鑑賞しました。

もしかしたら、当時2回観た気もするのですが、どっちかちょっと忘れてしまいましたが、それくらいインパクトの多い映画だったのかも知れませんし、その後、色んな評論やらなんやらで、色々と記憶が強化されてったのかも知れませんね。

周りの意見とか色々聞くとやっぱりみんな椎名桔平が好きになる映画みたいですね。僕もそうなんですけど、すごくかっこいいんですよ。なので、ビヨンドには出てこないからそこで物足りなさを感じる人もいるのかなぁ?と思うくらいかっこいいです。

やっぱりビヨンドと比較して、わかりやすいエンターテイメントだなって思います。ドンドン殺される点では同じかも知れませんが、殺し方が色々工夫されてますし、展開もわかりやすいですしね。

近年、停滞していたたけし映画の完全復活作で、僕も僭越ながら2010年度の新作58本中11位(邦画では「十三人の刺客」に次いで2位です。)にさせていただきました。

それでも僕はビヨンド派です。数年後にきっとビヨンドは素晴らしいと語り草になると思うんですけどね。

でも、アウトレイジシリーズはまだまだ観たいぞ!このやろー!
[PR]

by eigasirouto | 2012-11-03 12:13 | 再鑑賞など

アウトレイジ ビヨンド   

10/12、新宿バルト9にて鑑賞。

アウトレイジ ビヨンド
a0250573_23222150.jpg

公式サイト
解説: 世界中から熱い注目を浴びる北野武監督が、巨大暴力団組織の内部抗争をバイオレンス描写たっぷりに描いた『アウトレイジ』の続編。前作で死んだはずの元山王会大友組組長・大友がまさかの復活を果たし、関東と関西の二大暴力団の抗争に組織壊滅を図る警察の思惑が絡み合い、その渦中に大友が巻き込まれていく。前作から続投するビートたけし、三浦友和、加瀬亮、小日向文世らをはじめ、新たに登場する西田敏行、高橋克典、新井浩文、塩見三省、中尾彬らの悪人ぶりが見もの。
あらすじ: 5年前、ヤクザ界での生き残りを懸け壮絶な権力闘争に明け暮れた暴力団「山王会」は関東の頂点を極め、政界にまで勢力を広げていた。彼らの壊滅を目指す刑事の片岡(小日向文世)は、関西最大の「花菱会」と対立させるべく策略を練る。そんな中、遺恨のある木村(中野英雄)に刺されて獄中で死んだはずの大友(ビートたけし)が生きていたという事実が持ち上がる。その後、出所した大友だったが……。

隣の席のカップルが田舎のヤンキー風の男とキャバ嬢だったけど、意外と礼儀正しかったぞコノヤロー!でも、時々、スマートフォンをいじるから液晶画面の光が気になるんだバカヤロー!

という、もう「アウトレイジ」鑑賞あるあるでは、ベッタベタなあるあるから入った訳ですが、前作越えしてるじゃねーかコノヤロー!!って感じですね。

いや、鑑賞後にお客さんの中で、前の方が面白かった。と言う声も聞こえて来たんですよ。謎のおばあちゃん二人組の。で、それを聞いた若い男2人も、この出来じゃあそう思うよね。と聞こえて来たんですよ。でも、僕はそれは違うと思いますね。それは単純に前作の方がエンターテイメントとして、わかりやすかっただけ。じゃないでしょうか?今作には、本当にたけしさんのメッセージが、生の本音が入ってるんじゃないか?と思い、そこが非常に興味深かったです。

とりあえず、その件はひとまず置かせて下さい。

前作を観て無い人には、なんのこっちゃわからないし、今作のネタバレになるかも知れませんが、今回は前回と正反対の立場の人達が勝つ展開になりましたね。
要するに、どういう人達が死んで行くのか?って事ですが、前作で生き残った汚く計算高いインテリやくさの連中を愚直で昔気質の大友(ビートたけし)が、復讐して行くと言う事です。
ある意味、勧善懲悪になっているし、前作の後味の悪い終わり方も、それはそれで僕は好きなんですが、やっぱり今作のカタルシスはたまらないですよ。ムカつく奴らが殺される訳だから。だから1,2をセットで鑑賞するとより、今回のラスト方面はスカッとしますよね。

そして、特筆すべきは、回想などで、前作のシーンを使ったり一切しなかった潔さ。これはたけしさんのこだわりだと思うのですが、回想無しで、あんな複雑な人間関係を伝えきるというのは、さすがだなぁと思います。

それと前作に引き続き、人選が面白いですね。関西の花菱会の会長に神山繁さん、若頭に西田敏行さん、その下に塩見三省さん…と素晴らしいです。特に塩見三省さんの顔はリアルに怖いですからね。本当にヤクザだと信じて疑いませんでした。西田敏行さんなんか、猪八戒とか釣りキチのあの人の役が多くて、ドジないい人の役が多いと思うのですが、やっぱり本当は怖い人なんじゃないかしら?と思わせる迫力でしたね。
一方、こちらも今回から参戦の韓国フィクサーと言うのもいるのですが、そのボスを金田時男と言う誰も知らない、たけしさんの知り合いをチョイスしています。それが逆にリアルと言うか。でも、その脇にしっかりと名優の白竜さんを置いてましたね。
それと好きだったのは、ヤクザ憧れ的な位置にいる、桐谷健太さんと新井浩文も切なくてかっこ良かったです。色んな日本映画で素晴らしい演技と存在感を魅せる2人が、大御所俳優さん達に負けず劣らずの素晴らしい存在感を出してました。
それと高橋克典さんも全く台詞が無いけど、かっこよかったです!確か、急遽本人からたけしさんに出演したいと依頼があって、たけしさんも無理矢理入れたと言ってたんで、エキストラ的な役なのに強過ぎ!とは、思いましたが。
他にも、山王会に実はこんな人達がいました軍団の中尾彬さん、名高達男さん、光石研さんのズッコケ3人組(ウソ)、刑事の松重豊さんと邦画界の貴重な人材を存分にたけしさん流に使ってましたね。
と、新メンバーだけでも、どれだけ名のある人達を使ってるんだ!と思いますが、そこに前作に引き続き、三浦友和さん、小日向文世さん、加瀬亮さん、中野英雄さんが登場します。前作にも出てる人は、この世界に置いて、親近感湧きますね。

これらの出演者がそれぞれ素晴らしい演技と存在感でひしめき合う中、やっぱりたけしさんが、その中でひときわ輝きますね。もうなんなんでしょうか?あの存在感は…。

演者は本当に皆、素晴らしいんですが、やっぱり僕はちょっと加瀬亮さんが叫ぶ時の迫力の無さが若干気になりました。特に前半は加瀬亮さんがいきがってるシーンが多いので。まぁでもそれが良いと言ってる人も多くいるので、僕の個人的な感想です。

それで、先に述べた前作の方が、エンターテイメントとして、わかりやすかったと言う部分ですが、前作の見所はありとあらゆる楽しい殺し方。にあったと思うのですが、今作は変わった殺し方は一つだけ(野球の)で、もう一つ拷問シーンでうわーってのはありましたけど、後は、基本、銃殺でしたね。でも、逆に前作は殺しのインフレが起こってたと思うのですが、今作は、野球の殺すシーンが一際際立ってて、怖いなぁと思いましたね。

でも、今作は、そういう殺し方大喜利的な部分に重きを置いて無くて、騙し騙されの頭脳戦こそが見せ所なので、前作みたいなのを期待するとちょっと違うと思う人もいるのかな~?とか思ったりしました。僕なんかはそこが非常に楽しかったですし。

そして、最初に言ったたけしさんのメッセージが詰まってるんじゃないか?と言う部分の話なんですが、初期たけし映画のたけしさんって、いつも人生の無常感に囚われて死のう死のうと生き急いでいたと思うんですよ。そして、前作の捕まってでも生き延びようとするたけしさんと言う、いままでと違うたけしさんを見せた訳ですが、今作もそこは引き続き、小日向さんに煙草をもらって、「いらねーよ」「先輩、まだ生き延びようとしてるんですか?」「うるせーよ、バカヤロー」(←ここでちょっと笑いながら言ってるのが、素晴らしい)と言うやりとりで、年を取って逆に長生きしたくなった。というメッセージなのか、自分への皮肉なのかわかりませんが、これ本音っぽいなぁとか思ったり。

また、何度も「もうヤクザやめたい」という台詞を言ったり、権力やあてがわれた女に興味を示さなかったりとこれもまんま本音なんじゃないかと思う訳です。「もうヤクザやりたくない」→「でも求められるからとりあえず、この仕事だけしてる」が、そのまま「もうヤクザ映画撮りたくない」→「でも求められる(略)」と言う気もしますし、おそらく芸能界でも最強に近い権力を持っているたけしさんのそこに全く魅力を感じて無い感も出てると僕は思ったんですけどね。

更に、前作はどうせ器用で要領のいい奴が勝つんだよ。という結論に対する今作のアンチテーゼは、数多くの職業監督に対し、芸人出身で映画界では異端児であるたけしさんなりの逆襲では無いでしょうか。

考え過ぎですかね?
[PR]

by eigasirouto | 2012-10-20 00:43 | 新作映画(2012)

カジノ   

またまたスコセッシ監督作品を観ました。

カジノ
a0250573_1593359.jpg

解説:賭博の才を買われてヴェガスのカジノの経営をまかされる事になるサム・ロススティーン。カジノは売り上げを伸ばし、バックについている組織への上納金も増えていく。美しい女ハスラー、ジンジャーを見初めたサムは彼女と結婚し、生活は順風満帆のように見えた。しかしサムの長年の盟友ニッキーがヴェガスに乗り込んで来た事から事態は急変する。暴力的で破壊衝動の強いニッキーは次々とトラブルを引き起こし、それはカジノの経営にも少なからず影響を及ぼしはじめていた……。

ブログ内関連記事
マーティン・スコセッシ
ロバート・デ・ニーロ
ジョー・ペシ
シャロン・ストーン
「ヒューゴの不思議な発明」

このブログが、スコセッシ監督作品だらけになってますが、要するにそれくらい好きになってると言う事です。

今作は、178分と鑑賞するのに、割と気合いが必要ですが、かなり面白かったですよ。

「グッドフェローズ」に結構、似てるなと思ったら原作者が同じニコラス・ピレッジという人でした。また、嫁が浮気っぽくて、信用出来ない主人公なんかは、「レイジング・ブル」の様でもあり、
スコセッシ監督らしいなぁと思って、鑑賞しました。ちなみに3作品共、ロバート・デ・ニーロ及びジョー・ペシは出演してます。立場は色々違うんで、見比べると面白いです。役者の凄さもわかりますよ。今、挙げた2作品は、スコセッシの監督の記事とかからも飛べる様になってますんで、よかったら読んで下さい。

スコセッシ作品は「レイジング・ブル」で、僕は〝何かに取りつかれて突き進む男〟が、主人公の場合が多いと思うと書きましたが、もう少し付け加えるなら
〝何かが欠けてて、社会に融合出来ない主人公〟
〝主人公及び登場人物のナレーションが入る〟
〝冒頭で物語の途中を見せる〟
〝大人向けであり、どちらかと言えば男向け〟
〝暴力映画が多い〟
なんかも定義出来るんじゃないでしょうか。だからこそ最新作「ヒューゴの不思議な発明」は、フィルモグラフィの中では、やっぱり異色作な方ですよね。(あくまで「ヒューゴ~」しか観て無い人に向けて、書いてるんですけども)

ジョー・ペシが演じたニッキーは、「グッドフェローズ」のトミーの役とほとんど変わらなくて、生まれ変わりかよと思ったんですけど、小さくて声が高いににも関わらず(だからこそなのか)キレ演技がマジで怖いし、嫌な感じなんですよ。とにかく小さいからこそのコンプレックスが前面に出てて、何をするかわからないから皆が怯えてるというのが、ちゃんと伝わります。
エースことデ・ニーロに対して、「困った時だけ俺を頼るのか?」とか、ヤクザに言われたら、ヤクザじゃなくても、ちょっと悪い友達に相談して、解決してもらった事があるとして、それでプライベートに鑑賞して来たから、拒絶するとこんな事言い出されたらと本当に嫌と言うか、もう抜け出せないじゃないですか。怖いですよ。
そういう怖さや嫌さを演じるのが、本当に上手いですよ。

それに対して、デ・ニーロは今回は、エースという役で、石橋を叩いて渡るタイプの天才ギャンブラーで、決してマフィア的な人間では無いんですけど、天才故に、マフィアにカジノのオーナーみたいな仕事を任されてやってます。この作品の中で、この人はまともな人なんですけど、周りが狂ってるから破滅に向かってくみたいな感じですよ。完璧にやってるはずなんですけどね。

ニッキーと一緒に、エースの人生を無茶苦茶にするのが、嫁のジンジャーで、シャロン・ストーンが演じてるんですけど、当時の彼女がメッチャ美人なんですよ。ただ完全な悪女で、映画史に残る悪女と言ってもいいんじゃないですかね。お金だけが目当てで結婚して、人妻にも関わらず男を誘惑し、前の男に旦那の金を貢ぎ、旦那に逆ギレし、娘が寝てる隙に腕をロープで縛り、アル中でヤク中…でも、スゲーイイ女と言う性質の悪過ぎる女ですよ。エースだけじゃなく色んな男は惑わされますよ~。でもマジでこんな女性いますよね。あいつやあいつを思い出しましたよ。

昨日、紹介した「シネマ頭脳」という本に、映画的に素晴らしい演技とは、登場人物が、自分自身と重ね合わされたり、友達や恋人に見えて来たりする事だと書いてましたんで、すごく当てはまります。なので、演技、演出が素晴らしい作品なのは、間違いないですよね。

確かに、長いんで鑑賞するのに、気合いは必要ですが、鑑賞後に少し大人になれるんじゃないでしょうか。
[PR]

by eigasirouto | 2012-04-04 03:06 | 旧作(2012年鑑賞)

グッドフェローズ   

今日、新作を鑑賞したけど、その前に素晴らしい旧作を2本観たので、先にUPしておきます。
1本目!


グッドフェローズ
a0250573_111733.jpg

解説: 実在の人物をモデルに、少年の頃からギャングに憧れ、その仲間入りを果たした一人の男の波瀾に満ちた半生を、主人公のモノローグを織り込みながら描いた犯罪ドラマ。

マーティン・スコセッシ監督作です!またまたロバート・デ・ニーロとのコンビです!

その前に、かなりのシネフィルであるスコセッシ監督が、映画監督志望の若者向けに、外国映画39本を推薦したそうですね。推薦は、以下の通り
赤文字は、鑑賞済です。
「メトロポリス」(フリッツ・ラング)
「ドクトル・マブゼ」(フリッツ・ラング)
「吸血鬼ノスフェラトゥ」(F・M・ムルナウ)
「ナポレオン」(アベル・ガンス)
「大いなる幻影」(ジャン・ルノワール)
「ゲームの規則」(ジャン・ルノワール)
「天井棧敷の人々」(マルセル・カルネ)
「無防備都市」(ロベルト・ロッセリーニ)
「戦火のかなた」(ロベルト・ロッセリーニ)
「揺れる大地」(ルキノ・ビスコンティ)
「自転車泥棒」(ビットリオ・デ・シーカ)
「ウンベルトD」(ビットリオ・デ・シーカ)
「美女と野獣」(ジャン・コクトー)
「東京物語」(小津安二郎)
「生きる」(黒澤明)
「七人の侍」(黒澤明)

「雨月物語」(溝口健二)
「山椒大夫」(溝口健二)
「天国と地獄」(黒澤明)
「絞死刑」(大島渚)
「いつもの見知らぬ男たち」 (マリオ・モニチェリ)
「若者のすべて」(ルキノ・ビスコンティ)
「大人は判ってくれない」(フランソワ・トリュフォー)
「ピアニストを撃て」(フランソワ・トリュフォー)
「勝手にしやがれ」(ジャン=リュック・ゴダール)
「はなればなれに」(ジャン=リュック・ゴダール)
「ウィークエンド」(ジャン=リュック・ゴダール)
「追い越し野郎」(ディノ・リージ)
「情事」(ミケランジェロ・アントニオーニ)
「欲望」(ミケランジェロ・アントニオーニ)
「革命前夜」(ベルナルド・ベルトルッチ)
「肉屋」(クロード・シャブロル)
「四季を売る男」(ライナー・ベルナー・ファスビンダー)
「不安は魂を食いつくす」(ライナー・ベルナー・ファスビンダー)
「マリア・ブラウンの結婚」(ライナー・ベルナー・ファスビンダー)
「さすらい」(ビム・ベンダース)
「アメリカの友人」(ビム・ベンダース)
「カスパー・ハウザーの謎」(ベルナー・ヘルツォーク)
「アギーレ・神の怒り」(ベルナー・ヘルツォーク)

「大人は判ってくれない」って、観た事ある様な気が…。黒澤映画に一時期ハマってて、実は結構、鑑賞してて、小津安二郎監督の「東京物語」も、メッチャ好きなので、すごく嬉しいですよ。
未鑑賞の作品ばかりですよ。少しずつでも、鑑賞して行きたいですね。(別に、映画監督を目指してませんけど)

それと「ヒューゴの不思議な発明」で、言及し損ねた、ちょっとした追記をこの場を借りて、書かせて下さい。スコセッシ監督が、ものすごいレベルのシネフィルだと言う事は、「ヒューゴ~」の時に書きましたが、インタビューでこんな風に答えてます。その記事
「わたしは3歳のときに喘息(ぜんそく)になって、それ以来、すべてから隔離されるようになった。スポーツはおろか、走ることも笑うことすら許されなかった。だから、駅で孤独に暮らす少年にたちまち共感したよ」
更に、他の記事で補足すると、喘息で何も出来ない頃に、家が労働者階級で、本を読む習慣が無かったので、父に映画によく連れて行ってもらってたそうです。それが、スコセッシがシネフィルになるきっかけであり、父との絆を深めた理由との事。
僕は、それらの記事を読んでて「ヒューゴ~」を鑑賞したんで、やっぱり映画、映画史に対する場面、父との映画の思い出のシーンで、涙が出てしまいました。
まだ未鑑賞の人は、早く映画館に行って絶対に、3Dで鑑賞して下さいね!3Dでこそ意味がある映画なので!!


ちなみに、元々、原作の「ユゴーの不思議な発明」に、興味を示したのは、ジョニー・デップで、制作に名を連ねてますが、ジョニデも巨匠の中の巨匠、スコセッシが監督として名乗りを挙げた時は、度肝を抜かれたと言う事も、この記事には書かれてますね。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

さて、今作の話に戻しますけど、当たり前ですけど、この作品は傑作ですね!

かっこいいですよ。かっこいいっですけど、かっこ悪くもありますよ。
正しいギャング映画の在り方では、無いでしょうか。
しかも、実話を元に作られてるというから驚きです。世の中、そうそう甘くないって事ですよね。

この映画の凄みを一言で表すなら、登場人物達のハンパ無い実在感じゃないでしょうか。

とにかく、どの人物も〝ああ、こいつ友達の○○に似てる〟と思えるんですよ。
実話だから当たり前と思われるかも知れませんが、それは、違いますよ。果たして「おかえり、はやぶさ」に、それを感じれたでしょうか?僕は、言わずもがなですよ。
僕の地元は、ちょっとしたゲットーで、不良だらけだったんですけど、ここに登場するような人々で溢れてましたよ。懐かしくもあり、悪い奴の嫌な感じがすごく描かれてると思いましたね。
仲良くやってるんだけど、急にキレたりケンカになったり、普段は温厚に楽しくやってるけど、その膜は非常に薄くて、いつ何がどうなるかわからない緊張感のある関係もよく描かれてるなぁと。共感と共に、やだな~というのと緊張感を維持しながら映画が展開して行きます。
俳優陣もすごいし、スコセッシ監督の演出も素晴らしいんだと思います。

絶対、観ておいた方がいい一本だと思います。

ブログ内関連記事
マーティン・スコセッシ
「ヒューゴの不思議な発明」
「レイジング・ブル」
[PR]

by eigasirouto | 2012-03-30 02:21 | 旧作(2012年鑑賞)