タグ:クライム ( 12 ) タグの人気記事   

黄金を抱いて翔べ   

11/3、渋谷シネパレスにて鑑賞。

黄金を抱いて翔べ
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解説: 日本推理サスペンス大賞に輝く高村薫のデビュー小説を、『パッチギ!』シリーズなどの井筒和幸が実写化したクライム・ムービー。万全の警護システムが敷かれた銀行地下金庫からの金塊強奪に挑む男たちと計画の思わぬ行方を、息詰まるタッチで活写する。『悪人』の妻夫木聡、『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』の浅野忠信、『BECK』の桐谷健太、『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行、東方神起のチャンミンなど、豪華な顔ぶれが結集。裏切りや疑心が交錯する物語に加え、計画の推移を綿密に追ったディテールにこだわった描写も必見。
あらすじ: 裏社会の住人相手の調達屋として生きる幸田(妻夫木聡)は、大学の同級生だった北川(浅野忠信)からある計画を持ち掛けられる。それは大阪市の銀行が誇る、コンピュータを駆使した完璧な防犯システムが施された金庫から240億円相当の金塊を強奪するというものだった。システムエンジニアの野田(桐谷健太)、北川の弟・春樹(溝端淳平)、爆破のプロでスパイでもあるモモ(チャンミン)、元エレベーター技師のジイちゃん(西田敏行)というメンバーで金庫に挑む幸田たちだったが、彼らの意外な過去や裏切りが浮上し……。

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by eigasirouto | 2012-12-15 19:23 | 新作映画(2012)

ザ・タウン   

10/16、DVD鑑賞にて。

ザ・タウン
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解説: 俳優として活躍する一方、前監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』が高い評価を受けたベン・アフレックの監督第2作。強盗団のリーダーと人質女性の愛を軸に、犯罪都市に生きる者たちの生きざまが描かれる。監督のベン・アフレックが主演を務めるほか、『それでも恋するバルセロナ』のレベッカ・ホール、「MAD MEN マッドメン」のジョン・ハム、「ゴシップ・ガール」のブレイク・ライヴリーら、豪華実力派キャストが出演。スリリングで骨太な運命のドラマが味わえる。
あらすじ: 綿密な計画を立て、ある銀行を襲撃したプロの銀行強盗一味のリーダー、ダグ(ベン・アフレック)は、思わぬ事態から支店長のクレア(レベッカ・ホール)を人質に。その後クレアは無事解放されるが、強盗たちの影におびえる日々を過ごす。そんな中、彼女は魅力的な男性に出会うが、その男性こそが自分を人質にしたダグだった。

話題の新作「アルゴ」のベン・アフレック監督(元々、役者で今作でも主演してます)の前作にあたるので、予習しておきたかったのとそもそも評判が良かったので鑑賞しましたが、かっこよくて面白かったですね!

まず、いきなり銀行強盗から始まるんですが、そこがまず物凄くかっこよくて強盗チームの手際がいいんですよ。支店長が若い(30代くらいの)女性(レベッカ・ホール)で、そこはちょっと現実的じゃなかったですが(日本だとまず無さそうですね。アメリカだとありますかね?)まぁでもそこで彼女が支店長である事が、この物語では非常に重要になってくるんですけどね。

とりあえず、ガツンとアクション(映画の中でも特に面白そうなシーン)でつかんで、そこから話を進めて行く映画が、王道なのかも知れないけど、僕は好きですね。

そこから、その強盗チームの関係性とか見せて行くのですが、それもなかなか良かったですね。このタウンでロクデナシの子供として生まれたからには、そう生きるしかないんですよ。代々強盗を受け継いで行くんです。なので、彼らは生まれた時から犯罪者として生きる悲しい宿命なんですよ。ダグ(ベン・アフレック)の親友のジェム(ジェレミー・レナー)が僕は好きでしたね。小さいけどかなり粗暴なんですよ。「グッドフェローズ」のトミー(ジョー・ペシ)っぽくて怖かったですね。他にもデブの車泥棒のプロと電気設備のプロの4人のチームです。それを影で仕切ってるのが人の良さそうな老人の花屋でして。この花屋と言うのが、あるシーンでよく活かされてますよね。でも、この人の良さそうな老人が最低野郎だったってのが、また衝撃でしたね。それとジェムの妹クリスタ(ブレイク・ライヴリー)もかわいそうな超ダメ女でよかったです。悪女だけど、嫉妬心があったりとちょっと憎めないです。

そして、FBI側の視点からも描かれるのですが、それもなかなか良かったんじゃないでしょうか?こういう犯罪者側が主人公の映画の警察って、すごく間抜けに描かれると思うのですが、そういうありえない間抜けな感じはしなかったですね。

早く「アルゴ」が観たくなりました!
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by eigasirouto | 2012-11-04 11:45 | 旧作(2012年鑑賞)

夢売るふたり   

9/21、ユナイテッドシネマとしまえんで鑑賞して来ました。

夢売るふたり
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公式サイト
解説: 『ディア・ドクター』などで高評価を得た西川美和監督がメガホンを取り、松たか子と阿部サダヲが結婚詐欺に手を染める夫婦を演じる異色のラブ・ストーリー。小料理屋を営む夫婦が火事で全てを失ったことから始めた結婚詐欺を通して、複雑で深遠な男と女の関係を描き出す。主演の二人に加えて、結婚詐欺に引っ掛かる女たちを演じる田中麗奈や鈴木砂羽、木村多江のほか、以前西川作品に出演した香川照之や笑福亭鶴瓶などが共演。うそをテーマに人間の業をえぐり出す西川監督らしいストーリーと、豪華キャストによる演技に期待が持てる。
あらすじ: 東京の片隅で小料理屋を営む貫也(阿部サダヲ)と妻の里子(松たか子)。店は小さいながらも順風満帆だったが、火事で全てを失ってしまう。ある日、貫也が常連客と一夜を共にし、すぐに里子の知るところとなるが、里子は結婚詐欺で金をだまし取ることを考案する。結婚願望の強いOLなど寂しい女たちの心の隙につけ込んで、店を再開するための資金を稼ぐ二人。しかし、夫婦の関係に影が差し始め……。

何と言えばいいのかわかりませんが、観てる間ずっと息苦しかったです。
つまらない作品では、全然無くて、それなりに楽しかったし、見所もありましたけど、なんか本当に観てて、いたたまれない気持ちになったと言うか、何度も主人公である貫也(阿部サダヲ)に、もうやめとけよ。後々、絶対にめんどくさい事になるよ…と思いましたね。

西川美和監督作品は、「ゆれる」しかまだ観て無いんですが、「ゆれる」は好きな作品でした。結構、前に観たので、内容はうる覚えですけど…。

里子を演じる松たか子の演技は、本当に素晴らしいと思いました。オナニー、半ケツ、放尿、パンツの履き替え…など、攻撃的演技もさる事ながら、表情一発の説得力など、やっぱり力のある人なんだろーなぁと素人ながらに思いました。10数年前、やたらと持ち上げられてた頃は、あんまり好きじゃ無かったんですが、最近は、女優として、確かな演技を見せてくれるので、どんどん好きになっていってる女優さんですね。
映画序盤は、旦那想いの素敵な奥様だったんですけどねー。

鈴木砂羽演じる睦島玲子とひょんな事から浮気をした貫也が、彼女から100万を受け取って、そこから里子が、旦那のこの情けなさは金になる!と閃いて、旦那に結婚詐欺を働かせると言う話です。

まずは、鈴木砂羽さんが、とても色気のある女性でしたね。とりあえず、彼女とは風呂でセックスするんですけど、普通に考えて、長方形の風呂でヤルなら縦に向かい合うと思うんですけど、なぜか横向きにやってて、非常に窮屈そうな印象でしたね。なんとなく、こんな色気のある人とやったら病みつきになるぞ!と心配しましたが、そういう展開にはなりませんでした!貫也の神経を疑いますね。恐らく、彼のタイプでは無いのでしょう。

その後、結婚詐欺を働くために、店の客に次々と手を出して行く貫也。その中に、田中麗奈もいて、んなアホな!と強く思いましたし、またこれも病みつきになってしまうぞ…。と心の中で貫也に警鐘を鳴らしたんですが、そうはならない異常者・貫也でした。男の友情より女をとるのも、ちょっと信用なりませんが、女よりも金をとるのは、もっと信用なりませんね。恐ろしい!何より残念なのは、田中麗奈とも当然、濡れ場が用意されてると思って、僕の期待は膨らんでいたのですが、全然、そういう描写は無くて残念でした。

その後、色々と手を出した揚句、重量挙げの皆川ひとみ(江原由夏)にも手を出します。すごく純粋で、重量挙げの選手でゴツくて、なかなか男から女として見てもらえない。そんな自分をわかってて、普通の人生を歩む為に、重量挙げを辞めようかとすら思ってる彼女。彼女のシーンが本当にいたたまれなくて…。おいおい…彼女に手を出すなよ?こんな純粋な女性から金を騙し取るのは、極悪非道だぞ?と思ってましたが、里子から「かわいそうだから、やめようか?」との提案。それにホッとしたのも束の間、かわいそうなのは貫也の方!と言う理由に、心底ふざけんな!と。で、もうそれでイイから、とっとと彼女を解放してやれよ。と思ったら、貫也の方が、「かわいそうなのは里子、お前だ!」的な、偽善的な事を言って、彼女に手を出します。当然、それまで男に縁が無かった彼女は、貫也にハマってしまって…。ああ、バカバカバカバカ!と思いながら観てました。一連の彼女の登場シーンは、居心地悪いと言うか、観てて辛かったですね。逆に言えば、それだけ心が揺さぶられるのですから、素晴らしいシーンなんだと思います。

ほぼ同時進行で手を出す、デリヘル嬢の太田紀代(安藤玉恵)のシーンも心に残りましたね。彼女は、「松ヶ根乱射事件」でも、ちょっと頭のおかしいアバズレ役をやってましたが、アバズレ役が多いですね。映画冒頭では、おっぱい丸出しで、騎乗位シーンをやってのけてました。さすがです。彼女の「私は自分で生きてる!」的な発言は、この映画において、非常に重要なキーワードでした!

「松ヶ根乱射事件」と言えば、山下敦弘監督がカメオ出演されてましたね。また、「松ヶ根乱射事件」で銀行員役、「マイ・バック・ページ」で妻夫木君の上司役をされてて、「歓待」で主演を務めた古舘寛治さんもチョイ役で出演されてましたね。素晴らしい演技を見せてくれるので、映画が引き締まりますね。山下監督と仲がいいのでしょうか?さらに、カメオ出演で言えば、「息もできない」のヤン・イクチュンも出てたみたいですが、これは見つけられず…。と、細部に渡って、おお!と思わせる人が出演されてました。

それと笑福亭鶴瓶さんが、後半チョロっと出演されますが、存在感がありましたねぇ。OPでクレジットあったけど、ずっと出ないからてっきり忘れてましたけど、出て来た時は、なんか儲けた気持ちになりましたよ。元やくざを思わせる役どころですが、普通に優しそうだけど、本当は怖い人なんじゃないの?と言う鶴瓶さんにちょっとあるイメージの役と言えるかもしれませんね。 そういう意味で鶴瓶さん主演の西川監督の前作「ディア・ドクター」は、観たくなりました。

と、こういう感じで、各シーンは楽しめたんですよ。ただ、全体を通して見ると微妙に感じてしまいましたね。と言うか、疲れちゃいましたね。多分なんですけど、主演の夫婦以外も、粒立て過ぎたんじゃないか?と思うんですよね。最後の女性が、子持ちの木下滝子(木村多江)で、木村多江さん好きですし、いいんですけど、もうそれまでに女に手を出し過ぎて、お腹一杯になってる状態なんですよ。モテキ以上にモテキが来てて、そういう男を見てると死んでほしいなぁと言う気持ちが無くも無いですからね。それと最後の超強引展開もちょっとどうかな?と首をかしげてしまいましたね。

色々と考えさせられるシーンもありましたし、もしかして里子は子供が出来ない体なのかな?とか、徐々に離れて行く二人の心を包丁や自転車などの小道具の使い方で見せたりと上手いなと思うシーンもたくさんあるんですけどね。うーん、ちょっともったいないのかなぁ?と言うのが感想です。
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by eigasirouto | 2012-09-22 02:44 | 新作映画(2012)

ジャッキー・ブラウン   

ツタヤで旧作100円レンタル出来る様になったので、ゲオには置いてなかった作品を借りまくってます!

ジャッキー・ブラウン
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解説:70年代テイストを前面に押し出した、クセ者スター勢揃いのクライム・サスペンス。黒人スチュワーデスのジャッキー・ブラウンは、密売人の売上金をメキシコからアメリカに運ぶ副業を持っていた。だが、ひょんなことから逮捕され、捜査官レイに密売人オデールの逮捕に協力するよう強要される。オデールが証拠隠滅のために自分を消そうとしていることを知ったジャッキーは、関係者をあざむき、お互いに潰し合わせようとする。

ずっと観たかった作品で、やっと観れました!

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クエンティン・タランティーノ
サミュエル・L・ジャクソン
ロバート・デ・ニーロ

中年の黒人女性(パム・グリア)が主役という異例の作品ですね。
最近だと「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」なんてのがそうでしたけど、あっちは一応、白人娘とどっちが主演かわからないですからね。

若き日のパム・グリアで、タランティーノはガキの頃にオナニーしてたみたいです。
アホだなぁと思うのと同時に、ガキの頃の憧れを主演に抜擢出来て羨ましい限りですよ。

ロバート・デ・ニーロの演技は相変わらず凄いけど、この作品に置ける彼の扱いにも注目です。

普通に面白かったですが、他のタランティーノ作品に比べて、個人的にイマイチに感じたけど、色々レビューとか読む感じだと〝完全にこちら側の問題〟ですね。
わかりやすい凄さがなかったけど、多分、本当は今作も十分に凄いんだと思います。
細かい様々な仕掛けや演出など、特筆すべき点が多いみたいですが、僕は、ボケーっとしてるので、それに気付けませんでした。
というか、1997年の映画なので、その手法が色んな所でパクられてるでしょうから、特に真新しさを感じなかったからかも知れませんが…。
うーん、映画はやはりその時代に観るのが、一番良いんでしょうね。
後、70年代の犯罪映画を復活させたかったみたいですが、その辺の映画をもっとたくさん観てみるとまた違った感想を抱くかも知れませんね。

後、思ったのは、1作目の「レザボア・ドッグス」2作目「パルプ・フィクション」が、僕の様なにわかには、面白く感じるのは、所謂、奇襲が仕掛けられているからで、3作目の今作で、普通っぽく撮った映画も普通にちゃんと面白く撮れてる!と言う部分が非常に意味のある事の気がする。
それで、その次に、奇襲中の奇襲というか、やりたい事をやりたいままにやった様な「キル・ビル」を作ってる所なんかが、興味を引きます。

早く、新作が観たいですね。

もっともっと映画を観て、こちらのレベルが上がって、もう一度観てみたい作品です!
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by eigasirouto | 2012-04-25 00:42 | 旧作(2012年鑑賞)

ドライヴ   

4/13(金)の3本目!実は最初からこちらの作品が大本命でした。

ドライヴ
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公式サイト
解説:スタントマンと逃がし屋の二つの顔を持つドライバーの姿をクールに描き、欧米の評論家の称賛を浴びたクライム・サスペンス。昼と夜では別の世界に生きる孤独な男が、ある女性への愛のために危険な抗争へと突き進んでいく。メガホンを取ったデンマーク人監督ニコラス・ウィンディング・レフンは、本作で第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。『ブルーバレンタイン』のライアン・ゴズリングと、『17歳の肖像』のキャリー・マリガンの演技派が出演。緊迫感あふれるバイオレンスとフィルム・ノワールのような雰囲気、ジェットコースターのような展開から目が離せない。
あらすじ:天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー(ライアン・ゴズリング)。ドライバーはアイリーン(キャリー・マリガン)にひそかに思いを寄せていたが、彼女には服役中の夫スタンダード(オスカー・アイザック)がいた。ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。

「鑑賞後、映画から抜け出せず、主人公になりきり肩で風を切って映画館を出た。
好き嫌いは分かれるかも知れない。
スプラッターが苦手な人は、嫌かも知れない。
しかし、
たまらなくかっこいい。そして、ヒロインの笑顔がたまらなくかわいい。そして、せつない。
この映画、本当に展開が読めなかったんで、興味ある方は、このブログを読まずに、すぐ映画館に行って下さい!マジで面白いと思うんで。
好きか嫌いか別にしても、なんだか凄い映画ってのは、間違いなく伝わると思うんで、映画館で観ておいた方がいいですよ!
とにかく色んな映画やってますけど、予定を変更してでも行くべきです。金が無ければ消費者金融に走るべきです。とにかく、今、映画館で観て欲しいです!音響も大切なんで是非、映画館で。」


以上の文章は、映画を観終わって、大江戸線内で書いた文章です。

そして、3日経った今もこの映画から抜け出せて無いほど、愛おしい大好きな作品になってます。

これは、もうDVDが出たら買おうと思ってます。何度も何度も観てみたいんです。

この数日間で、色々レヴューとか読んだ感じだと賛否両論あるみたいです。
まぁそれもわからなくもないです。
なので、この映画は僕の偏愛が強いかもしれません。
ただ、誰がなんと言おうとこの映画が好きです。

それで今この映画をどう伝えればいいのか非常に悩んでます。
なぜ他の映画に比べて、こんなに興奮してるのかも、まだ掴み切れて無い状況です。
その上で、その理由を手繰って行こうと思います。

今回は、以下の項目に分けてみます。
①どういう映画なのか
②ドライバーとヒロインについて、そして純愛
③監督について
④まとめ


①どういう映画なのか

ストーリー自体は、その辺にある様な映画だと思います。
町山さんは、「シェーン」がこういう系統の原点だとおっしゃってて、他にもたくさん真似されてると言われてました。
どういう事かと言うと、好きになった人妻を守りたくて、恋敵である筈の旦那の為に一肌脱ぐ話です。

町山さんの解説に興味ある方は、ポッドキャストを。

主人公のドライバー(ライアン・ゴズリング)は、昼間は整備工&スタントマンをやり、夜は強盗を逃がす運転をするやり手のドライバーです。そして、後で気付いたんですけど、彼の名前は一切出て来ませんし、サイトなんかで調べても無いのです。つまり、〝名も無き主人公〟です。更に、無口でほとんどしゃべらない男で、何を考えてるのかわからないです。

わからないけど、言葉で説明せずとも表情や行動でわからせてくれるという正に、「アーティスト」の様な偉い演出です。(こっちにぶっ飛ばされて、アーティストの評価が厳しくなったのかも知れません。)ただ、それが全然、気取った演出になってなくて、ちゃんとキャラを引き立てる要素にもなってて、無口で出来る男でかっこいいと思えました。

「ドライヴ」というタイトルからは、カーアクションを連想されるかも知れませんが、後半は全然違う展開になって行きます。だから本当に、情報を入れずに、まず映画を観る事をオススメします。
※ちなみに、アメリカではアホな観客が「カーアクションシーンが無いから詐欺だ」と激怒して、訴訟を起こしてるとの事w

じゃあ、どんな映画なのか?とりあえず、似てる映画を考えますと、色んな方が指摘されてますが、まずは初期北野映画じゃないでしょうか。
言葉は少なめで内なる狂気を持った主人公、ほとんど会話が無く愛を伝える、非常に暴力的、何とも言えない悲しいラスト…など北野映画を連想してしまいます。

とするならば、韓国ノワール映画にも共通してます。今年、鑑賞した新作では、「哀しき獣」が一番近いです。

また、北野武監督が、俺と感性が似てるというマーティン・スコセッシ監督の暴力系の映画とも共通する部分がある気がします。
僕は、どうしても、主人公がドライバーだし、「タクシードライバー」を真っ先に連想しました。21世紀型トラヴィスとは、言えないかも知れないけど、内に秘める狂気や暴力性、純愛などは共通するのではないでしょうか。

それでいて舞台はロサンゼルスだけど、デンマーク出身の監督ですから非常にヨーロッパ的な映画っぽく、芸術的でオシャレな感じも残ってます。

あれだけ映画を観てる町山さんが、「ストーリーはベタだけど、全く新しい映画。 タランティーノ以来の映画に革命を起こした監督かも知れない」的な事を言われてます。他にもデヴィッド・リンチっぽいとかも言及されてました。(デヴィッド・リンチの作品は、もっと観たいけどGEOでなかなか見つけられて無い状況です。)

とにかく色んな要素が入ってるんだけど、なんか新しい。変な映画ではあるんだけど、僕はそのいびつさも含めてすごく好きですよ。

また、タイトルやエンディングの文字が、ピンクと言うのも、この映画にふさわしいのか~?と思いつつ、エンディングなんか黒にピンクの文字で、かっこいい!!と思いました。

色々、頭使い過ぎて、疲れたので、②以降は、また追記します!おやすみなさい!

2012/4/16に「ドライヴ追記」あります。→こちら
2012/4/18「ドライブ追記2」書きました。
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by eigasirouto | 2012-04-16 04:08 | 新作映画(2012)

レザボア・ドッグス   

タランティーノ監督の長編デビュー作を今さらながら鑑賞。なぜかと言うと観た事あると思い込んでました。
間違えてて、それは「ロンドン・ドックス」という映画でした…。

レザボア・ドッグス
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解説: 宝石店襲撃に失敗した強盗たちの確執をタイトに描いた傑作バイオレンス・アクション。描きこまれたキャラクター、縦横無尽に時間軸を越えた構成、緩急自在の演出とどれもが素晴らしく、脚本・監督(おまけに出演も)の異才タランティーノの名を一躍世に知らしめた。トップ・シーンからエンディングまで、トップノッチで突っ走る。

面白かったです。
色々、書きたい事ありますけど、新作2本観たので、ブログ更新が忙しいです。
またタランティーノの事を話す時にでも。

あえて、一つだけ言うならガイ・リッチーの「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 」は、この作品に影響受けてると思いましたね。

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ガイ・リッチー
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by eigasirouto | 2012-04-10 01:57 | 旧作(2012年鑑賞)

パーフェクト ワールド   

久々にイーストウッド監督作品を観ましたよ。

パーフェクト ワールド
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解説:63年テキサスを舞台に、犯罪者と幼い少年の心の絆を描いたヒューマン・ドラマ。刑務所を脱走したブッチと相棒は、フィリップという八歳の少年を人質にとって逃避行をつづけていた。だが相棒が少年をレイプしようとしたとたん、ブッチは相棒を射殺してしまう。それ以来フィリップは、死んだ父の姿をブッチに重ねて見るのだった……。イーストウッドとコスナーの顔合わせが話題を呼んだ一作。

このブログでは、「J・エドガー」しか、クリント・イーストウッド監督作品は、紹介してませんが、僕は常々、まだ観てないイーストウッド映画を鑑賞しようと思ってます。
元々、「グラン・トリノ」を観て、スゲー!と思ってからファンになった様な、にわか野郎で、「グラン・トリノ」は、イーストウッドが(その時点では)俳優最後の仕事で、集大成的な映画という事で、じゃあ、全部観てからこれを見直したらもっと面白いに決まってると言う事からイーストウッド作品の鑑賞コレクションが始った訳ですが、しかし家の裏のわりと乱雑に並べてるGEOだと、探すのが大変なんです。が、先日、今作をやっと見つけて鑑賞しました!

やばいです。すこぶる面白いくて、いい映画でした。しかも、僕の好みだけじゃなく、これは今まで、一本も映画を観た事のない人でも、面白いと思える映画なんじゃないかと思ったんですけど。誰にでもわかりやすいし、今、観ても全然、色褪せて無いですし、イーストウッド映画をこれまで一本も鑑賞した事無い人に、是非、鑑賞してもらいたいです。

とにかく映画を観てくれるといい映画だって、大概の人は思うはずなので、僕の拙くて浅い感想とか要らないし、ここから先は読まないで、映画を観て下さい。
ちなみに、この映画にもFBIが出て来ますが、無能極まりない扱いとなってます。

では、この映画を観た事のない方は、さようなら!

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「J・エドガー」



















ここから鑑賞した人様に、感想を箇条書きで書いてみます。※大した事は書きませんけど。

・ブッチ(ケヴィン・コスナー)が最高にかっこいい。
・子役のフィリップ(T・J・ローサー)も、かわいくて上手い。(イーストウッド監督は、やはり子役の使い方上手いですね)
・この二人のやり取りが、とにかく面白い。笑えるし微笑ましいし、それでいてうるっとなる。「コーラ何本飲んだ?」とか「お尻にキスしてた」とか、笑えた。んで、そん時のフィリップの爆笑がたまらなかった。
・父親と息子という関係、大人と子供の関係をすごく考えさせられる。
・少年の孤独を深め、さらにそれが物語にすごく重要な要素となってる部分に、「エホバの証人」を使ってて、宗教の滑稽さやバカバカしさも描かれている。で、それが物語上、スゲー重要な役割を果たしてて、この脚本すごいと心底、感心した。
・警察側のレッド(クリント・イーストウッド)も、かっこいい上に、コメディ部分まで担当してて、素晴らしい。それでいて、しれっと最後おいしい所を持っていく。
・すごく感動出来る話なのに、決して、大げさにせず、段々とこちらが感動してくる演出に、さすがイーストウッド。
・テーマ自体は重いけど、笑いも織り交ぜて、誰が観ても面白いと思う。

色々、語りたいですけど、野暮な感じがするんで、この辺で。
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by eigasirouto | 2012-03-19 02:08 | 旧作(2012年鑑賞)

リボルバー   

「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」鑑賞前に、ガイ・リッチー作品を制覇しよう企画第二弾です。

リボルバー
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オフィシャルサイト
解説: 出所したすご腕ギャンブラーを中心に、暴力的なカジノ王、2人組の詐欺師、情緒不安定なヒットマンらの運命が交錯するスタイリッシュ・アクション。監督は『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のガイ・リッチー。主人公のギャンブラーを『トランスポーター』シリーズのジェイソン・ステイサムが演じている。製作はヒットメーカー、リュック・ベッソン。いくつものエピソードが絡み合う複雑な構成と、大胆不敵で独創的なラストに驚かされる。
あらすじ: 冷酷卑劣なカジノ王マカ(レイ・リオッタ)のわなにはまり、7年間の刑務所暮らしを余儀なくされたすご腕のギャンブラー、ジェイク(ジェイソン・ステイサム)。出所した彼はマカのカジノに乗り込み、見事大金を巻き上げるが、逆上したマカは百発百中の殺し屋ソーター(マーク・ストロング)にジェイクの殺害を命じる。

結構、ガイ・リッチー監督は好きなんだけど、今作は、酷い酷いと言われてて、観るのをためらってたんですが、冒頭で言った通り、全制覇を目指してる人間としては、観ないとダメだと思って鑑賞しました。
映画を観始めて「あれ?思ったより悪くないんじゃないの?」と思って、「なんで、これがそこまでボロクソに言われるの?主人公が心の声がダダ洩れで、映画的じゃないから?」とか考えながら観てましたが、観終わった感想は「ダメだこりゃ」でしたね。

ぶっちゃけ、僕は訳がわからなかったです。わからなかったらそれなりに、調べてわかろうとする姿勢を持ってるつもりでしたが、調べてみるとガイ・リッチー自身が「俺もこの映画、よくわかんねー」的な事を言ってるらしく、「あ、もういいや」と思った次第であります。訳がわからなくても、良いですが、投げっぱなし感が、ちょっと嫌だなぁと思います。

「ファイト・クラブ」みたいな事が、したかったんですかね?
ちなみに、ソーターを演じてるマーク・ストロングが、かっこ良い事に異論は無いですよ。

おそらく後に離婚するマドンナとの夫婦生活が、上手く行ってなかったんだと思いたいですね。当時のレビューとか読むと「この人終わった」と言う意見が多くいですよ。ただ、当時より未来に生きてる僕からすると「大丈夫」と言ってあげたいですよ。「ロックンローラ」で、そこそこ復活出来るし、「シャーロック・ホームズ」で見事、返り咲きを果たせますよ!今作が、ガイ・リッチーの底でしょう。

ブログ内関連記事
ガイ・リッチー監督
「ロックンローラ」
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by eigasirouto | 2012-02-29 16:11 | 旧作(2012年鑑賞)

パルプ・フィクション   

さらにもう一本観ています。

パルプ・フィクション
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ヤフー映画情報「パルプ・フィクション」
解説:「レザボアドッグス」のQ・タランティーノによる異色のバイオレンス・アクション。強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。ボクシングの八百長試合で金を受け取るボクサーのブッチ。誤って人を殺し血塗れになった車の処理に右往左往するビンセントとジュールス。ギャングのボス、マーセルスを軸としたこれらの物語がラストに向けて収束していく……。

主人公は、はっきり誰かわからないけど、一応、全編通じて出演しているジョン・トラボルタ演じるビンセント・ベガという事らしい。時系列をいじる事で、通常の物語では有り得ない画期的な出来事が起きる事に驚いた。途中の展開でやはりというべきか日本刀が出て来て、ニヤニヤした。基本的に会話劇だったりするんだけど、会話の内容が面白く出来てるので退屈はしない。時系列を並べ直してみると主人公は、ブルース・ウィリスな気がしなくもない。

クエンティン・タランティーノについては→こちら
「キル・ビル」感想→こちら

詳しい追記感想を予定しています。
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by eigasirouto | 2012-02-13 17:48 | 旧作(2012年鑑賞)

パブリック・エネミーズ   

もう一本見ています。J・エドガー補強映画第一弾。

パブリック・エネミーズ
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ヤフー映画情報「パブリック・エネミーズ」
あらすじ: 1933年、大恐慌時代のアメリカで、ジョン(ジョニー・デップ)は紳士的な態度と鮮やかな手腕の銀行強盗として注目を集めていた。ある日、彼はクラブのクローク係として働く美しいビリー(マリオン・コティヤール)に目を奪われる。二人はダンスを楽しみ、共に食事を堪能するが、いつの間にかビリーは彼の前から姿を消す。

強盗であり英雄でもあるデリンジャーの話。FBIよりデリンジャーの方が、好きになってしまう作品。とにかく、かっこよくて渋い。闇夜の銃撃戦はわかりにくいけど、逆にそれが怖さを増してると思った。中盤、ちょっと退屈に感じた。もう少し捜査官側の葛藤などを描いて欲しかった。けど、ラストが全部チャラになるくらい素敵だった。

「J・エドガー」感想→こちら

詳しい追記感想を予定しています。

2012/4/16に「ドライヴ追記」にて、キャリー・マリガン繋がりで、強引に今作の追記をしています。→こちら
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by eigasirouto | 2012-02-12 03:00 | 旧作(2012年鑑賞)