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それでも恋するバルセロナ   

久々に、ウディ・アレン監督作品をみました。

それでも恋するバルセロナ
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公式サイト
解説: ウディ・アレン監督がスペインのバルセロナを舞台に、四角関係の恋愛を描くロマンチック・コメディー。二人のアメリカ人女性、そしてスペイン人の画家と彼の元妻が、各々の個性や恋愛観のもとに駆け引きを繰り広げる。『マッチポイント』『タロットカード殺人事件』に続きウディ監督作品でヒロインを演じるスカーレット・ヨハンソンのほか、スペインを代表する俳優のハビエル・バルデムとペネロペ・クルスが出演。魅力的な俳優陣に加え、街の風景にも酔いしれることができる。
あらすじ: バルセロナにバカンスに訪れたクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)とヴィッキー(レベッカ・ホール)は、画家のフアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)に惹(ひ)かれていく。そんな中、彼の元妻のマリア・エレナ(ペネロペ・クルス)が戻ってきたことから、やがてクリスティーナとマリア・エレナにもある感情が芽生え始め……。

スカーレット・ヨハンソンは、「アベンジャーズ2」で契約金が最高額になるらしいですね。

フアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)の行動や環境が、ウディ・アレンの願望だったんでしょうか?酒を飲んでたので、若干ボンヤリ観てしまいましたが、クスクス笑える映画ではありました。
まぁ男ならこういう境遇になりたい願望はありますけどね。

最近、忙しいので、簡単ですけど、これくらいのまとめにしておきます。何か関連作品がありましたら、また追記などで書いて行きます。
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by eigasirouto | 2012-07-17 01:58 | 旧作(2012年鑑賞)

ミッドナイト・イン・パリ   

早く観たかったんですが、色々と時間の都合がつかなくて、15(金)にユナイテッドシネマとしまえんにてやっと観れました!

ミッドナイト・イン・パリ
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公式サイト
解説: 『アニー・ホール』『ハンナとその姉妹』などのウディ・アレン監督が、パリを舞台に撮り上げた幻想的なラブコメディー。1920年代のパリを敬愛する主人公がタイムスリップし、自分が心酔してやまないアーティストたちと巡り合う奇跡の日々をつづる。社交性に欠ける主人公を、『ダージリン急行』のオーウェン・ウィルソンが熱演。彼の婚約者を、『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスが好演する。第84回アカデミー賞作品賞ノミネートのしゃれた物語に酔いしれる。
あらすじ:ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており……。

2011年度の個人の映画ランキングで、クエンティン・タランティーノが1位、映画評論家の町山さんが6位にされていたので、非常に楽しみにしておりましたが、しっかり楽しませていただきました。ただ、欧米の文学や芸術の教養があった方が、より楽しめたのは間違いないですね。これは、僕のリテラシーの問題で、まだまだ知らない事だらけだと改めて思いました。

ブログ内関連記事
ウディ・アレン監督
オーウェン・ウィルソン
レイチェル・マクアダムス

今回は、
①ウディ・アレン監督について
②主要登場人物について
③歴史上の人物を知ってるとより楽しいですよ
④まとめ
で、書いて行きます。


①ウディ・アレン監督について

このブログでも、今作を鑑賞する為に、ウディ・アレン監督の映画を鑑賞してる事を書いてましたが、思うのは、ウディ・アレンが出演してようがしてなかろうが、やっぱりウディ・アレンの映画だな。と思える作品ばかりでした。

僕の勝手なイメージと共通点だと
・主人公が偏屈
・主人公が心配性
・主人公のうるさい蘊蓄
・主人公に諦めがある
・主人公が社交的では無い
・全体に皮肉が効いている
・2組のカップルが出て来る
・カメラ目線で語る人物がいたりする
・会話劇
…などなど色々、他にもあるでしょうけど、とにかく他者とわかり合えない人物が、途中で理解者を得るんだけど、やっぱりその人にも裏切られる…みたいな感じでしょうか?

博識があり、オシャレ感もありますが、実はそこの部分はピンと来てなくて、それよりも人間の深い部分の哲学的な事が描かれてて、毎回僕は、主人公に、つまり監督で脚本も手がけているウディ・アレンにすごく共感しています。僭越であり、僕はウディ・アレン監督の言ってる事と同じ様な事を言葉に出来ずに常にもがいているのですが、こちら側の人間なんだろうと勝手に思っています。

僕も、皆で盛り上がろうぜ!なんて流れになるとわざわざ余計な事を言って冷や水をぶっかけたくなるタイプだし、醜い嫉妬心もありますし、些細な事に不寛容だったり、どうでもいいこだわりを持ってたり、簡単に言うと小さい人間だなぁと反省すると同時に、〝ヒャッホーイ〟なノリは、なりたくないし嫌だなとも思う訳なんです。でも、心の中では、そんな状況だとしても、変に空気を読んで、苦手にも関わらず演じようとしてしまう自分がいたり、後で、非常に後悔したりして生きている訳です。なかなか自分を出せないと言うか、自分を偽るというか。その根底には、しょせん俺なんて…という思い込みが常にあると思ってます。そして、それをウディ・アレン監督はいつもわかりやすく提示してくれるなぁと思うんです。

思うに、あっけらかんとして楽しげな人(真に楽しいかより、楽しげで十分だと最近思う)が男女問わずモテると思います。時々、そういう異性がこちら側に希望を持たせてくれたりしますが、最終的に価値観の壁にぶつかり、その後に付き合ってる人を見て、やっぱりそっち側を選ぶのか…と失望したりする訳で、そういう部分も丁寧に描かれてると思ってます。

そして、ウディ・アレン自信の人間性にも、実は共感してまして。
「アニー・ホール」の時、よく調べて無かったんですけど、アカデミー賞作品賞を受賞した時、ニューヨークのパブで趣味のクラリネットを披露していたという有名な話もあるみたいで、映画は賞をとるために作るものではないというのが彼の主張で賞自体を否定いるみたいです。
この姿勢も、ひねくれてるけど非常に共感出来ますし、同時に、考えすぎ故でおかしくなったのか、付き合ってたミア・ファローが、アレンの息子を妊娠中にミア・ファローの養女とデキちゃって、その子と結婚したと言う、フォローはとてもしづらいですが、何と言うか、そういう狂気の片鱗も嫌いじゃないですよ。

ちょっと長くなってしまいましたが、しかし、本作の主人公ギル・ペンダー(オーウェン・ウィルソン)は、こんなウディ・アレン監督のコピーの様な人物でもありました。


②主要登場人物について

予告編を見た方ならヘミングウェイやダリが出て来る話ってのは、わかると思いますけど、その辺は置いといて、現代社会の登場人物達は、実在感があり、いるいるこういう人!って思いましたね。

主人公のギル・ペンダー(オーウェン・ウィルソン)は、ハリウッドの脚本家として、まずまず成功してるみたいなんだけど、ハリウッド嫌いなウディ・アレンの反映でしょうが、それは意に沿わぬ職業で、パリに憧れて小説家になりたいと思い、仕事を休職中です。周りから見ると悪くないじゃないかと言われるんですが、世間で言う大人になりきれない人物は、常にそういうわがままを持ってるものだと思います。
そんな彼は、やっぱりちょっと偏屈で、婚約者以外に基本的には心を許して無い様子です。

その婚約者のイネス(レイチェル・マクアダムス)ですが、この人どこかで観た事あるなとずっと気になってたら「シャーロック・ホームズ」のアイリーンですね!そんな彼女は、金持ちの娘で悪い人では無いんですけど、全然、彼氏の本質を理解してないんですよ。自分の価値観をまるで疑って無くて、彼氏の心中を察してやれない人です。彼氏の為に助言してあげてる部分もあるんですけど、彼にとっては大きく的外れな意見でしかなく、逆にそれは彼氏を追いこんでて、彼氏にしてみれば一番の理解者であって欲しい彼女がこれだとやっぱり辛いです。逆に彼氏も彼氏で実は自分本位で自業自得ではあると思いますけどね。最初はわかりあえてると思っても、しょせん全てはまやかしで思い込みなだけかも知れませんね。
でも本当にこういう人いるなぁと思いましたね。そんな彼女は、友達の大学教授の男に憧れています。

その大学教授が、ポール (マイケル・シーン) なんですが、彼が結構、むかつくんですよ。インテリぶって色々と講釈を並べるけど、ちょいちょい間違えてる、結局かっこつけた奴なんですが、更にむかつくのは、イネスが彼の事を信じ切ってる部分です。雰囲気に騙されてるんですよ。でも、こういうの本当にありますよね。現実で。
この男を主人公は明らかに嫌ってて、ちょくちょく反論したいんですけど、彼女も「余計な事言わないで」という態度で、主人公が正しくても負けにされてしまうんですよ。こういう状況も現実世界でよくありますよ。結局、正解が必要なんじゃなくて、その場の空気の方が大事だったり、まともそうに見える方が正しくなるなんて事はザラだしで、僕はアホっぽいんで、よくそういう場面に遭遇しますよ。

ちょっと言い過ぎな気もする部分もありますけど、こういうしっかりとしたキャラクターが描かれて、さらにリアリティのある人間関係を構築してるので、タイムスリップするというファンタジックな映画ですけど、その中に真実があるんで、ちゃんと映画を楽しめました。


③歴史上の人物を知ってるとより楽しいですよ

この映画は、夜中になると主人公の憧れる1920年代にタイムスリップします。
知らなくても全然面白いですけど、そこに歴史上の人物が登場するのですが、どんな人物が登場するのか、紹介しておきます。右側は役者の名前です。
コール・ポーター: イヴ・ヘック
ゼルダ・フィッツジェラルド: アリソン・ピル
アーネスト・ヘミングウェイ: コリー・ストール
F・スコット・フィッツジェラルド: トム・ヒドルストン
ジョセフィン・ベーカー: ソニア・ロランド
ホアン・ベルモンテ: ダニエル・ランド
ガートルード・スタイン: キャシー・ベイツ
パブロ・ピカソ: マルシャル・ディ・フォンゾ・ボー
ジューナ・バーンズ: エマニュエル・アザン
サルバドール・ダリ: エイドリアン・ブロディ
マン・レイ: トム・コーディア
ルイス・ブニュエル: アドリアン・ドゥ・ヴァン
T・S・エリオット: デイヴィッド・ロウ
アンリ・マティス: イヴ=アントワン・スポト
レオ・スタイン: ロラン・クラレ
何人知ってましたか?彼らの言いそうな事とかも含まれてるみたいなので、詳しければ詳しいほど、笑えるみたいですよ。
ちなみに、調べるとわかりますが、かなりアメリカの人がいて、フランスなのになぜ?と思うでしょうが、アメリカが当時、禁酒法の時代で、ドイツはナチスが台頭して来てたみたいで、実際にフランスに文化人や芸術家が集まっていたみたいですよ。

そして、更に時代を遡って、
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック: ヴァンサン・モンジュー・コルテ
ポール・ゴーギャン: オリヴィエ・ラブルダン
エドガー・ドガ: フランソワ・ラスタン
も、登場します。

その彼らの台詞から主人公は、ある大事な事に気付いて、成長を遂げますが、正に我が意を得たり!な答えでした。
「ALWAYS 三丁目の夕日’64」で、僕がギャーギャー言ってた事なんですけどね。やっぱりそうなんですよ!

ちなみに、歴史上の人物じゃないですけど、サルコジ大統領の奥さんのカーラ・ブルーニが、美術館のガイドとして、登場しています。


④まとめ

そんな感じで、ストーリーには全然触れませんでしたけど、楽しくて愉快でありながら、わかりあえないなどの切ない部分もあり、最後に大切なメッセージも残してくれている素晴らしい作品だったと思います!
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by eigasirouto | 2012-06-18 03:50 | 新作映画(2012)