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ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習   

忙しさと金銭的理由で、映画館で新作を観れません…。来週くらいからまた映画館に行けそうです。その隙に旧作を観ておこうと思います。

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
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公式サイト
解説:全米で大ヒットを記録し、ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を受賞した一方で、製作にまつわる訴訟も続出しているシニカルコメディ。人気コメディアンのサシャ・バロン・コーエン演じる主人公ボラットが、アメリカ大陸横断の旅を繰り広げる。監督は『ボブ・ディランの頭のなか』のラリー・チャールズ。アメリカを痛烈に皮肉った過激な内容と、ゲリラ撮影を終始敢行したというサシャ・バロン・コーエンの体当たりパフォーマンスは必見。
あらすじ:アメリカ文化をリポートする番組を作るため、カザフスタンからニューヨークにやってきた国営テレビの突撃レポーター、ボラット(サシャ・バロン・コーエン)。ある日、ホテルで『ベイウォッチ』の再放送を見た彼は、パメラ・アンダーソンに一目惚れ。彼女を自分の妻にするため、ロサンゼルスへ向かう。

とにかく酷いコメディなんですが、かなり本気で笑いました。けど、誰かれ構わずオススメは出来ないですね。特に真面目過ぎる人、ユーモアが足りない人、冗談が好きじゃない人は観ない方がいいと思います。普通に洒落の通じる人達でも、これは酷いと思う場面も少なくないです。差別や下ネタもたくさんありますからね。でも、逆に皆が上辺で隠してる差別意識を上手く引き出してるとも言えるのですが。今の日本のお笑いが好きな人程、こういう笑いが嫌いな可能性はありますが、電波少年的な笑いが嫌いじゃ無ければ、まぁ大丈夫かと思うんですけど、いや~、それでもやり過ぎな部分はあるかもです。でも、僕はそれを踏まえても、ずーっとゲラゲラ笑って観てたので、どうしようもない笑いに飢えてる人は観て損は無いと思います。でも、次の「ブルーノ」よりは、一応話がまとまってる感じはするので、まだ救いがあるかも知れません。でも、僕は引く部分もありつつも、終始笑い転げました。笑った感覚で言えば、僕の鑑賞した映画の中ではトップクラスだと思います。なので、すぐに怒らない人だけにおすすめです。

ちなみに、この映画の闘牛場で、ボラットがゲストとして招かれ、アメリカ国歌斉唱をするシーンがあり、その時、勝手に「The Star Spangled Banner」に以下の詞を乗せて歌うのですが、これが今年の3/23のクウェートで行われた射撃競技会の表彰式において、カザフスタン選手の国家を流す際に誤って流れたみたいです。
カザフスタン世界一偉大な国家
他の全ての国家はカマ野郎
カザフスタンカリウムの輸出量世界一
他の国家のは劣等カリウム
カザフスタン水泳プールの本場
長さ30メートル幅6メートル
浄水システムは驚異的目を見張る
人間の廃棄物浄化率80パーセント
カザフスタン、カザフスタン、君はとっても素敵なところ
タラシュクの平原から北のユダヤ人街のフェンスまで
カザフスタン友達、ウズベキスタンは例外
彼らはとてもうるさい奴ら、脳に骨が入ってる
カザフスタン産業世界一
われらが発明した、お菓子のタフィーとズボンのベルト
カザフスタン売春婦、この地方では衛生的
トルクメニスタンには負けるけど
カザフスタン、カザフスタン、君はとっても素敵なところ
タラシュクの平原から北のユダヤ人街のフェンスまで
さあつかみ取れ、われらの指導者の力強い男根を
根元からその先まで


サシャ・バロン・コーエン
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by eigasirouto | 2012-07-13 14:37 | 旧作(2012年鑑賞)

DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る   

「枯れないためにも、いつまでも太陽のような存在でいてください。」by大島優子

DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
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公式サイト
解説:爆発的人気を誇る人気アイドルグループAKB48の光と影に迫るドキュメンタリー第2弾。CD売り上げでは数々の記録を打ち立て、テレビ、映画、雑誌などでその姿を目にしない日はない少女たちの過酷な実状を映し出す。東京、グアム、台湾、シンガポール、そして東北各地を駆け足で飛び歩くメンバーに365日間カメラが同行。独占インタビューで語られる、華やかな舞台の裏で悩んだり傷ついたりする少女たちの姿が共感を呼ぶ。
あらすじ: 2005年、秋元康のプロデュースにより誕生し、今や国民的アイドルの地位を不動のものにしたAKB48。西武ドームコンサートで3日間で延べ9万人を動員するスーパーアイドルたちのメンバー内格差や、アイドルとしての葛藤(かっとう)を1年にわたり追い掛ける。カメラがとらえたし烈な舞台裏や、メンバーのインタビューなども収録されている。
総選挙を観た後に、今作を鑑賞しましたが、先にこっちを観ておけば、もっと楽しめたでしょう。
いや、しかし総選挙もこの映画も面白かったですよ。
僕は、「ウルトラマンサーガ」の時に、チョロっと触れましたが、顔と名前が一致するのが、前田敦子、篠田麻里子、高橋みなみ、板野友美だけで、「ウルトラマンサーガ」を観たから秋元才加もわかる…。その状況で、選挙前、ネットや友達とかの情報で、あっちゃんが辞めるから大島優子が1位を期待されてるとか、神セブンってのがいるらしい。とか情報は入れてましたが、全然、顔と名前が一致しない状況で、総選挙を観たのですが、面白かったですね。

推しメン(昨日、今日覚えた言葉をさっそく使ってます。)は、マリコ様だけでしたけど、大島優子がなんだかんだ1位になるのも納得できました。
かわいいとか、美人とかだけで決める訳じゃないですからね。アイドル力、人間力の勝負なんでしょうけど、彼女の笑顔は、なんか癒されるというか元気をもらえるなと思ったんですよね。もう、僕は彼女の事が気になり始めてますよ。僕は。

2位・渡辺麻友、3位・柏木由紀、4位・指原莉乃の魅力に関しては、にわか…というより無知な僕は、まだわからなかったです。キャラが全然わからないですからね。キャラがわかってれば、また違った印象があるのでしょう。指原さんは、フジテレビのアナウンサーに粘着されてましたし、大分で母親も応援してて、推されてる感じもしますし、ベジレンジャーでも〝ベジレンジャーロボ〟という特殊な役をやってるんで、ちょっと興味湧いてます。

それで、元々知ってて、かわいいなぁと思ってた5位マリコ様のコメントは、プロレス的でよかったですよ。ナタリーの記事から引用させていただくと、
私はこの総選挙が嫌いではないです。自信があるからではないです。自信はないですし、この日が来るのが不安でした。でもこうやって皆さんのあたたかい声援とあたたかい気持ちがぶつかる今日の日を、この緊張感を味わえる今日を、自分がすごく成長できる日だと思ってます。後輩に席を譲れという方もいるかもしれません。でも、私は席を譲らないと上に上がれないメンバーはAKB48では勝てないと思います。私はこうやって皆さんと一緒に作り上げるAKB48というグループが大好きです。だからこそ、後輩には育ってほしいと思ってます。悔しい気持ちはすごくあると思います。正直、私も今この順位にビックリしてすごく悔しいです。でも、そうやって悔しい気持ちをどんどん先輩、私たちにぶつけてきてください。私たちを潰すつもりできてください。私はいつでも待っています。そんな心強い後輩が出てきたならば、私は笑顔で卒業したいと思っています。
確かに、投票だから何をどうがんばればいいのか?とか、すでに上に後輩がいるとか、つっこみ所は、あるんですけどね。
皆、若いのに本当に立派なコメントをするなぁと思ってますが、ただ、言ってる事は違えど、泣きながら似たような発言が多い中、空気を一変させるコメントだったので、やっぱり一番興奮しましたね。
さつっこみ所として、投票だから何をどうがんばればいいのか?と書きましたが、結局、人気というのは、メディア露出というのが、一番大きいでしょうけど、じゃあメディアに出るには、何が必要なのか?自分自身の個性を把握してそれを活かして行く事だったり、後、これは映画に出て来るシーンなんですけど、じゃんけん大会の優勝したマリコ様以外の発言に、センターになる自信の無さがあるので、とにかく自信を持てと言いたかったんじゃないでしょうか。
もちろん引退しろという若い世代のファンへ向けたものであり、マリコ様自身のファンを安堵させるべきコメントと言うのは、言わずもがなでしょうが。

他にいいコメントだなぁと思ったのは、宮澤佐江ちゃんのコメントですね。漫談的に家族の話をしてて面白かったです。話す順番とかも完璧だったんじゃないでしょうか。

後、個人的には、松井玲奈と梅田彩佳がかわいいなぁと思ったり、今後、HKT48も上手く行くといいなと思いましたよ。

それと大島優子にあっちゃんが、花束を贈呈するシーンがあるんですけど、テレビだとフリがあったけど、現場だといきなりヅカヅカと現れた感じに思えたので、あっちゃんが舞台に立つ前に、徳光さんの煽りがあるともっと盛り上がったのかなぁとか、それだといやらし過ぎるかなぁ?とか、色々考えさせられましたね。

っていうのが、第4回総選挙の感想ですね。AKB商法、総選挙の是非、過剰なメディアの取り上げ方とか、まだまだ考えるべき部分はありますけど、そこは、一旦置いておきましょう。
とにかく、総選挙自体は、本当によく出来た構造になってると思います。僕みたいな立場の人間でも、面白かったです。

それで映画の話になりますけど、まずタイトルが長いというのが、第一印象ですね。
ちなみに、今作は、DVD鑑賞ですが、今年映画館で上映されたものなんで、新作扱いさせて下さい。※年末に新作だけランキング発表しますよ。

映画の流れとして、
3.11後の、被災地訪問の様子→震災を経験した研究生の子のインタビュー→第3回総選挙の様子と舞台裏→西武ドームコンサートの様子と舞台裏→チーム4の話→じゃんけん大会→再び、被災地訪問
という流れだったと思います。
これに、それぞれのインタビューとか入ってました。チーム4からの流れは、順番というより、入り組んでました。

まず、被災地訪問の子供達の喜んだ様子を観て、そもそもアイドルに興味の無い僕でさえ、なんか嬉しくなりました。今、AKBが多くの子供達に一番喜ばれる存在なんじゃないでしょうか。アイドルという存在の意義をいきなり証明されたと思いましたね。
舞台にその辺に咲いてる花を持ってくる女の子がいて、峯岸が舞台の上からすげーしゃがんで受け取るシーンがあって、感動したんですけど、峯岸が舞台を降りて受け取ってあげればよかったと後悔してる…という発言に、腐りきった己の心を洗い流されて、目が覚めましたよ。そういう気持ちがあるから彼女はキラキラしてるんですよ。
もしかしたら、そんなの計算とか思う人もいるかも知れないし、本当はそうだったとしても、騙されてもいいですよ。心の優しい子ですよ、絶対。

その後の、第3回総選挙、西武ドームコンサートは壮絶でしたね。
この2つは、あっちゃんが主役なんですが、AKB素人の僕なんかは、そもそもなんであっちゃんがセンターなのか?って疑問があったりします。たかみなはリーダーシップがすごいし篠田はかわいいし大島の笑顔は素敵だしで、周りの方がキャラ立ってる気もします。で、色んな話を聞くと、そもそものコンセプトがセンターらしくない子をセンターにしたとか、言ってる人もいて、なるほどなぁと溜飲が下がりました。
しかし、出発点がそうであっても、数々の試練がそうさせたのか、立場が彼女を変えたのかわかりませんけど、映画を観てて、この女なんか持ってる!と思いましたね。

普段は、本当に頼りない感じがするんですよ。総選挙でも1位になって、崩れ落ちるほど泣くし、コンサート前も緊張で過呼吸になるし…たかみなやら大島がしっかりしてる分、なんか頼りなく思えまして。
で、もうあっちゃんは無理だ…みたいな所まで来て、ギリギリの本当にギリギリの所で、復活するという、まるでドラマや漫画の主人公の様な場面を見せてくれます。
これは、大いに感動しましたね。

で、僕は、あっちゃん=劉備説を提唱したいんですけど、三国志って、本来、曹操が主役な訳ですけど、曹操じゃ強すぎるって事で、何度も何度も負ける劉備を後の時代で主人公にした訳なんですが、ただ、劉備も負け続けるだけじゃなく、ギリギリの所で一矢報いるという事実があるから物語が生まれると思うんですよ。これまでのあっちゃんの活動をあんまり知らないですけど、ずっと苦渋をなめさせられてるんだけど、ここ一番で大きな力を発揮する。それがあっちゃんなのかなー?とか、勝手に思ってるんですけどね。強引過ぎるのは、重々承知の上ですが。

2位に落ちた、大島の実は裏では号泣していた…というシーンも切なくなりますね。そりゃ、順位を付けたら傷つく人が出て来るのは、当然ですからね。確かに、芸能界ってそういう所なのかも知れないけど、基本的にはオブラートに包んで来てると思うんですよ。好きなタレントの順位とかだって、そこまで気にならないし、オーディションだって、勝者にしかスポット当たらない訳で順位なんか出ないし、ジャンプの投票だって、あくまで漫画の勝負だし、お笑いのコンテストだって、その時のネタでの優劣(当然、そこには芸人さんの魅力も加味されてる訳だけど、人間力だけで順位を決めてる訳じゃない)勝負する訳ですけど、総選挙は、重要であり、総合の人気だけで勝負させられるという、ここまで露悪的な勝負も無いものだとか、すごい思いますけどね。彼女の涙に色々思いましたよ。

で、あっちゃんがインタビューで、総選挙なんて誰も進んではやりたがってないんじゃないですかね。と言ってて、一体私たちは、何と戦ってるんだろう…?と、言った所で、その先が言えなくなるんですけど、敵は、このシステムを作り上げてる秋元康であり、運営側じゃないですか。(別に、批判してる訳じゃないですよ。)だから、それに気付いたあっちゃんは、卒業を選んだのかな?とか思ったり、で、篠田はわかった上で、運営側を肯定するコメントを第4回総選挙のコメントでしたのかな?とか、そういった想像もしてる所です。

その他、諸々と書きたい事はあるんですけど、この辺にしておきます。
AKB知らなくても、楽しめると思います!楽しい楽しい言ってますけど、かなり壮絶な裏側を見せてる映画なので、ご注意を。
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by eigasirouto | 2012-06-10 18:24 | 新作映画(2012)

隣る人   

東中野においでやす~。

隣る人
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ホームページ
解説:2011年10月時点で、全国でおよそ3万人の子どもたちが預けられている児童養護施設の一つ「光の子どもの家」の日々の生活を、8年にわたり追い続けたドキュメンタリー。何らかの理由で親と生活を送れず、施設で過ごす子どもたちをめぐる何げない日常を丁寧に描き出す。今回初メガホンを取るのは、フリージャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」所属の刀川和也。必死に自分の存在を訴えかける子どもたちや親の苦悩などを見つめる過程に心打たれる。
あらすじ:保育士のマリコさんは、地方にある児童養護施設でムツミとマリナの親代わりとなって寝食を共にしている。そこではやむを得ない事情から親と同居できない子どもたちが住んでおり、ときどき二人はマリコさんをめぐってケンカをすることもある。そんな折、ずっと離れて暮らしていたムツミの母親が、もう一度子どもと暮らしたいと願って施設を訪れる。

と言う訳で、我が街東中野に唯一ある映画館「ポレポレ東中野」にて、鑑賞して来ました。平日の昼間と言うのもあるでしょうが、年配の方が多かった印象です。

生活保護の問題がマスコミに取りだたされてる今日この頃ですが、その問題と根っこの部分(貧困、親と子供、福祉など)で関係ありそうな映画でした。

しかし、映画はナレーションや音楽は一切使わずに、こうあるべきだ!とか、説教的な事は無く、ただその施設で起こっている事を淡々と映し出して行きます。だからこういう世界があるよと提示だけされて、それをどう考えるか?どう行動するのか?それは、我々観客に委ねられる作りになってました。

このブログではドキュメンタリーは、「ピープルVSジョージ・ルーカス」「コーマン帝国」だけですけど、邦画は初めてだし、その2つは映画監督についての話でしたけど、この映画は児童養護施設の話なので、色々と正解の無い解決困難な問題で重そうな感じはしますし、実際にそういう問題を浮き上がらせて行きますが、しかしそういう問題は置いといて、何よりも子供達がかわいくてしょうがなかったです。

誰しもが、子供時代がありますから、これを観た大人は自分の幼少期を思い出して共感出来る部分もあるはずです。とにかく皆かわいくて、生意気な発言で笑わせてくれるし、甘えてる姿、不貞腐れてる姿、怒ってる姿も、たまらないものがありました。
そんな我々を無自覚に楽しませてくれる子供達に、辛い現実が訪れた時、僕も心を揺さぶられました。

まずは、健気で飾り気の無い子供達の真実を描けてる作品だから、僕はそこがいいなと思いました。
気軽に子供達を観に行こうというノリで映画館に行って、全然いいんじゃないでしょうか。

次に、保育士さん達の優しさに胸を打たれました。
保育士さん達は、子供の為に一生懸命働いてるのですが、もはや仕事というより、生活であり、人生を子供達に捧げている姿、心からの優しさや涙を流す姿が、画面を通して映し出されていました。

この方達を観てると、なんだか自分はなんて身勝手な人間なんだ!?とか思い知らされて、親の事を思い出したりして居心地の悪さを感じたりもしますけど、深く反省しました。

月並みですけど、親や他人に対して、もっと優しく接するべきだなーと思ったんですけど、九州にいる親に電話したらしたで、ケンカになるんですよね。毎回。ただ、良いにしろ悪いにしろ、あの人達がいたから自分が存在してるのは、変わりようのない事実ですからね。

全然、どうでもいいエピソードですけど、そうやって親の事を考えてると子供の頃に僕が言う事を聞かない時の殺し文句に、「閻魔様に電話するよ!」と並んで、「施設に入れるよ!」と言うパターンがあったのを思い出しましたよ。

それとムッちゃんのお母さんが出て来ますけど、明言は避けてるけど、もしかして虐待があったのかな~と連想させられて、ヘビーな気持ちになったり、ムッちゃんが母親から電話が来たりする事で、父親から何の連絡もないマリナちゃんが、誰でもいいから電話が欲しいと言ってるという保育士さんのエピソードに胸を締め付けられる思いでした。そこで、パパとは言わないんですけど…と言ってたので、もしかしらマリナちゃんも父親との関係にトラウマがあるのかも知れなくて、非常にやりきれない気持ちになりました。

ただ、そうなんですけど、先程も書きましたが、保育士さん達が、本当の母親、もしくはそれ以上に、愛情を注いでるので、子供達も保育士さん達が大好きで、見てて微笑ましく、また愛おしい気持ちになりました。

ムッちゃんが、マリコ先生がお休みの日に、手紙に大好き、大好き、大好き…と何度も書いてる姿が非常に印象的でした。

毎日、時間帯によっては、監督と著名人のトークショーもあるみたいなので、是非、ポレポレ東中野に足を運んで下さい!特に、これから子供を産むであろう20代、30代の人は、見ると色々考えさせられると思います。何度も言ってますが、全然、押しつけがましいメッセージなんかはありませんので、どう思うかは個人の自由な作りになってますよ。


2012/5/27「タロットカード殺人事件」の記事で、読んでいただけると僕が嬉しい追記があります。
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by eigasirouto | 2012-05-26 01:22 | 新作映画(2012)

コーマン帝国   

卑猥な映画とか思ってませんか?ロジャー・コーマンと言う監督の名前ですよ。

コーマン帝国
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オフィシャルサイト
解説: ジャック・ニコルソンやマーティン・スコセッシなどハリウッドの大物たちを発掘し、「B級映画の帝王」とたたえられる映画監督にして製作者のロジャー・コーマンに迫るドキュメンタリー映画。自身への取材のほかロバート・デ・ニーロやロン・ハワードなどそうそうたる俳優や監督へのインタビューを敢行し、早撮りで低予算、かつ面白い映画を次々と誕生させたコーマン監督の映画人生をひもといていく。刺激的な映画を世に送り出し続けるコーマン監督の、破天荒な伝説とエネルギッシュな人物像に驚嘆させられる。
あらすじ: 「インディペンデント映画の神」と称される映画監督・製作者のロジャー・コーマン。超低予算の作品を連発する一方、コーマン監督の作品からハリウッドへと飛び立っていった俳優や監督は枚挙にいとまがない。コーマン監督の作品やインタビュー、関係者や親交のある大物たちのコメントから、インディペンデント映画の魅力にまでも迫っていく。

久々に、新宿武蔵野館へ行ってまいりました!
新宿武蔵野館は、↓の写真の様な展示物があったりで、好きですよ。
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友達と行って、座って写真を撮りたかったですよ。

またまた、映画監督のドキュメンタリーで、「ピープルVSジョージ・ルーカス」とセットで観ると非常に面白くて、タメになりますよ。
ルーカスが表ならコーマンは裏って感じです。
その辺の事は、後で書こうと思いますが。

いや~、B級映画の帝王ロジャー・コーマン監督を知ったのは、今年に入ってからですけど…。
この人は、完全にパンクですよ。(僕の中では、超褒め言葉)※実際、ラモーンズが出演してる映画も撮ってました!

モットーは〝早く、安く、儲ける〟って吉野家かよと。
とにもかくにも、コーマン先生の精神が素晴らしいです。
インディーズである
金が無くても作る
工夫で何とかする
芸術性の排除
作品の完成度など度外視
客が喜ぶものを作る
2日で撮影を終える
体制批判の姿勢を常に持っている
弱者に優しい目線を持っている

メチャクチャ、かっこいいですよ!

客が喜ぶものって何か?
SEX、ドラッグ、ロックンロールですよ。それに、SF、アクション、ホラー、スプラッター…とにかくドラマなんかじゃなく、ただ観てて面白いモノですよ。


ジャック・ニコルソンの途中の発言が笑えました。
「彼の作品は、本当に駄作ばかりだよ。でも、たまに素晴らしいのを間違って作っちゃうんだ」
確か、こんな感じだったと思います。たまらなくコーマン監督が好きになりましたよ。
大好きなスコセッシ監督の師匠もまた素敵な人でしたよ。

更に、誰だったか俳優をやらされて、殺される役だったんですけど、人が足りないからカウボーイ役もやれって言われて、映像観たらカウボーイ役の自分が自分を撃ち殺してたと言うのも、メッチャ笑いましたね。

そんなコーマン先生の門下生や、コーマン先生をリスペクトしてる俳優や監督が多数出演しています。いかにロジャー・コーマンが、映画人達から愛されてるかわかりますね。
とにかく出演者がすごい!
ジェリー・コーマン(奥さん)
シーン・コーマン(弟)
ロバート・デ・ニーロ
ジャック・ニコルソン
マーティン・スコセッシ
ロン・ハワード
ジョナサン・デミ
ピーター・フォンダ
ブルース・ダーン
ポール・W・S・アンダーソン
クエンティン・タランティーノ
アラン・アーカッシュ
ポール・バーテル
ピーター・ボグダノヴィッチ
デヴィッド・キャラダイン
ジョー・ダンデ
パム・グリア
ゲイル・アン・ハード
ジョナサン・カプラン
ポリー・プラット
ジョン・セイルズ
ウィリアム・シャトナー
ペネロープ・スフィーリス
メアリー・ウォロノフ
アーヴィン・カーシュナー
イーライ・ロス
エリック・バルフォー
ディック・ミラー
ボブ・バーンズ
フランシス・ドール
トッド・マッカーシー
ジョージ・ヒッケンルーパー
トム・シェラック

興味ある方は、↓のロジャー・コーマン関係図を観るとよりわかりやすいですよ。
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好きな監督や俳優さんばかりですよ。
ちなみに、ジェームス・キャメロン(タイタニックやアバターの監督)は、門下生入り拒否となってますよ。先生の元で監督をさせてもらった「殺人魚フライングキラー」を自分の黒歴史にしてるみたいです。それで、環境だの愛だのと優等生っぽい映画ばかり撮ってる鼻持ちならない男ですよ。

ま、そういう薄情な奴の事は、ほっといて、この映画について語りましょう。
ドキュメンタリーって、編集と構成が命だと思うんですけど、「ピープルVSジョージ・ルーカス」も今作も、よく出来てるなぁと思うんです。
序盤は、色んなコーマン作品の破天荒ぶりを色んな証言者や本人が語って行き、実際に映像も流してて、笑えるし楽しいし、コーマン映画も赤字を出さないんで、イケイケなんですよ。
ただ、ある男達が登場して、その脅威によって先生の時代も終わって行くんですね。
しかしその先に…。という感じの流れで。

そのある男達というのがスティーブン・スピルバーグジョージ・ルーカスなんです。要するに、「ジョーズ」「スター・ウォーズ」って事です。
結局、コーマン先生が、低予算でも黒字になってたのは、大手会社が手を出さなかった分野で、勝負してたからなんですよ。ただ、大手会社もこういうジャンルもウケると気付いて、手を出し始めて、ちゃんと金をかけた見せ物映画を作ってしまうので、ついに先生に勝ち目は無くなってしまった訳です。

まさに、「マネーボール」で金が無いけど、工夫で金持ち球団と渡り合ってたけど、そのやり方を金持ち球団に真似されて勝てなくなったアスレチックスと全く同じ構造ですよ。

でも、最後に感動的な展開があって。
この時のタランティーノが、泣かせるんですよ。

とにかく、コーマン先生を名前くらいしか知らなかった僕が観ても非常に面白い映画なんで、是非、みなさん新宿武蔵野館に足を運んで欲しいと思ってます。

今年、初めてパンフレットも買いました。(800円)
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町山さんの解説付き&コーマン先生が参加してる460本の作品一覧が載ってます!

そう言えば、コーマン先生が、こんな事をおっしゃってました。
「台詞は、キャッチーな事を言わせて客を呼び、内容は実は反体制の事を描いていた」
と。これは、自分も大切にしておきたい名言ですよ。

そして、コーマン監督が、急に真面目に作って、唯一赤字だった映画が「イントルーダー」なのですが、これこそが、コーマン先生の真骨頂でもあり、自信作との事です。
実は、その映画と今日もう一本鑑賞した映画、「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」が、同じテーマを扱ってるので、そこで一緒に書いていきます。


「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」
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by eigasirouto | 2012-04-10 04:20 | 新作映画(2012)

ピープルVSジョージ・ルーカス   

このブログでは、初めてのドキュメンタリーです。

ピープルVSジョージ・ルーカス
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公式サイト
解説: 『スター・ウォーズ』シリーズの熱狂的ファンであるアレクサンダー・O・フィリップが監督を務めた異色ドキュメンタリー。世界中の『スター・ウォーズ』ファンたちが、その生みの親であるジョージ・ルーカスに抱く愛憎渦巻く複雑な心理をインタビューで浮き彫りにする。出演者もダース・ベイダー役のデヴィッド・プラウズをはじめ、映画製作者や作家など多岐に渡る。激論を戦わせつつもその根底に横たわる傑作映画への愛の深さに感じ入る。
あらすじ: 1970年から1980年代にかけてジョージ・ルーカスが発表した『スター・ウォーズ』最初の3部作には誰もが熱狂し、圧倒的な賛辞を惜しまなかった。やがてその映画は新しいアメリカ文化ともいうべき大々的ムーブメントを各地で巻き起こす。だが、特別篇と新3部作の話になると、コアなファンたちの態度は手の平を返したように冷たくなるケースも出てきて……。

また、これも笑いましたよ。

やっぱり、『「スター・ウォーズ」シリーズと僕』という事から話を進めないといけないと思いますが、僕は「スター。ウォーズ」をリアルタイムで、観てません!
というか、最初の「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」は、1977年の作品だから1歳なので、観れなくて当然なんですが、でも子供の頃にテレビで映画やってても、食指が動かなかったんですよ。2時間も、じっと出来ない子供だったんで。
で、今3Dでやってる「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」も、1999年に盛り上がってて、今までのシリーズの過去の物語らしいとか聞いて、スゲー興味あったけど、過去のを観て無いから順番に観ないとダメと思ってて、結局、観て無かったんですよ。まだ田舎に住んでて、車でレンタルビデオ屋に行って、借りる情熱は無かったんですよねぇ。

それで、何度もこのブログで言ってますけど、2010年から(割と)たくさん映画を観る様になって、そりゃあ「スター・ウォーズ」も観ましたよ。※と言いつつ、2と3は、まだ未鑑賞って事に、映画鑑賞ノートを見直して、気付いた次第であります。(汗)

スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 2010/9/21鑑賞
スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲 2010/9/21鑑賞
スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの復讐 2010/924鑑賞
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス 2010/10/8鑑賞


と言う、もうすぐ33歳になろうかと言う頃にスター・ウォーズ童貞をやっと捨てれた様な軟弱男なんですよ。

それで、一番思ったのは、やっぱり映画は、その時代に観ておくと言うのが、大事なんじゃないかなぁと思いました。その時々の最高の技術を体感する興奮。何も知らないで望む映画。その時代を象徴する恐怖や正義、世界観なんかも入ってると思いますし。
更に言うなら「E.T.」とかと同様に、メジャー作品なので、色々と情報が入って来てますし、ルークだのアナキンだのダースベーダーだのテーマソングだの、更には、あいつとあいつがああでこうでとかも、知っちゃってたりしますからねぇ。
それなりに、面白かったのは間違い無いですけどね。
ただ、「ファントム・メナス」は、微妙に感じたんですよね。間延びしてるなぁとか、ジャージャーがうざいな。とか。

それで、今「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス3D」が上映されてますけど、このタイミングで、まさかのルーカス及び「ファントム・メナス」をファン達がボロクソに言うこの映画ですよ。

今まで、グダグダ自分の「スター・ウォーズ」歴を述べて来た僕でも面白かったです。
少なくとも最低限の知識が入ってたので、本当に何も知らない人の意見は、わかりませんけど、少しでも知ってれば、今作は笑えるんじゃないですかね?いや、知らなくても面白い部分はあると思いますよ。

この映画は、世界中のSWファンと言うか、オタクの域の人達(著名な人から普通の人まで)へのインタビュー、コッポラなどの関係者の証言、ルーカスがテレビ出演した際の映像、実際の映像、ファンが勝手に編集し直した映像などで構成されて、SW同様に6部構成からなります。1部と6部で、SW及び、ルーカスへの尊敬、愛を前面に押し出しますが、間の2部~5部は基本、ほぼ文句と言う表面だけ繕いました型、悪口ドキュメンタリーでした。
と言うのは冗談で、冒頭で尊敬や好きと言うのを全開で見せて、間で愛ゆえの指摘をし、最後に、それでもやっぱり好きなんだよー!!こんな世界を提示してくれて、ありがとうルーカス!!と言う、感動する作りになってますよ。
ま、捉え方人それぞれで、それもまた面白いと思うんです。

色んな事が槍玉に挙げられてましたけど、大きく分けて、3つの文句からなってました。
①ルーカスが、オリジナルを勝手に変えて特別編を作った件
②グッズ販売についての件
③ファントム・メナスが、思ってたのと違った件

①に関しては、キラキラで宇多丸さんが、この映画よりも随分と前に話してるのがあるので、基礎知識として、非常にいいと思うので、聞いてみて下さい。→こちら
世に出た作品は、作者の物なのか皆の物なのか、難しい問題ですけど、皆、すごく怒ってるんですよ。本気なんですよね。本当にマニアの人達だから細かい部分に気付いてて、ルーカスに怒り心頭ですよ。ルーカスの気持ちもわからなくもないですけど。
どっちが拳銃を先に撃つのかと言う部分があって、それが変えられてて、みんなこれじゃあキャラが変わる!俺達が知ってるあいつの行動では無い!と激怒してるんですけど、これをどんだけ文章で書いても、感情が伝わらないと思うんで、面白さが伝わりにくいと思うんですけど、本当にみんなマジギレなんですよ。
8割が文句言ってる中、昔の絵描きも結構、何度も修正してる(ゴッホの絵で解説)という擁護も、一応入ってました。

②のグッズに関しては、新しいグッズが出る度に買わなきゃいけない(と思い込んでる、もしくは決め込んでいる)のに、ドンドン新しいのを出すからお金がかかってしょうがない。
これは、僕も気持ちすごいわかるんですけど、僕の場合、ずっと貧乏なので、フィギュアには手を出さないですけど、その気質は確実に持ってるんですよ。
「でも、これは自分のせいだ」という至極、真っ当な意見の擁護派もいて、そりゃそうだと笑いました。
でもさぁ、でもすごいわかるよ。俺も金があったら買っちゃうモノ。集めたいモノ。好きなモノ。

③ファントムメナスの件なんですけど、ここが見所満載でしたね。
早い段階から1(ファントムメナス)をやると言われてて、「スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの復讐」の後、16年後にやっと公開となった訳です。
16年ですよ?当時、子供だった人達も立派な大人じゃないですか。
しかも、一番ヒットしてるシリーズの続編なんで、公開は凄い事になった訳ですよ。ニュースで映画館にものすごい集まってると放送されて、ファンもお祭り騒ぎですよ。
16年間、ずっと待ち続けたものが、やっと観れるんですよ。
結構、仕事休んで観に来てて、実際、映画館で初めて映像が流れるシーンも映し出されるんですけど、映画館の雰囲気が最高ですよ。
真っ暗な中、ライトセーバーを振り回す観客達。あの「チャー、チャチャチャチャー♪」という音楽と共に、
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このタイトルが出た時、観客は、「うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」と狂喜乱舞するんです。
ここで僕泣きました。
いや、そうなりますよ。16年間ずっと待ってて色んな想像したりしてた訳だし。それを観て勝手に、よかったねぇみんな…と思って。泣いちゃって。俺も立ち会いたかったとも思いましたけど。改めて、すごいパワーを持った作品だったんだなぁと思いまして。

ところが…なんですけどね。
観終わった感想を聞かれてみんな
「…よくわからなかったんで、明日また観ようと思ったんだ」
「盛り上がったのは最初だけだったね」
「16年待ってこれかよ…」
「なんで、子供向けになってるんだよ…」
てな具合の落差に、ゲラゲラ笑いました。素晴らしい緊張と緩和ですよ。

それで、皆が皆、ジャージャーの文句言ってましたよ。でも、子供には、全然、不評じゃなかったみたいですね。

まぁそんな感じの映画で、スター・ウォーズを全く知らなくても、人間観察という観点でも楽しめるかもしれませんね。

しかし、ルーカスは、ネットの映像やこういう映画の公開も黙認するなんて、やっぱりでかい男ですよ。

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ジョージ・ルーカス
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by eigasirouto | 2012-04-07 04:25 | 新作映画(2012)