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フランケンウィニー   

12/27、新宿ピカデリーにて鑑賞

フランケンウィニー
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by eigasirouto | 2012-12-31 15:11 | 新作映画(2012)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q   

12/17、新宿バルト9にて鑑賞

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
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by eigasirouto | 2012-12-31 15:00 | 新作映画(2012)

メリダとおそろしの森   

8/1(水)に、「おおかみこどもの雨と雪」の後に鑑賞しました。ちなみに3D吹替版での鑑賞でした。

メリダとおそろしの森
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公式サイト
解説: 『カールじいさんの空飛ぶ家』などの名作を手掛けてきたディズニー&ピクサーのタッグによる冒険ファンタジー。幻想的なスコットランドの森などを舞台に、自ら招いた不運と対峙(たいじ)することになるヒロインの活躍を描き出す。監督を務めるのは、『プリンス・オブ・エジプト』の共同監督のブレンダ・チャップマンと、『ジョン・カーター』の脚本を担当したマーク・アンドリュース。広大な森の風景と共に勇敢な主人公の成長に目を見張る。
あらすじ: 王女メリダは王家のしきたりや伝統に反発を覚え、娘に女性らしい優雅さを身に付けるよう願う母と度々ぶつかっていた。そんなある日、彼女は鬼火に誘われるようにして森の奥深くへと入り込み、魔女の家にたどり着く。そこで彼女は自分の運命を変えてもらいたいと訴え、その願いがかなうと同時に、それまで安泰だった王国が災禍に見舞われてしまい……。

映画の日に、日米の最高峰のアニメ映画を見比べた訳ですが、「おおかみこどもの雨と雪」に、母と子のお話、森でのお話、熊の存在など少し似てる部分もあり、色々と興味深く鑑賞しました。

とりあえず、ピクサー作品初の女性が主人公の作品で、しかもお姫様が主人公というディズニーの十八番設定で、町山さんなどの解説で、ピクサーはファンタジーだけど、作家達の悩みや気持ちをしっかり反映させている。そして作家達が男しかいなかったから今まで男の主人公ばかりだったけど、女性が作家に入って来たので、今回は女の子を主人公に出来た。との事です。普通にピクサーのファンですし、ずっと楽しみにしてました。

ただ、僕の感想はと言いますと相変わらず絵は美しいですし、楽しいのは楽しい映画なのですが、後半くらいからあんまり面白くなかったと言うのが、正直な感想です。

どうして面白く無かったのか?色々と考えたのですが、いくつか自分なりに理由を考えた所、大きく3つあると思います。
ただ、ネタバレになりますので、まだ観て無い方は、鑑賞後に読んで下さいね。
①主人公メリダに問題がある気がする
②理解出来ない行動がいくつかあった
③全体的にキャラが弱いと思う
と僕は思うのですが…。

①主人公メリダに問題がある気がする

ですが、これは主人公の顔がタイプじゃないとか、性格が嫌いとか、僕の個人的な好みじゃなくて、メリダが最初から最後まで正しく無いだろうか?という事です。
王道パターンであるならば、主人公の王子なりお姫様なりが父なり母なりに反発する主張は一見正しく思えるけど、いよいよ追い詰められ、仮の死を体験し、それを克服して、親の言ってる事を理解し、大人になって自らの意思で王様や女王になる。という感じだと思うんですけど、今作に関しては、終わってみれば、最初からメリダの言ってる事を貫けただけでした。わざと型を外した…のかも知れませんが。
つまり、観終わってから振り返ると最初から別にメリダの言ってる事が特におかしくなかったんじゃないか?と思えて来ました。冒頭で、母親に反発しててどこかで過ちに気付くと思ってたら、そうじゃなかったです。
むしろ間違ってたのは、母親の方で、母親の方がメリダに歩み寄るという結果でした。なので、成長したのはメリダじゃなく母親の方だった。と僕は思ったんですよ。
別に、型通りに作品を求めてる訳じゃないですけど、一体メリダは何をしたのか?果たして主人公的な活躍をしたんだろうか?と言う部分も重要だと思います。
全く活躍してない訳じゃないですけど、結構、偶然と力技でなんとか母親を懐柔した感じなんですよね。でも、その話のどこに面白さを感じればいいのだろう?と僕は思ってしまったんですけどね。やはり主人公なりの落ちぶれと復活と大活躍を観たかったです。

②理解出来ない行動がいくつかあった

これまた主人公の行動なんですけど、「おいおいそんな事より、それを早くやった方がいいんじゃねーの?」とついつい思ったり、「そこ一緒に行かなきゃダメなの?」と思う場面が多々ありました。ただし、これに関しては女性の行動ってそういうものだから。と言われてしまえば、もしかしたらそうなのかも知れません。
例えば、破れた家族の布を縫えば、母親が熊から人間に戻れるかも知れない!と思い始めて行動に移るのですが、まず観てるこちらも、魔女の魔法の解き方がわからないので、そんなんで大丈夫かいな?と思うヤキモキ感はありますが、まぁそれは置いといて、お城に母親(熊)と一緒に戻る必要はあったのかな?と。どう考えても危険じゃないですか。メリダが一人でサクッと取り戻せば、早かったと思うんですがね。森に置いておくと野生化して危険だからでしょうか?でも、一緒にいたら野生化しないという絶対的な理由はわからないんですけどね。そこが物語を盛り上げる為に、一緒に行動したとしか思えなかったんですよね。
その後、布を取りに行く時に、感動的スピーチをして、それ自体は素敵なんですけど、でも、まだ問題が解決して無いから、それより早く布を取りに行けよ!とか、その後も早く布を縫えよ!と思うシーンばかりで、イライラしながら観てました。まぁそれが女性の行動なのかも知れませんが…。

③全体的にキャラが弱いと思う

主人公の立ち位置が微妙でも、周りのキャラがすごく面白かったりすると楽しかったと思うのですが、全体的にキャラが弱い気がしました。
確かに、三つ子の弟や、花婿候補の3人は面白くなりそうなんですが、面白そうで結局終わっちゃったと言うのが、僕の感想です。
三つ子に関しては、後半ちょっとだけ活躍しますが、花婿候補もあのアホな奴等なりの活躍をもう少しちゃんと観たかったなぁと思いましたね。
スコットランドの話で、なんとなく「ヒックとドラゴン」に世界観が似てるなぁと思って観てたのですが、「ヒックとドラゴン」は、割と他の仲間も後半で活躍してて、そういうシーンでグッと来た思い出があるので、なんかちょっぴり物足りなさを感じてしまったんですよね。
とにかく、もう少しだけキャラを掘り下げられなかったかな~?という気持ちです。

と以上の部分で面白く無かったんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。
でも、スコットランド調の音楽も楽しいし、絵も美しいし、場面場面で愉快なシーンも盛りだくさんなので、まぁピクサー作品は観といて損は無いんじゃないでしょうか。
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by eigasirouto | 2012-08-06 19:15 | 新作映画(2012)

おおかみこどもの雨と雪   

8/1(水)の映画の日に、ユナイテッドシネマとしまえんで鑑賞して来ました。

おおかみこどもの雨と雪
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公式サイト
解説: 『時をかける少女』や『サマーウォーズ』など、新作を発表するごとに注目を集めてきた細田守監督が手掛けたアニメーション。ヒロインがおおかみおとこと恋をして結婚し、出産、子育てなどの日々を送る13年間を映し出す。細田監督と共に脚本を手掛けるのは、『時をかける少女』『サマーウォーズ』でもタッグを組んだ奥寺佐渡子。キャラクターデザインを『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行が担当する。おおかみこどもを育てる母と子の強いきずなに勇気をもらう。
あらすじ:19歳の大学生花は、あるときおおかみおとこと運命的な恋に落ち、やがて雪と雨という姉弟が誕生する。彼らは、人間とおおかみの両方の血を引くおおかみこどもとしてこの世に生まれたのだが、そのことは誰にも知られてはならなかった。人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが、ある日、一家を不幸が襲い……。

非常に素晴らしい作品だったと僕は思いますよ。
まず、あらゆる点で、すごく丁寧だなぁと思いました。背景や小道具の絵もそうですが、ストーリー展開や、キャラの心理描写など、細部に渡り丁寧だったと思います。
そして、キャラクターが皆かわいいなと思います。絵的にもそうですが、性格や人と動物の動きも含めてかわいらしいです。

「パプリカ」の追記記事で、細田守監督の事を少し書きましたけど、人物に影を入れないと書きましたが、そこを全く意識せずに観てしまい、今、非常に後悔しております。
でも、細田監督がおっしゃられてた普段人間が普通にやってる動きをアニメでやると快感に感じると言う描写がたくさんあり、それだけでも、楽しいなぁと思えましたね。+アニメだからこそ表現出来る、雨ちゃんと雪ちゃんがブルブルと震えて、オオカミに変身するシーンも観てて、楽しかったです。楽しいというか微笑ましいと言うか。

おそらく観客やこのブログを読んでる方の中に、おおかみ男及び、おおかみ子供はいないはずですから、こんなファンタジーな人達の話に共感出来るのかね?と思われるかも知れませんが、ただ、恋愛話、子育て話、子離れ話としてのリアリティがハンパ無いですよ。

母親の花と父親のおおかみ男との出会いから始まるんですけど、2人の恋愛がお互い待ち合わせして会ったりして、なんかキュンとなりました。で、びっくりしたんですけど、二人が抱き合う若干の性的描写がありまして。これ子供連れの親御さんは気まずいかもなーとか思いながら観てましたけど。まぁまぁそんなのもありつつ、非常に好感の持てる恋愛をして結婚し子供達を産む訳です。
そして、姉の雪と1つ違いの弟の雨が生まれるんですが、父親が死んでしまいます。そこから人間である母一人で2人の姉弟を育てる訳ですが、人間とおおかみのハーフですから、苦悩する訳です。でも、この赤ちゃん及び子供を育てるって、未知なる存在ですし、マニュアルこそあれ、皆さん初めての時は、苦心されたんじゃないでしょうか?僕は結婚もしてませんし、子供もいませんけど、色々な情報でそんな風に感じます。特にシングルマザーの方の苦労ったら無いでしょう。共感出来る部分あるんじゃないでしょうか?
また、雪も雨も少しづつ成長していって、段々と自意識が芽生えて性格もドンドン変わって行きますが、ここは僕も子供の時代がありましたから、すごく共感出来る部分があったりもしましたね。
おおかみとのハーフと言う、他者との違いを持ってる2人ですが、しかし、そういう特殊な人じゃ無くても、僕も少しみんなと違う部分があると自分がおかしいんじゃないか?とか、思ってすごく不安になってました。普通でいたい感覚というのが、子供の頃にはありました。その感覚を雪ちゃんが僕らに思い出させてくれます。そして、彼女の願いにグッと胸を締め付けられ、それが崩れる瞬間に僕は泣きました。
一方の雨君は、幼少時は非常に気弱な子で、この男の子の方が大人しくて甘えてると言うのも、なんかそうっぽいし、リアリティがあります。そんな彼が絵本を読んで、いつもオオカミは悪役という事を知り、泣いてしまう場面でも泣きました。

人間として生きるのか?オオカミとして生きるのか?母親の花は2人に決めさせようと決意し、田舎暮らしをするのですが、この田舎の描写もよかったです。田舎の良い所ばかりを描いてる訳じゃなく、最初は田舎暮らしの大変さ、畑仕事の大変さをちゃんと描いてますし、しかし、それでいて村の人達に仲良くしてもらい出す辺りからホッと出来て、よかった~と心底思えました。もう、そう思うって事はこの家族にかなり情が移ってたんでしょうね。そして、花に惚れたおじいさんのツンデレぶりもかわいかったですね。つーか、その年になっても女好きなんて、イーストウッドか!と思いますけど。まぁでも死ぬまで男は女が好きなんですかね。

後、思ったのはタイトルというか名前にもなってますけど、非常に天気の使い方が考えられてる気がしましたね。雨の時は基本的に嫌な事が起きますよね。最後はもっと深い事が起こりますが。逆に雪は3人で走り回ったりして楽しげでした。それと何度も晴天の雲を描いてました。その辺の意味合いも探ってみたいですね。

僕は、あんまりアニメの良し悪しは、わかりませんけど、とにかく面白かったし、素晴らしい映画だと思いました。
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by eigasirouto | 2012-08-03 01:36 | 新作映画(2012)

スノーホワイト   

6/15(金)に、ユナイテッドシネマとしまえんで鑑賞した3本目!もう1週間も前になるのですね。色々、小忙しくて、更新がおろそかになってしまってます。

スノーホワイト
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公式サイト
解説:世界中で愛されているグリム童話「白雪姫」を大胆にアレンジした、白雪姫と女王が死闘を繰り広げるアドベンチャー。戦術とサバイバル術を身に付けた白雪姫ことスノーホワイトには『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートがふんし、『モンスター』のシャーリーズ・セロン、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが共演。メガホンを取るのはCMディレクター出身のルパート・サンダーズ。オリジナリティーを加えたストーリーはもちろん、白雪姫の斬新なイメージを演出するスタイリッシュな映像やファッションも要チェックだ。
あらすじ:とある王国の王と王妃の間に生まれ、肌の白さがまるで雪のような美しさを持つスノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、一家で仲むつまじく生活していた。ところが、スノーホワイトが幼いころに王妃が事故によってこの世を去ってしまう。大きなショックを受けた王だったが、ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)という美女に一目ぼれし、彼女を王妃として迎えることを決める。しかし結婚式の夜に、王はラヴェンナによって殺されてしまい……。

この一週間、色々ありましたから、ぶっちゃけこの映画の内容を忘れかけてますけど、ポカーンとしたのだけは忘れてません!

予告で、「アリス・イン・ワンダーランド」のスタッフが贈るって謳ってますけど、そもそも「アリス~」に、全然ノレ無かったのに、なぜ観たんだろうと後悔しております。でも、観る前は期待してる自分がいたんですよね…。

「白雪姫」が元になってて、1997年にマイケル・コーン監督版「スノーホワイト」ってのがあるみたいで、今回のは、そのリメイクなんでしょうか?今、サラッと調べたけどわかりませんでした。わかりませんけど、とりあえず、また新しい「白雪姫」って事みたいです。
他の男子の事はわかりませんけど、僕は「白雪姫」自体どうでもいいと思ってます。やっぱり「白雪姫」「シンデレラ」辺りは、女子の為にあるものだと思うんですよ。だからどうでもいい話を大人向けに、真面目に語られても、常にどうでも良さが付き纏ってしまいました。

まぁ観た理由は、たった一つ、
シャーリーズ・セロンが出てるから。
これだけです。

ブログ内関連人物
クリステン・スチュワート
シャーリーズ・セロン
クリス・ヘムズワース
ニック・フロスト

全部が全部嫌いとか、そういうテンションでも無く、好きとも嫌いとも思わない、無臭に近い作品だったと思います。

とは言っても、面白くなりそうだったんですよ。
シャーリーズ・セロンは、さすがの演技で、白雪姫の義理の母(女王)を怪演していたと思います。彼女が主役かと思えるくらい彼女のパートも結構あって、そこは楽しめるんですが、いかんせん彼女の出ないシーンが、興味が薄れてしまってました。最終的に、話がどうでも良すぎて、彼女が必死に演じてるシーンでさえ、どうでも良くなってましたけどね。

一方の、クリステン・スチュワートは、「アドベンチャーランドへようこそ」の時の方が、断然かわいかったですね。
王女の鏡に「この世で一番美しい」と言わせる説得力は、正直無かったと思います。シャーリーズ・セロンの方が、美しさではどうしても上に思えました。それは、個人の好みの問題もあるかも知れませんけど、でもなぁ…。

まぁそこはいいとしても、特に彼女が魅力的な描き方をされてないと思うんですよね。
というか、この映画、全般に言える事ですが、皆、キャラが弱いと思うんですよ。
せっかく、8人の小人(1人死んで7人の小人になる)に、
ビース - イアン・マクシェーン
ミューア - ボブ・ホスキンス
ゴート - レイ・ウィンストン
ニオン - ニック・フロスト
デューア - エディ・マーサン
コル - トビー・ジョーンズ
クワート - ジョニー・ハリス
ガス[7] - ブライアン・グリーソン
と癖のある俳優陣を揃えてるのに、全然、活かしきれて無いと思うんですけど…。見た目の楽しさだけで、こちらに汲み取らせようとしてるのかも知れませんが、何かしら彼らをもっと好きになれる要素なりエピソードが欲しかったですね。
序盤からの話がどうでもよかった分、彼らの登場にかなり期待し過ぎてたのかも知れません。

ただ、「マイティ・ソー」ことクリス・ヘムズワースが演じた猟師は好きでしたよ。なんというか、やさぐれてるけど腕っ節もある風な男が好きで、それを好演してたと思います。
一方の白雪ちゃんと幼馴染の男子は、優等生っぽくて、その対比も良かったと思います。
かなり例えが古いですけど、ちょうど、ド根性ガエルの梅さんと南先生が、ヨシコ先生を取り合ってる図に似てるというか。もちろん、梅さん達みたいに白雪への思いをお互いモロに出しませんし、猟師が、寿司の配達中にカップルをからかって、電柱にぶつかったりはしませんが。
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他に、好きだったのは、トロールとか妖精の造形は結構好きでしたね。
あの森の中の部分は、非常にワクワクしました。

そこの森に冒険に行った事で、白雪が本物の姫になったという通過儀礼なんでしょうね。

多分、物語の基本は守ってると思うし間違った事はやってない映画だと思うんですよ。ラスト間際、白雪が女王に虐げられた民を演説で奮い立たせるシーンとか、かなり好きなんですけど、それまでの過程が、ぼんやりしてるから、もったいないなぁと思いました。

ストーリーに間違いは無くても、特に面白くないので、やっぱりどうしても楽しめなかったですね。ごめんなさい。せめてキャラだけでも立ってればなぁと思います。

それとラストの戦いが思ったよりも、パッとしなかった点も、マイナスポイントかと思います。

と、今回はフワフワした感想になってしまいましたね。もう、一週間経ってますからねぇ。

後、一番これはどうしたものか…と思ったのが、毒りんごのシーンですね。突然、シャーリーズ・セロンが現れて、白雪に食べさせる演出なんですけど、どうかしてますよ。
ちょうど、この日、映画館に行く大江戸線内で、『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』という本で、ディズニーの最初の白雪姫の毒リンゴの描写の素晴らしさを説いてる部分を読んだ後だっただけに、非常にがっかりでした。
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この本では、継母がわざわざ老婆になってから毒リンゴを作るという順番がおぞましさと継母の怨念の強さを示す演出になってるし、毒リンゴを作ってる間に、小人たちがダンスをするミュージカルを入れて、継母のシーンに戻るとまだ毒リンゴを作ってる!と言う事で、本当に白雪姫憎し!を描けていると力説されてたので、今作がこの毒リンゴ問題をどう扱うか注目してたんですがね…。

ただ、これはあくまで「ド根性ガエル」を例に出す様な、無粋なおっさんの意見ですので、女性が観たらどう思うかわかりませんよ。映像なんか、それなりに楽しめるんじゃないでしょうか。興行成績で先週の1位だし、アメリカでもウケて、続編が決定したみたいですからね。後、個人的には、それでもやっぱりシャーリーズ・セロンは最高でした!
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by eigasirouto | 2012-06-23 02:22 | 新作映画(2012)

ミッドナイト・イン・パリ   

早く観たかったんですが、色々と時間の都合がつかなくて、15(金)にユナイテッドシネマとしまえんにてやっと観れました!

ミッドナイト・イン・パリ
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公式サイト
解説: 『アニー・ホール』『ハンナとその姉妹』などのウディ・アレン監督が、パリを舞台に撮り上げた幻想的なラブコメディー。1920年代のパリを敬愛する主人公がタイムスリップし、自分が心酔してやまないアーティストたちと巡り合う奇跡の日々をつづる。社交性に欠ける主人公を、『ダージリン急行』のオーウェン・ウィルソンが熱演。彼の婚約者を、『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスが好演する。第84回アカデミー賞作品賞ノミネートのしゃれた物語に酔いしれる。
あらすじ:ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており……。

2011年度の個人の映画ランキングで、クエンティン・タランティーノが1位、映画評論家の町山さんが6位にされていたので、非常に楽しみにしておりましたが、しっかり楽しませていただきました。ただ、欧米の文学や芸術の教養があった方が、より楽しめたのは間違いないですね。これは、僕のリテラシーの問題で、まだまだ知らない事だらけだと改めて思いました。

ブログ内関連記事
ウディ・アレン監督
オーウェン・ウィルソン
レイチェル・マクアダムス

今回は、
①ウディ・アレン監督について
②主要登場人物について
③歴史上の人物を知ってるとより楽しいですよ
④まとめ
で、書いて行きます。


①ウディ・アレン監督について

このブログでも、今作を鑑賞する為に、ウディ・アレン監督の映画を鑑賞してる事を書いてましたが、思うのは、ウディ・アレンが出演してようがしてなかろうが、やっぱりウディ・アレンの映画だな。と思える作品ばかりでした。

僕の勝手なイメージと共通点だと
・主人公が偏屈
・主人公が心配性
・主人公のうるさい蘊蓄
・主人公に諦めがある
・主人公が社交的では無い
・全体に皮肉が効いている
・2組のカップルが出て来る
・カメラ目線で語る人物がいたりする
・会話劇
…などなど色々、他にもあるでしょうけど、とにかく他者とわかり合えない人物が、途中で理解者を得るんだけど、やっぱりその人にも裏切られる…みたいな感じでしょうか?

博識があり、オシャレ感もありますが、実はそこの部分はピンと来てなくて、それよりも人間の深い部分の哲学的な事が描かれてて、毎回僕は、主人公に、つまり監督で脚本も手がけているウディ・アレンにすごく共感しています。僭越であり、僕はウディ・アレン監督の言ってる事と同じ様な事を言葉に出来ずに常にもがいているのですが、こちら側の人間なんだろうと勝手に思っています。

僕も、皆で盛り上がろうぜ!なんて流れになるとわざわざ余計な事を言って冷や水をぶっかけたくなるタイプだし、醜い嫉妬心もありますし、些細な事に不寛容だったり、どうでもいいこだわりを持ってたり、簡単に言うと小さい人間だなぁと反省すると同時に、〝ヒャッホーイ〟なノリは、なりたくないし嫌だなとも思う訳なんです。でも、心の中では、そんな状況だとしても、変に空気を読んで、苦手にも関わらず演じようとしてしまう自分がいたり、後で、非常に後悔したりして生きている訳です。なかなか自分を出せないと言うか、自分を偽るというか。その根底には、しょせん俺なんて…という思い込みが常にあると思ってます。そして、それをウディ・アレン監督はいつもわかりやすく提示してくれるなぁと思うんです。

思うに、あっけらかんとして楽しげな人(真に楽しいかより、楽しげで十分だと最近思う)が男女問わずモテると思います。時々、そういう異性がこちら側に希望を持たせてくれたりしますが、最終的に価値観の壁にぶつかり、その後に付き合ってる人を見て、やっぱりそっち側を選ぶのか…と失望したりする訳で、そういう部分も丁寧に描かれてると思ってます。

そして、ウディ・アレン自信の人間性にも、実は共感してまして。
「アニー・ホール」の時、よく調べて無かったんですけど、アカデミー賞作品賞を受賞した時、ニューヨークのパブで趣味のクラリネットを披露していたという有名な話もあるみたいで、映画は賞をとるために作るものではないというのが彼の主張で賞自体を否定いるみたいです。
この姿勢も、ひねくれてるけど非常に共感出来ますし、同時に、考えすぎ故でおかしくなったのか、付き合ってたミア・ファローが、アレンの息子を妊娠中にミア・ファローの養女とデキちゃって、その子と結婚したと言う、フォローはとてもしづらいですが、何と言うか、そういう狂気の片鱗も嫌いじゃないですよ。

ちょっと長くなってしまいましたが、しかし、本作の主人公ギル・ペンダー(オーウェン・ウィルソン)は、こんなウディ・アレン監督のコピーの様な人物でもありました。


②主要登場人物について

予告編を見た方ならヘミングウェイやダリが出て来る話ってのは、わかると思いますけど、その辺は置いといて、現代社会の登場人物達は、実在感があり、いるいるこういう人!って思いましたね。

主人公のギル・ペンダー(オーウェン・ウィルソン)は、ハリウッドの脚本家として、まずまず成功してるみたいなんだけど、ハリウッド嫌いなウディ・アレンの反映でしょうが、それは意に沿わぬ職業で、パリに憧れて小説家になりたいと思い、仕事を休職中です。周りから見ると悪くないじゃないかと言われるんですが、世間で言う大人になりきれない人物は、常にそういうわがままを持ってるものだと思います。
そんな彼は、やっぱりちょっと偏屈で、婚約者以外に基本的には心を許して無い様子です。

その婚約者のイネス(レイチェル・マクアダムス)ですが、この人どこかで観た事あるなとずっと気になってたら「シャーロック・ホームズ」のアイリーンですね!そんな彼女は、金持ちの娘で悪い人では無いんですけど、全然、彼氏の本質を理解してないんですよ。自分の価値観をまるで疑って無くて、彼氏の心中を察してやれない人です。彼氏の為に助言してあげてる部分もあるんですけど、彼にとっては大きく的外れな意見でしかなく、逆にそれは彼氏を追いこんでて、彼氏にしてみれば一番の理解者であって欲しい彼女がこれだとやっぱり辛いです。逆に彼氏も彼氏で実は自分本位で自業自得ではあると思いますけどね。最初はわかりあえてると思っても、しょせん全てはまやかしで思い込みなだけかも知れませんね。
でも本当にこういう人いるなぁと思いましたね。そんな彼女は、友達の大学教授の男に憧れています。

その大学教授が、ポール (マイケル・シーン) なんですが、彼が結構、むかつくんですよ。インテリぶって色々と講釈を並べるけど、ちょいちょい間違えてる、結局かっこつけた奴なんですが、更にむかつくのは、イネスが彼の事を信じ切ってる部分です。雰囲気に騙されてるんですよ。でも、こういうの本当にありますよね。現実で。
この男を主人公は明らかに嫌ってて、ちょくちょく反論したいんですけど、彼女も「余計な事言わないで」という態度で、主人公が正しくても負けにされてしまうんですよ。こういう状況も現実世界でよくありますよ。結局、正解が必要なんじゃなくて、その場の空気の方が大事だったり、まともそうに見える方が正しくなるなんて事はザラだしで、僕はアホっぽいんで、よくそういう場面に遭遇しますよ。

ちょっと言い過ぎな気もする部分もありますけど、こういうしっかりとしたキャラクターが描かれて、さらにリアリティのある人間関係を構築してるので、タイムスリップするというファンタジックな映画ですけど、その中に真実があるんで、ちゃんと映画を楽しめました。


③歴史上の人物を知ってるとより楽しいですよ

この映画は、夜中になると主人公の憧れる1920年代にタイムスリップします。
知らなくても全然面白いですけど、そこに歴史上の人物が登場するのですが、どんな人物が登場するのか、紹介しておきます。右側は役者の名前です。
コール・ポーター: イヴ・ヘック
ゼルダ・フィッツジェラルド: アリソン・ピル
アーネスト・ヘミングウェイ: コリー・ストール
F・スコット・フィッツジェラルド: トム・ヒドルストン
ジョセフィン・ベーカー: ソニア・ロランド
ホアン・ベルモンテ: ダニエル・ランド
ガートルード・スタイン: キャシー・ベイツ
パブロ・ピカソ: マルシャル・ディ・フォンゾ・ボー
ジューナ・バーンズ: エマニュエル・アザン
サルバドール・ダリ: エイドリアン・ブロディ
マン・レイ: トム・コーディア
ルイス・ブニュエル: アドリアン・ドゥ・ヴァン
T・S・エリオット: デイヴィッド・ロウ
アンリ・マティス: イヴ=アントワン・スポト
レオ・スタイン: ロラン・クラレ
何人知ってましたか?彼らの言いそうな事とかも含まれてるみたいなので、詳しければ詳しいほど、笑えるみたいですよ。
ちなみに、調べるとわかりますが、かなりアメリカの人がいて、フランスなのになぜ?と思うでしょうが、アメリカが当時、禁酒法の時代で、ドイツはナチスが台頭して来てたみたいで、実際にフランスに文化人や芸術家が集まっていたみたいですよ。

そして、更に時代を遡って、
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック: ヴァンサン・モンジュー・コルテ
ポール・ゴーギャン: オリヴィエ・ラブルダン
エドガー・ドガ: フランソワ・ラスタン
も、登場します。

その彼らの台詞から主人公は、ある大事な事に気付いて、成長を遂げますが、正に我が意を得たり!な答えでした。
「ALWAYS 三丁目の夕日’64」で、僕がギャーギャー言ってた事なんですけどね。やっぱりそうなんですよ!

ちなみに、歴史上の人物じゃないですけど、サルコジ大統領の奥さんのカーラ・ブルーニが、美術館のガイドとして、登場しています。


④まとめ

そんな感じで、ストーリーには全然触れませんでしたけど、楽しくて愉快でありながら、わかりあえないなどの切ない部分もあり、最後に大切なメッセージも残してくれている素晴らしい作品だったと思います!
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by eigasirouto | 2012-06-18 03:50 | 新作映画(2012)

この空の花 長岡花火物語   

大林宣彦監督作品は、「時をかける少女」しか観てませんが、最新作を有楽町スバル座で観て来ました。

この空の花 長岡花火物語
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公式サイト
解説: 『転校生 -さよなら あなた-』『その日のまえに』などの大林宣彦監督が、新潟県長岡市を舞台にした人間ドラマ。長岡を訪れた地方紙記者の女性が体験する不思議な出来事を通し、じん大な戦禍や災害を乗り越えてきた長岡市の歴史を浮き上がらせ、東日本大震災の復興への願いと希望をファンタスティックかつハートウオーミングに撮り上げている。キャストには『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』の松雪泰子、『はやぶさ/HAYABUSA』の高嶋政宏、『フラガール』の富司純子ら実力派が結集。長岡の風光明媚(めいび)を切り取った、美しい映像の数々にも魅了される。
あらすじ: 新潟県長岡市に暮らす昔の恋人だった教師の片山(高嶋政宏)から、生徒が創作した「まだ戦争には間に合う」という名の舞台と花火を見てほしいと手紙で伝えられた地方紙記者の玲子(松雪泰子)。その機会を生かし、彼女は東日本大震災の被災者を迅速に受け入れた同地の様子も見て回ることに。市内を旅する中で不思議な出来事と人々に次から次へと遭遇する玲子は、それらすべてが空襲や地震から立ち直ってきた長岡の歴史と密接にかかわってくることに気付く。やがて彼女の旅は、過去、現在、未来といった時間を超越したものへと変わっていく。

前日に、 『転校生 -さよなら あなた-』『その日のまえに』を鑑賞してから行こうと思ってましたが、時間が取れそうに無かったので、ほぼ予習無しで観に行きましたが、本当に、面喰いましたよ!

実験映画?カオス?問題作?やりたい放題?型破り?ワンダーランド?…
何と言えばいいのか、わかりませんが、どれも当てはまりました。とにかく、パワフルかつスピーディなじいさんに、髪の毛をグワシと掴まれてガンガンに頭を揺さぶられて、終わった時には、「すみません。やっぱり戦争はダメだと思います…」と、ついこちらが言っちゃう感じの映画でした。

74歳になられる大林監督の映画は、メッセージこそさすが74歳!ですが、演出、編集などは、若いと言うべきか、狂ってると言うべきか、かなりぶっ飛んでましたよ。
ちょくちょく耳にしてましたが、大林監督は、変わりがいない程の個性ある作家性の強い監督みたいで、今作を観て、〝これほどまでか…〟と、度肝を抜かれました。
「時をかける少女」も、役者が棒読みだったり、突然歌いだしたり、とんでも展開になったりと愉快な映画でしたが、今作も、映画の教科書からはみ出しまくってましたね。

この映画のせいでは無いと信じたいですけど、今、ちょっと頭が痛いので、今回の記事は、僕なりにはみ出てるぞ~という部分を箇条書きにして、最後に結論的な書き方にします。
・いきなり冒頭で、文字での説明が4つくらい続く
・早口で、延々と遠藤玲子(松雪泰子)のナレーションが続く
・ナレーションだと思ってたらタクシーの中の松雪がカメラ目線でナレーションを話し出す
・やっとナレーションが終わったと思ったら片山健一(高嶋政宏)のナレーションに変わる
・こちらもカメラ目線になったりする
・元木花(猪股南)が、ずっと一輪車に乗っている
・村岡秋義(笹野高史)が、松雪に延々と長岡市と戦争の説明
・目まぐるしいカット割り
・無秩序に現れる黄色いテロップ(戦争の説明は理解出来るが、トライアスロンやテヅカオサムシやじゃが芋堀りなどにもテロップ)ギャグなのか?
・若かりし頃の高嶋政宏の長髪ヅラの違和感
・そして、「痛いな!この雨痛いな!」という理解不能な叫び
・一方の松雪泰子の「私達、戦争なんて関係ないのに…」と言う別れる理由(これに関しては、途中でそういう事か!と理解出来ました。)
・異常なまでの説明過多。例:笹野「さっきのトライアスロンの…」と言えば、誰の事を言ってるのかすぐわかるのだが、わざわざその人が走ってる様子を見せるなど
・高嶋兄の「我々と戦争が繋がった!」という台詞が、あるけど理屈がよくわからなかった(これは、僕の責任かも知れませんが)
・山下清(石川浩司)が、ちょくちょく登場する(ちなみに、たまの石川さんが演じられてて、これは嬉しい)
・そんなに重要でも無さそうな先生が、職員室で三味線を弾いている
・突然、モデルになった方が登場し、インタビューを始める
・大団円のテロップ
・それでいて、160分もある!
と言う感じなんですけど、まだまだカオスな部分は、ありますが、今、ちょっと思い出せなかったりで、この辺にしておきます。

それで、こうやって書くとつまらなかったのかな?と思われるかも知れないし、ぶっちゃけ途中で帰ってる人も、数人いました。(おじいさんだったので、疲れちゃったかな?)好き嫌いが完全に分かれるのは、わかります。

ただ、これが不思議なもので、結構、面白かったんですよね。面白いというか壮絶なモノに、ただただ圧倒されたと言うか…。正直、途中長い…一体この居心地の悪い空間からいつ逃げ出せるのか?と思う時間帯もありましたけど、終わってみれば、心底、観てよかったなぁ。と思いましたね。そう言うと意味がわからないと思うんですけど、僕もぶっちゃけ意味がわからないんですよ。

今日までの上映らしいので、興味ある人は、会社や学校になんとかかんとか理由つけて行って下さい!ただ、相性はすごくあると思います。
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by eigasirouto | 2012-06-08 04:01 | 新作映画(2012)

イレイザーヘッド   

やっと観れました!

イレイザーヘッド
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解説:フィラデルフィアの工業地域を舞台に、さえない印刷屋の主人公の周囲で起こる不可解な怪現象を描く問題作。後に名作『エレファント・マン』を撮る鬼才監督デヴィッド・リンチの長編デビュー作で、ガールフレンドが産んだ奇怪な赤ん坊の泣き声に悩まされる主人公の、精神的な迷走をシュールなイメージ映像の連続で見せる。主人公は「ツイン・ピークス」のジャック・ナンス。現実と幻想の境があいまいな映像世界に引き込まれる。
あらすじ:フィラデルフィアの工業地帯で働く印刷屋の職工ヘンリー(ジャック・ナンス)は、ガールフレンドのメアリー(シャーロット・スチュワート)から子どもを妊娠したことを告げられる。しかし、生まれてきた赤子は恐ろしい姿で、異様な泣き声で彼らを苦しめる。やがて、生活に耐えられなくなったメアリーは家を飛び出してしまう。

難解極まりないし、気持ち悪くて不気味な映画だし、別に誰にもオススメしませんけど、なんか物凄いパワーと情熱を感じました。

デヴィッド・リンチ監督の処女作で、多分、リンチ監督の本質の全てが、この作品に詰まってるんだと思います。

映画をよく知らない僕は、「エレファント・マン」は、差別についての映画だと思ったし、そこが評価されてるのかも知れないけど、リンチ監督は、差別の映画じゃなくて、単純にフリークス(奇形)が好きなんだとわかりました。

それにしても、今作は、一体どういうジャンルになるんでしょうか?ホラーとも思えるんですが、正直、僕はちょくちょく笑えたりして(リンチの本意じゃないけも知れないけど)、非常にジャンル分けるのが難しいですよ。

町山さんの「ブレードランナーの未来世紀」という本を読んで、色々と納得出来ましたけど、それでも色々と謎の部分は残ったままですし、とにかく観た事の無いジャンルの映画でした。

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本当に、シュールだし不気味だしキモいんだけど、もう一度観てみたくなるんですよね。これって、すごい事だと思いました。唯一無二の存在だけど、ちゃんと惹きつける何かがある。でも賛否分かれるのは間違いないし、嫌な人はとことん嫌だと思うので、人には、特にオススメしませんが。

それでも、もし観たい人は、心も体も元気な時に、観た方がいいと思いますよ!
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by eigasirouto | 2012-05-13 23:30 | 旧作(2012年鑑賞)

テルマエ・ロマエ   

かなり前から映画館で予告編が流れてて、悪い意味で、これはヤバそうな映画だなぁと思ってたんですが、シネマハスラーの今週の課題作品になったので、鑑賞して来ましたよ。

テルマエ・ロマエ
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公式サイト
解説:古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう、ヤマザキマリの人気コミックを実写映画化。監督は、『のだめカンタービレ 最終楽章』シリーズの武内英樹、脚本を『クローズZERO』シリーズの武藤将吾が手掛ける。古代ローマと現代日本、時空を越えて異文化交流を繰り広げる主人公ルシウスを、阿部寛が妙演。漫画家志望のヒロインに上戸彩がふんするほか、古代ローマ人役の北村一輝、宍戸開、市村正親という日本屈指の顔の濃い役者陣の成り切りぶりにも注目。
あらすじ:古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。たどり着いた場所は、何と日本の銭湯。そこには「平たい顔族=日本人」がいて、彼は漫画家志望の真実(上戸彩)と出会う。ルシウスは日本の風呂の文化に感銘を受け、そこで浮かんだアイデアを古代ローマに持ち帰り一躍有名になっていくが……。

映画の日で、1000円だったからか新宿ピカデリーの21:25の回の結構大きいスクリーンが、満席でしたよ。今年、鑑賞した中で一番多くの人達と鑑賞したと思います。

原作の漫画は非常に評価が高いですね。
マンガ大賞2010
第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞
「このマンガがすごい!」2011年版オトコ編 2位
全国書店員が選んだおすすめコミック2011 3位入選
原作漫画の存在は知ってて、話題になってたから以前に読もうと思って商品を手に取った事はあるけど、帯の解説とか読んで、うーん、興味が湧かないなぁ…と思ってそのまま本棚に戻した事がありまして。
で、鑑賞前に1時間程、時間があったので、上映前に1巻だけ買って読みました。
設定がユニークで主人公の生真面目さと彼が現代の物を見た時の衝撃にクスクス笑える感じで、漫画はそれなりに面白かったです。けど、なんでそんなにスゲー評価されてるのか、1巻だけじゃわからなかったです。なんでしょうか、斬新な設定が評価ポイントなのでしょうか?

ただ、冒頭にも書きましたけど、予告編を観る限り、嫌な予感のする映画で。
一番強くそう思う理由は、同じ気持ちの人は多いと思いますが、ローマ人濃い顔をした日本人が演じるという部分で。思い切った事をするなぁ。制作者たちは頭がおかしいなぁと言う部分です。
とても真面目に観る気にはなれないし、そもそも真面目に観る映画じゃないのは百も承知ですし、コメディなんだからいいんだよと言う意見もありそうですが、コメディだからこそ絶対に白人用意するべきだと思うんですけどね。だって、どう考えても白人が、やった方が面白いですよ。これ。
と映画を観る前は思ってたんですけど、いざ映画を観てみると逆に阿部寛さん(以下、敬称略)と言う奇襲は、阿部寛が非常にがんばってると思うし、悪く無いかもとも思ったりもしました。

僕の結論から言いますと、前半は、なかなか原作の持つ面白さを描き出してて、笑えるし良いんじゃないの?と思うのと同時に、ただこれ108分も持つのかー?今は楽しいけど、飽きずに行けるのかー?あ、やっぱり持たなかったか…。と思いました。

今回は、以下
①嫌いじゃないよ前半戦
②上戸彩ちゃんは、かわいい。ただ…
③絶望の中盤以降
④ダラダラのラスト&エンディング
⑤客層
の項目に分けて書いて行きます。


①嫌いじゃないよ前半戦

漫画を読んで、すぐ映画を観始めた訳ですけど、冒頭で古代ローマの説明から入って、そんなの別にいらないなぁと思いながらも、日本人がしゃべる所はそのまま日本語で喋ってて、外人の所は吹替えっぽい日本語になってて、適当なぁと思いながらも、タイムスリップ描写にオーケストラの指揮者みたいなのが、出て来る演出に何それ?とか思いつつも、予告編でそこ何度も観たよ思いながらも、それなりに阿部寛の真剣な演技が面白かったんで、悪くないんじゃん?と思いましたよ。

この映画、正直つっこみ出したらキリが無いんですよ。むしろつっこまなくていい部分を探す方が難しいですよ。だから、もうそういう映画だと割り切るしかないんですよ。そこを自分に言い聞かせながら観ると中々笑えたんですよ。

やはり、その大きな要因として、阿部寛の演技にかかってると思うんですよ。ちゃんとふざけずに大げさになり過ぎずに、ちゃんとその役の範囲内で演技をしてると思ったんで、主人公いいなと思えましたよ。
それと笑えるシーンは、漫画でも面白い部分で、そこをちゃんと損なわずに伝えれてるなと思いました。
阿部ちゃんの頭の中で、奴隷が働いてると思うシーンがあるのですが、漫画では言葉だけで言ってるけど、その絵を映画は見せてて、説明的過ぎる気もするけど、それはそれで面白いなと思いましたね。笑いが増幅されるならいいんじゃないですかね。
他にも、竹内力の存在が面白かったのとピカデリー梅田は、面白かったです。

そんな前半でも、気になる部分は無くはないです。
阿部ちゃん以外の人達が、どうもコントテンションでやってるんですよねぇ…。それって上辺の笑いになってしまうから勿体ないなぁと思ったり。

後、やっぱり漫画と映画は違うんだから全部台詞で、説明するのは、もう少し工夫が必要だったんじゃないかなぁとかは、思ったりもします。


②上戸彩ちゃんは、かわいい。ただ…

そりゃあ、かわいいですよ。
ただ、この役は、漫画にはいない役なんですよ。原作者のヤマザキマリさんがモデルだと思うんですけど、この役いる?と思ってしまって。
かわいいから個人的には、許せる範囲ですけど、わざとらしい演技とか気になるし、彼女を描いたオリジナル部分は、全然、リアリティを感じれなかったです。

だから上戸彩が悪いんじゃなくて、脚本と演出とそもそもここに、この役と上戸彩をブチ込んだディレクターなりが悪いんだとは思いますけどね。
まぁ、濃いおっさんとじいさんばかりしか出て来ないから華を添えたいと言う気持ちも、わかりますけど。

漫画家志望の女の子って、設定でもいいですけど、なんで20代中盤の女の子(特に彼女は童顔だからもっと若く見える)が「北斗の拳」が好きで、「北斗の拳」風の漫画を描くかなぁ?実家に帰る時、「ひでぶだよ…」とか言うかなぁ?何で今時?と思って。原作者のヤマザキマリさんが好きなんですか?わからないですが、上戸彩ちゃんが「北斗の拳」を好きそうに思えないですよ。わからないけど、作り手のエゴが入ってる気がします。
いや、僕も「北斗の拳」好きですけど。こうやって書いてて、今になって想像するとかなり笑えて来ましたし、上戸彩ちゃんにそんな事をさせると言うアイドル的観点から見ると楽しいのかも知れないですけど。
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これから書く部分が、ものすごく細かい部分ですけど、ここからが一番言いたい部分です。上戸彩の実家の部屋の本棚に色んな漫画が飾ってあるんですけど、「ゴリラーマン」が並んでて、その横に「ゴリラーウーマン」と言う「BECK」に出て来た架空の漫画も並んでるんですけど、これってまさか「BECK」オマージュですか?わざわざ「BECK」で作ったから使い回しですよね?装飾が同じ茂木豊さんですよ。だから結局、仕事が適当なんですよ。制作者達は「ゴリラーウーマン」という漫画が存在しないと言う事をわかってるんですかね?
ヒロインが真剣に漫画家を目指す役をさせるならある程度、絶対に漫画の部分はちゃんとしなきゃダメじゃないですかね?
全然、調べもしないで適当な記号としての漫画家を目指してる女性でしかないから彼女周りの話は、本当にどうでもよくなってしまってるんですよ。

更に、物語上のご都合主義の極みなんですけど、派遣社員もやってたんかい!と言うつっこみもありますけど、とにかくヒロインのキャラクターがいい加減過ぎて、話がどうでも良くなって来るんですよ。

適当な映画なんだからいいじゃんと言われるかも知れませんが、設定とかがいくら荒唐無稽でも良いけど、その分、そういう映画は登場人物の実在感が絶対的に必要だと思います。

だから阿部寛が、こんな無茶苦茶な世界観にも関わらず、一生懸命、人物を創ってて、前半は観れますが、上戸彩の登場シーンが増えるにつれ、ドンドンドンドン物語自体が、どうでも良くなって来て、中盤からもうどうでもいいやと思って、眠くてしょうがない展開になって行ったと思うんです。


③絶望の中盤以降

中盤くらいから阿部寛と上戸彩が、絡むシーンが増えて来るし、漫画にはない(らしい)笑い無しの真剣っぽいストーリーになって行くんですけど、ここが全然面白く無かったです。
いや、面白いも何も、そもそもどうでもいい話なのに、何を取ってつけた様に真面目にやり出しちゃってんの?と呆れてしまいました。

竹内力は、なんか面白かったりしますけど、別に物語上、関係無い笑いですからね。

後、どうでもいいと思ってしまう、もう一つの要因として、悪者とされているケイオニウス(北村一輝)って、ただちょっとイケ好かねぇ女好きな奴ってだけじゃね?と思えて、彼に対する扱いは、どうかと思うんですよ。
時の権力者なんて、皆、女何人もいる訳だし、そもそも王であるハドリアヌス(市村正親)なんて、男色家でもある訳じゃないですか。
ただ、単に主人公が気に入らなかっただけに思えて。映画って怖いのは、普通に考えて、そんな悪い奴じゃないのに、あれで悪い奴だなぁと思う人もおそらくいるって所だと思うんですよね。

だからヒロインも悪役もどうでもいいから、阿部寛が一生懸命がんばっても、どうでもいいなぁとしか思えないんだから眠くなりますよ。
しかも、ここのパートが一番長いと言う。そして、戦場に風呂を作ったからって戦争に勝つ理屈もよくわからないし。(うつらうつらしてたからわからなかっただけですか?)

この辺の話は、原作には無いらしいので、原作ファンはもっと怒るべきなんじゃないですかね?


④ダラダラのラスト&エンディング

そんなクソどうでもいい話がやっと終わって、早く締めて帰ろうぜ!と思ってるんですけど、そこからなかなか終わってくれないんですよ。
どうでもいい、その後をダラダラダラダラと続けて、やっとエンディングになったと思ったらそこでも、またその後の色んなキャラが風呂に入ってるシーンになりまして。
もうわかったよ。風呂っていいね。と心底僕は思ってましたが、映画が面白かった人には、いいのかも知れませんけど。

ただ、上戸彩ちゃんの入浴シーンもあって、これで僕は一気に目が覚めましたよ。
これは、よかったです。出来れば、乳首とかお尻とか見せてくれると良かったですけど。
いや~、これがあって今まで色々思った事がチャラに…ならねーよ!
これくらいの事で、チャラに出来る訳ないですよ。

一応、再度言っておきますけど、上戸彩ちゃんが悪い訳じゃないですよ!
入浴シーンを見せてくれたんで、感謝してますよ。乳首とかお尻とか見せてくれるともっと良かったですけど。


⑤客層

最後に、お客さんの事を書こうと思うんですけど、マジで人が多かったですよ。
まぁゴールデンウィークだし、1日で映画の日(1000円)だし、そもそも新宿ピカデリーはいつも人が多いですけど、ほんと色んな人がいたなぁと思いました。とにかくギャグの時、無条件で笑う人達とか。

終わった後、トイレでおしっこしてたら隣の20代後半くらいの男2人が、「こんなに映画館で笑いが起こる事無いよね?」「うん」とか、言ってましたけど、マジで、「いや、もっとウケてるの全然あるよ!」って、言いそうになりましたよ。

ただ、イタリアの映画祭では、大ウケらしいです。
それは、でも白人が侍をやったり「キル・ビル」で、日本をフューチャーされて嬉しいとか、そんなのと同質な喜びとあり得ない!と言うのが、混ざってウケてる気もしますけどね。

今まで、書いて来た事を総合すると、このGWに邦画を観るなら「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」を観るのが、おすすめですよ。
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by eigasirouto | 2012-05-02 04:59 | 新作映画(2012)

MIND GAME マインド・ゲーム   

本日、新宿バルト9にて「春のタマフル映画祭 シネマハスラー的必修アニメ特集」に行ってまいりました。
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「MIND GAME マインド・ゲーム」と「カムイの剣」を鑑賞しましたけど、映画もトークも面白かったですよ。「カムイの剣」の面白さは、なんというかその~…。まぁいいや、とりあえず一本目は…

MIND GAME マインド・ゲーム
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公式サイト
解説:劇場版『クレヨンしんちゃん』で注目された天才アニメーター、湯浅政明がロビン西原作の傑作コミック『MIND GAME』を映画化。『アニマトリックス』の制作をプロデュースした精鋭集団、STUDIO4℃と協力し、長編初監督デビューを果たす。実写と2D、3Dを融合させた、斬新でシュールなアニメーションは最高にクール。すでに『マトリックス』シリーズのジョエル・シルバープロデュースによる海外配給も決定している。
あらすじ: 偶然幼なじみの初恋の女性、みょんちゃんと再会する西。彼は彼女が姉のヤンと営む焼き鳥屋で、運悪く借金の取り立てにやって来たヤクザに撃ち殺されるのだが、神様に逆らい必死で地上に舞い戻る。

原作の漫画は、読んでません!(とゆーか知りませんでした。すみません。。。)

それで、じっくり感想なんてものを書きたいのは、山々なんですけど、割とやる事あるので、短い感想を箇条書きで。
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵
・みょんちゃんのおっぱいが大きくて素敵

他には
・主演の今田さんを筆頭に、吉本芸人さんが大活躍
・細かく入って来るギャグも笑える
・前半は、アニメ版の吉本新喜劇とも言える
・ゴチャゴチャしてて、一回観ただけだとわからない所は、いっぱいある
・ラスト間際は、本当によくわからない(けど、スゲー!と思った)
・アニメでやれる事をやりつくしている
・全く、先の展開が読めなくて結構びっくりする方向に

終わった後、監督の湯浅政明さんも登場して、インタビューも聞けました。
印象に残ってるのは、
「世の中、わからない事だらけなのに、全部わかられたくないって気持ちはある」
「なんとなく言いたい事が伝わればいい」

とおっしゃってたと思います。
曖昧な、言い方になってしまったのには、理由があります。
その後に鑑賞した「カムイの剣」に、色んな意味でぶっ飛ばされてしまったからです!

でも、みなさん、「MIND GAME マインド・ゲーム」は、マジですごいアニメなんで、絶対に鑑賞した方がいいと思います。しばらくバルト9でやるみたいなんで、是非是非足をお運び下さい!
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by eigasirouto | 2012-03-23 04:00 | 旧作(2012年鑑賞)