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ヒューゴの不思議な発明   

スコセッシ!スコセッシ!!スコセッシ!!!

ヒューゴの不思議な発明
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公式サイト
解説:オスカー受賞作『ディパーテッド』など数々の傑作で知られる世界的巨匠、マーティン・スコセッシ監督が初めて3Dでの撮影に挑んだ本格ファンタジー。世界各国でベストセラーとなったブライアン・セルズニックの小説を原作に、父親が残した機械人形に隠された秘密を探る少年の冒険を描く。主演は『縞模様のパジャマの少年』のエイサ・バターフィールドと、『モールス』のクロエ・グレース・モレッツ。共演にはジュード・ロウ、『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエン、ベン・キングズレーら豪華な顔ぶれがそろう。
あらすじ:1930年代のパリ。駅の時計台にひそかに住む孤児の少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)の唯一の友達は、亡き父が残した機械人形だった。壊れたままの人形の秘密を探る過程で、彼は不思議な少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)とジョルジュ(ベン・キングズレー)に出会う。やがてヒューゴは、機械人形にはそれぞれの人生ばかりか、世界の運命すらも変化させてしまう秘密があることに気付き……。

TOHOシネマズ渋谷は、14日は1000円で、3Dも1400円(メガネ持参だと1300円)って事で、行って来ました!

先に感想から書きますが、僕としては、かなりいい映画だと思うんですけど。久々に泣きましたよ。そして観るなら映画館で絶対に3Dにするべきです!

ただ、他にも言ってる人いますが、邦題と内容にギャップを感じます。その辺、注意が必要ですよちなみに原作の「ユゴーの不思議な発明」は読んでません!

スコセッシ作品で、ここに来てキャリア・ハイの観客動員数を誇り、さらに「アーティスト」とアカデミー賞各賞を分けあった作品ですからね。絶対、観とくべきだと思います。

スコセッシはいわゆるシネフィルで、かなり映画を観てる人ですが、スコセッシの映画愛が炸裂してる作品でした。
奥さんに「たまには、子供の為に映画撮ってよ」と言われて10歳になる末娘の為に作った今作。

映画の歴史、映画を初めて観た時の感動、映画の素晴らしさがとにかく詰め込まれてるなと思います。映画とはどういうモノなのか?なぜ必要なのか?というスコセッシからの回答が詰められてると思いました。

要するに、非常に映画愛に溢れるスコセッシの「映画についての映画」です。スコセッシ版「ニューシネマ・パラダイス」と言ってもいいんじゃないでしょうか。

初めての映画と言われる1895年リュミエール兄弟作の「ラ・シオタ駅への列車の到着」を観て、当時の人達が、汽車にぶつかる!と思って驚いて避けるシーンも微笑ましいです。それを最新技術の3Dで表現してるので、再び我々にその感覚を再現してくれるんで、すごいですよ。
また無声映画を観て驚く、クロエ・モレッツに萌えましたよ。
映画が誕生してからを楽しく観せてくれるんですが、この歴史の積み重ねに感動しましたよ。

そして、今作でキーマンとなる、おじいさんの〝ジョルジュ・メリエス〟は、実在の映画監督で、SF映画を最初にやった人物との事です。彼へのオマージュ非常にも溢れてましたし、彼まわりの話で、僕は号泣ですよ。

というこの辺に非常に魅力のある作品だと思います。

お話自体は、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」に結構、似てると思いました。父が死んで鍵を探して父との葛藤を乗り越えようと言う部分や、子供と老人が触れ合って…と言うのも似てると思いました。

子供達もがんばってると思いましたよ。主役のヒューゴを演じたエイサ・バターフィールドも男の子だけど、かわいかったですし、演技もよかったんじゃないでしょうか。で、彼に最初に心を開く「キック・アス」のヒット・ガールで一躍有名になったクロエ・グレース・モレッツもかわいいし、表情に萌えましたよ。後、図書館で映画史の本を作った人物に出会うんですが、その彼の少年時代の回想があるんですが、その時の少年の笑顔が相当いいんですよ。なんかもう真っすぐでひたむきで皆愛おしいです。

対する大人達もみなさん素晴らしいですが、僕が一番好きだったのは、鉄道公安員のサシャ・バロン・コーエンでしたね。あの「ボラット」や「ブルーノ」で、世界をからかった男が、今作では戦争で足を悪くした男を演じてますよ。彼の恋のエピソードも好きでしたね。味わい深い役者でした。

戦争の話を出したんで、ついでにしますが、今作は、映画の素晴らしさを描くと同時に戦争の悲しさも物語ってると思います。大人たちのほとんどは、第一次大戦によって何かを失ってて、戦争が終わっても人生が変わってしまい、死ぬまで終わらないという部分もあり、戦争の悲劇も描かれます。ただそれと同時に、だからって目的を失ってしまってはダメだという事もメッセージとして、僕は受け取りましたね。

それとこの映画から学んだのは、〝孤独でも、ほんの少しの勇気を出せば世界は変わるかも〟って事ですね。

再度、3D表現について戻りますが、映像も美しいし、雪の使い方も好きだし、ハラハラするシーンもいっぱいあって、今まで観た3Dで僕は一番いいんじゃないかと思いましたね。

ただ、僕もそうだったんですけど、タイトルや予告を観る限りじゃ、もっと単純な冒険モノかと思って行くとちょっと違うと思いますよ。映画終わった後、カップルが上の写真を観て女の子が、「こういうアクション映画かと思ってた」とか言ってたんで、それを期待した人は、思ってたんとちゃう~と叫ぶかもしれませんね。

最後に、一つだけ付け加えたいのは、過去のスコセッシ作品と全然違う!って意見で批判される人もいるみたいですけど、僕的には〝何かに取りつかれて突き進む男〟が描かれてて、やっぱりスコセッシ監督らしいんじゃないかなと思いました。(あんまり観てる訳じゃないですが~)

家族みんなで観に行ってもいい作品じゃないでしょうか。

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マーティン・スコセッシ
「レイジング・ブル」
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

2012/3/30に「グッドフェローズ」の記事で、追記を書きました。
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by eigasirouto | 2012-03-14 22:21 | 新作映画(2012)

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い   

たった今、バルト9で鑑賞しました。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
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公式サイト
解説: 大好きな父親を911のアメリカ同時多発テロで亡くした少年が、父親の残した鍵の謎を探るべくニューヨーク中を奔走する姿を描く感動ドラマ。ジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説を、トム・ハンクスとサンドラ・ブロックという二人のアカデミー賞受賞俳優の共演で映画化。『リトル・ダンサー』『愛を読むひと』の名匠、スティーヴン・ダルドリーが監督を務める。鍵穴探しの旅で父の死を乗り越え、力強く成長する少年には、映画初出演のトーマス・ホーンを抜てき。ダルドリー監督の繊細な演出と俳優陣の演技が感動を呼ぶ。
あらすじ: 911の同時多発テロで、大切な父(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)。ある日、父の部屋に入ったオスカーは、見たことのない1本の鍵を見つける。その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれないと考えたオスカーは、この広いニューヨークで鍵の謎を解くため旅に出る。

直後の感想なので、全くまとまってませんが、中盤くらいから何度も泣きましたよ。9.11で理不尽に死んでしまった父を乗り越えようとする息子の話なんですが、色々、考えさせられました。でも、難しい話じゃなく冒険譚であり、ホームドラマであり、ミステリーもあり、優れたエンターテイメントでした。同時にテロの原因は政治か宗教か知らないけど、殺されてるのは関係ない人達なんだという事にやるせなさを再び、突きつけられました。音響が大事な作品だと思いますので、これは映画館での鑑賞がいいかと思います。

2012/2/24追記を書きました→こちら
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by eigasirouto | 2012-02-20 16:25 | 新作映画(2012)