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くりぃむレモン   

10/27、DVDにて鑑賞。

くりいむレモン
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解説: 1984年に発売された同名アニメーションは大ヒットを記録し、美少女アニメの先駆けとも言える作品。今も根強いファンがいる同作が、満を持して実写化されることとなった。監督は『どんてん生活』、『リアリズムの宿』などで着実に人気を高めつつある山下敦弘。兄に恋してしまう妹役には、映画初出演の村石千春が大抜擢され、初々しくも大胆な演技を見せている。
あらすじ: ヒロシ(水橋研二)と亜美(村石千春)は親の連れ子で、血のつながらない兄弟という間柄。ある日熱を出した亜美は、やさしく看病してくれる兄にたいして淡い恋心を抱いてしまう。

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by eigasirouto | 2012-12-15 19:02 | 旧作(2012年鑑賞)

BE-BOP HIGHSCHOOL ビー・バップ・ハイスクール   

10/26、DVDにて鑑賞

BE-BOP HIGHSCHOOL ビー・バップ・ハイスクール
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解説:不良コンビ、ヒロシとトオルが天保工業の不良集団と戦う様子をハードに描く青春アクション。「週刊ヤングマガジン」(講談社・刊)に連載中の同名漫画を、Vシネマ「カルロス」で監督デビューした原作者のきうちかずひろ自身が監督したもので、以前の那須博之監督による「ビー・バップ・ハイスクール」シリーズ(85~88年)とは装いも新たにバイオレンス色が全面に打ち出されたもの。脚本は「カルロス」の木内一雅、撮影は「カルロス」「リング・リング・リング 涙のチャンピオンベルト」の仙元誠三が担当。主演の2人はオーディションにより新人が選ばれた。
あらすじ:立花商業の副番・ミノルの彼女・ミユキをめぐるトラブルがもとで、トオルはヒロシと間違えられて立花の番長・菊永らにヤキを入れられる。トオルやヒロシは仕返しをするため、菊永たちの溜まり場であるライブハウス「JB」に乗り込むが、そこに現れた天保工業の番長・ガチャピンや副番・朴(パク)らを田舎者呼ばわりしたことが発端となって、天保の徹底攻撃が始まった。次々と仲間が倒されていき、遂にヒロシも半殺しの目に会う。トオルは菊永と手を結び「JBグループ」を結成、天保勢に反撃を行うが、ガチャピンは菊永を脅して寝返らせる。他校のメンバーたちも次々にグループを抜け、孤立したトオルは逃げまどうが、ヒロシの挑発がきっかけで立ち直った。ヒロシはパクにタイマンを挑み、天保や立花勢に捕まってしまうが、単身彼を助けに乗り込んだトオルはガチャピンと激しいタイマンの末、彼を倒す。無敵の2人組がここに復活した。

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by eigasirouto | 2012-12-15 18:59 | 旧作(2012年鑑賞)

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9/11、DVDにて。

マイ・バック・ページ
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公式サイト
解説: 海外ではベトナム戦争、国内では反戦運動や全共闘運動が激しかった1969年から1972年という時代を背景に、理想に燃える記者が左翼思想の学生と出会い、奇妙なきずなで結ばれていく社会派エンターテインメント。川本三郎がジャーナリスト時代の経験を記したノンフィクションを『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘監督が映像化。激動の時代を駆け抜けた若者たちの青春を初共演で体現する、妻夫木聡、松山ケンイチの熱演から目が離せない。
あらすじ: 全共闘運動が最も激しかった1960年代後半、週刊誌編集部で働く記者・沢田(妻夫木 聡)は、理想に燃えながら日々活動家たちの取材を続けていた。ある日、梅山と名乗る男(松山ケンイチ)から接触を受けた沢田は、武装決起するという梅山の言葉を疑いながらも、不思議な親近感と同時代感を覚えてしまう。

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by eigasirouto | 2012-09-22 00:58 | 旧作(2012年鑑賞)

桐島、部活やめるってよ   

8/24に、バルト9で鑑賞しました。先月観たのに、今頃になってしまいました。

桐島、部活やめるってよ
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公式サイト
解説: 早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作を映画化した青春群像劇。学校一の人気者である男子生徒・桐島が部活をやめたことから、少しずつ校内の微妙な人間関係に波紋が広がっていくさまを描く。学校生活に潜む不穏な空気感を巧みにあぶり出したのは、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督。クラスでは目立たず地味な存在の主人公に神木隆之介がふんするほか、『告白』の橋本愛、『SAYURI』の大後寿々花らが共演する。
あらすじ: とある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也(神木隆之介)は、クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。そんな彼の学校の生徒たちは、金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、一方暇を持て余す帰宅部がバスケに興じるなど、それぞれの日常を過ごしていた。ある日、学校で一番人気があるバレー部のキャプテン桐島が退部。それをきっかけに、各部やクラスの人間関係に動揺が広がり始めていく。

観てから結構な時間経っちゃってますけど、これまた素晴らしい作品でした!とにかく高校時代を思い出して、観てる間に高校時代の自分を見てる様な、そして対話してる感覚になって、また同じような友達を思い出したり、恋愛を思い出したりして、楽しいやら恥ずかしいやら悲しいやら…悲喜こもごもに目の前に再現される感覚で、こんなの中々体験出来ないよ…と思いながら観てました。

原作は、未読なので映画の事しか書けませんけど、とにかく映画として非常に優れていたのではないかと思います。また吉田大八監督の作品は初見だったのですが、過去作もタイトルは知ってるし、いずれ観ようかな?と思ってましたので、これを機に全部観たくなりましたね。とにかく人物配置がバッチリで、それぞれの役と役者の顔がバッチリ合ってるし、この役者達の演技アンサンブルも素晴らしかったです。

この作品の特徴として、基本、高校を卒業した人であれば、どんな立場だった人でも、まぁ当てはまる人物がいると思います。ただ、男子高や女子高出身の人はどうなのかちょっとわかりませんけど、でも、学校内のヒエラルキーみたいなものは、どこにでも存在すると思いますから、その辺は理解出来るのでは無いでしょうか?

とりあえず、色んな立場の視点から物語は語られていくんですが、タイトル通り、桐島という男子生徒が、バレー部を辞めて、学校にも来なくなり、誰も連絡が取れなくなる。と言う所から物語は始まるし、基本的に、〝桐島が不在である〟と言う事が物語を引っ張ります。桐島とは、この学校での存在感は凄いらしく、ヒエラルキーの頂点に君臨している、言わば王様であり、他の生徒からすれば、彼との関係にアイデンティティを確立している様子です。
ある者は、彼女として
ある者は、親友として
ある者は、その親友の彼女として
ある者は、仲間であるとイケてるから
ある者は、部活仲間として
とにかく、桐島の不在は彼らに動揺を与え、混乱を招いています。要するに、拠り所を無くしてしまうのです。

しかし、その一方で、学園内には、桐島がいようがいまいが全く関係無い人達もいます。それが映画部の前田(神木隆之介)達や、吹奏楽部の沢島(大後寿々花)などです。学園内のヒエラルキーの最下層(これは世間が勝手に決め付けてるだけで、本人達にしてみれば、そんなピラミッドに入っても無いでしょうが)に当たる人達です。そもそも桐島がいても何ら恩恵を受けてる訳でも無いですから。

で、この前田と武文(前野朋哉)の映画部童貞ボンクラコンビが観てて、楽しくもありちょっと切なくもあって。周りから見れば、同じ映画オタクですけど、よくよく見ると二人は映画が好きってだけで、結構性格は違うなと思いましたね。前田に比べて武文は幼いのか、無自覚なのか、強いのか、あまり周りを気にしてませんが、前田は割と周りを気にしてると言うか、好きなものは好きなんだけど、ちょっと自分がイケてない位置にいるなぁと言う自覚はありそうな感じがしましたね。本当に、今にして思えば笑止千万ですが、こいつといるとスゲー楽しいんだけど、ダサいから一緒に遊んでると何かバカにされて、一緒に嫌われるかも…とかで、ちょっと冷たく扱ったりした事が中学高校の時の僕はあります。前田はそんな事しませんけど、そういう自覚はありそうだな。と映画観てて思いましたね。一方の武文は、そういうイケてる側をバカにしてて、やっぱりこういう人の方が強いし、後々、大物になりそうな予感はしましたね。こんな彼らは、本当に映画大好きで、ジョージ・A・ロメロタランティーノが大好きで、映画秘宝をこよなく愛してて、非常に好感が持てました。映画部の顧問の先生は、自分達の半径1メートルの事を描きなさいと言って、青春恋愛映画を描かせようとするのですが、本人達は、どうしてもゾンビ映画が撮りたい!と主張します。そして、先生を無視してゾンビ映画を撮る事になります。しかし、彼らは先生に反抗してるけど、それでいて先生の言う事を聞いています。なぜなら彼らの半径1メートルには、恋愛なんかより、生きにくい世界でそれでも生きていかなければならない、学園でいるのかいないのかわからない存在、つまり自分達はゾンビの様な存在な訳です。だから彼らがゾンビ映画を撮る事は、必然であるし、すごく正しいのです。学生時代にオタクだったりイケて無かった人達は、彼らに感情移入出来るのではないでしょうか?

そんな彼らの対極に存在するのが、イケてるグループです。まず、イケてる女子4人組がいるのですが、その中の一人は、不在になった桐島の彼女、梨紗(山本美月)で、わかりやすく言えば、学園のマドンナ的な存在なのでしょう。しかし、そんな彼女も桐島の不在でかなりまいってしまってます。それで、高校時代とか女子のイケてるグループとか見てると皆、同じ様な性格で思考してるんだろうな。って思ってましたけど、4人が4人共に全然、違うんですよね。それは当り前の事だけど、当時はそういう想像力や経験が足りなくて、あのグループに属してるから、こういう人だ。的な偏見はあったかなぁと思います。で、その梨紗の親友である沙奈(松岡茉優)は、梨紗といる事で、自分がイケてるグループにいる事に自信を持ててる感じの女で、この映画で最も嫌な人物でした。恐らく、自分に自信が無いんでしょうね。この役を演じた松岡茉優さんの嫌な人の演技は、素晴らしかったです。残りのかすみ(橋本愛)と実果(清水くるみ)は、先に上げた2人より、やや地味目で、バトミントン部にも所属していて、帰宅部の梨紗や沙奈より、模範的生徒であります。しかも梨紗や沙奈と仲良くしつつも、「あの人達に真面目な話しても、しょーがない」(by実果)と本当に信頼出来る友達じゃ無さそうで、とりあえず、今は仲良くしてる感じです。更に、実果はかすみに対しても、バトミントンの上手さでジェラスしてたりします。とにかく思春期の色んな立場の複雑さをこれでもか!と描いてるのです。一方のかすみは、全くイケてない前田達を皆がバカにしてる時も、一人だけ笑って無かったりして、イイ子だなぁと思わせますが、どうやら中学時代は前田とも仲良く話してたみたいで。こういう人間関係の変化もわかるなぁと。かすみは僕と同じ様に、イケてない人を排除しようとしてしまったんですね…。

一方、男子のイケてるグループは3人組です。元々は、桐島含めてこちらも4人組だったんでしょう。帰宅部のやる気無さげな2人と桐島の親友で野球部をサボり中の宏樹(東出昌大)で、イケてる女子グループと教室で絡んでます。それでいつも放課後に桐島をバスケしながら待ってるのですが、本当に、目的も無くダラダラしてる感じ「部活やってる人達の事どう思う?」とか下世話な話したりで、こういう高校時代を過ごした人も多いんじゃないかと思います。でも、チュートリアルの得意さん似の宏樹だけは、ちょっと雰囲気違ってて、その自由に適当に生きる高校ライフを心底楽しんで無い様子で、やっぱり野球も気になるなぁ的な状態です。なんか、真面目に嫌気して、桐島とよろしくやりたかったんだけど、桐島がいなくて、自分が無くなった感が満載です。彼は、さっき言った一番嫌な女である沙奈と付き合ってるんですが、それも好きで付き合ってる様に全然、思えないですね。桐島の彼女の友達だから付き合ってる感じです。なんか、運動神経も抜群なのに、やる気が無いというか、自分でも自分がどうしたいのか、わからないといった感じでしょうか。

そんな宏樹に思いを寄せるのが、文化系女子代表、吹奏楽部の沢島(大後寿々花)で、特に何も出来ないけど、屋上でトランペットの練習をしてるフリをして、下でバスケをしてる宏樹を見てると言う、健気な彼女に胸がズキューンとなりましたね。そんな彼女と映画部の場所取り合戦は、全部面白かったです。彼女も桐島がいなくなった事はあまり関係無いですけど、桐島不在によりイケてるグループの動きに支障が出た為、間接的に影響を受けた人物と言えるでしょうか。

そして、これまで桐島に影響を受けた人達は、ある意味では勝手に困ってろよとも思えるくらいの悩みですが、最も影響を受けてしまったのは、当然バレー部の連中です。何やら桐島は県選抜か何かに選ばれる程の選手だったみたいで、桐島がいるから強かったっぽいです。そんなエースがいなくなったら、どれだけ大変か想像に難くないですよね。彼らもまた桐島の恩恵を受けていたわけです。だからキャプテンはイライラして、桐島の彼女である梨紗に詰め寄ったりします。一方で、桐島がいなくなった事で、代わりにレギュラーになる選手も出て来る訳ですが、当然、桐島の様に上手く出来なくて、ビシビシしごかれます。彼にとってこれは良い事なのか悪い事なのか、判断は難しい所ですが、チャンスと言えばチャンスですからね。ある意味で、桐島不在の影響が一番ある人物かも知れませんね。そんな彼をバトミントン部であまり上手く無い「あの人達に真面目な話しても、しょーがない」発言でお馴染みの実果が気にかける所とかも、ああ、もう青春だなぁと強く感じて、胸が熱くなりましたよ。それで時々、バレーのシーンが入るんですが、そのバレー描写が非常にリアルで素晴らしかったと思いますね。

そして、ラストでこの様々な生徒達が、一気に絡み合います。それも最高の形で。そして、この群像劇の本当の主役が誰であったのか、最後の最後にわかります。その主人公が成長の片鱗を見せて、突然、物語は幕を閉じるのです。で、多くの人が「よくわからなかった」と言ってましたが、その意見もわからなくは無いです。僕の中で、こうだったのかなって解釈はありますけど、答えはそれぞれに考える様に作られてるんだと思います。ラストの絵とそれまでの会話でそれぞれが何を思うのか?何を受け取るのか?それが大事な映画です。そんな全部わかりやすい説明してくれる映画ばかり観てる人の中には、怒ってる人もいるみたいですが、空白を自分で埋めるのが、とても映画は重要だと思いますし、そっちの方がより心に残りますよね。

最後にネタバレになるから、この下の文章は観て無い方は読み飛ばして欲しいですけど…






桐島って、ただのマクガフィンでしたね。物語が進むにつれて薄々気づきましたけどね。桐島の退部の理由を言わないからわからないとか言ってる人も多いんでしょうね。それで怒ってもしょうがないですよ。だって、それで物語を引っ張るのだけが目的なんですからね。でも、それまで非常に楽しかったでしょ?って言いたいですね。
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by eigasirouto | 2012-09-05 01:15 | 新作映画(2012)

ヤング・ゼネレーション   

ちょくちょく映画やDVD観てるんですけど、色々忙しくて完全に放置してしまってました。

ヤング・ゼネレーション
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解説:インディアナ州ブルーミントンを舞台に、大学へも行かず自分の目的を模索している4人の若者を生き生きと描いた青春映画。イタリアかぶれの主人公と彼が熱中する自転車レースを中心に、家庭の問題、大学生とのトラブル、恋などのエピソードを織り込んだスティーヴ・テシックの脚本(アカデミー受賞)を、ベテランP・イエーツが自然体でさらりと演出。

今、メモ帳を見たら8/5に鑑賞してますから、もう12日も過ぎてるんですね…。

そして、この映画はと言いますと、地味な映画なんですけど、間違い無く傑作です!

主人公デイヴ(デニス・クリストファー)のイタリアかぶれとそれに呆れる父親(ポール・ドゥーリイ)とのやりとりが非常におかしくて笑っちゃうんですけど、前半のそのノリが、ある出来事以降、ガラリと変わってしまいます。
すごく憧れていた者に裏切られたショックは、計り知れないものがあると思います。
デイヴが父親に、「世の中には悪い奴がいるんだね。知らなかった。」という台詞に思わず泣きそうになってしまいました。僕も小学校の頃に、本当に悪意のある嫌がらせをされた時に、人間という生き物に衝撃を受けた事を思い出しましたね。僕はてっきり皆が正義に憧れてると当時思ってましたから。
真っすぐに何かに取り憑かれた様に、必死に憧れになろうとするその姿に、自分を重ね合わせてみてました。その姿を周りは笑うし、確かにイタいのかも知れないけど、でも、その気持ちって本当に素晴らしい事だと思います。そうやって、笑われる事に臆病になり、好きな事をやめるのは、本当にもったいないですよね。今、周りの10人が敵でも、その周りの100人が味方かも知れないですからね。好きな事を貫く事は非常に難しいですけど、それを通すときっと良い事が待ってると思うので、若い人は絶対に曲げないで欲しいですね。
と、少し本題とズレましたが、でも、そういう事を考えさせてくれて、教えてくれる映画でした。

また、友達も良かったですね。いつも4人組なんですけど、4人とも友達だし最初は似たようなキャラで誰が誰やらわからなかったんですけど、ちゃんと観て行くと全然違うキャラで。それぞれに個別の葛藤があったりして。特に、兄が警察をやってるマイク(デニス・クエイド)の話は、よく出来た兄とダメな弟という、よくアメリカ映画にありがちな設定ながら好きでしたね。基本、工場の跡地の池みたいな所で、泳いで遊んだり、家があまり裕福では無い為に大学に通えず、その鬱憤を晴らすかの如く、大学生をからかってみたりして遊んでます。こういう複数の友達って僕は憧れますねぇ。

恋愛のシーンも普通にかわいいなぁと思って観てましたし、ラストの自転車レースのシーンも本当の自転車レースと観てる様で、迫力ありましたね!最後はスポーツ映画の王道らしいですけど、それまでの流れで、絶対そうなって欲しい!!と強く思って観てました。スポーツものは、主人公側を一生懸命応援したくなる気持ちにしてくれたら、もう勝ちですよね。

冒頭に戻りますけど、淡々としてるし地味に思えるかも知れないけど、とにかく素晴らしい傑作だと思うので、死ぬまでに観といた方が、間違い無くいいと思います。
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by eigasirouto | 2012-08-17 03:22 | 旧作(2012年鑑賞)

苦役列車   

7/23(月)の深夜のバルト9で鑑賞して来ました!

苦役列車
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オフィシャルサイト
解説:貧しい肉体労働青年の青春を描いて第144回芥川賞を受賞した西村賢太の小説を、『マイ・バック・ページ』などの山下敦弘監督が映画化。1980年代後半を背景に、19歳の日雇い労働者で、酒におぼれる主人公を中心に、その友人、主人公があこがれる女性の青春模様を描く。主演を『モテキ』の森山未來が務め、ほかに『軽蔑』の高良健吾、AKB48の前田敦子が共演。独特の世界観を持つ原作に挑戦するさまざまなジャンルの作品を手掛ける山下監督と、旬の俳優たちによるコラボレーションから目が離せない。
あらすじ:1980年代後半。19歳の北町貫多(森山未來)は日雇い労働で得た金を酒に使い果たし、家賃も払えない生活を送っていた。他人を避けながら孤独に暮らす貫多だったが、職場で専門学校生の日下部正二(高良健吾)と親しくなる。そんなある日、古本屋で働く桜井康子(前田敦子)に一目ぼれした貫多は、日下部に取り持ってもらい彼女と友達になるのだが……。

現在、彼の影響を受けて無い邦画は無いんじゃないか?と言われてる山下敦弘監督の最新作ですね。彼のどういう部分が素晴らしいのかはこれから調べて行こうと思いますが、同じ年なんで応援したいですね!

まず、原作を読んで無いんですが、原作者の西村賢太氏が映画を酷評してるらしく、山下敦弘監督とは舞台挨拶でも会話をしなかったみたいだし、原作ファンはこの映画に違和感を覚えてる人もいるみたいなんで、原作を読まないと何とも言えませんが、あくまで原作を読んで無い僕としてはですね…メチャクチャ好きな映画でした!今の所、下半期ナンバー1です!

まず、主人公の北町貫多(森山未來)のクソ野郎っぷりがよかったですね。僕としては、当たり障りのない凡庸な主人公や、薄っぺらな正義をかざす主人公よりも全然好きですね。ここまでクソじゃないですけど、部分部分が野暮な僕には気持ちがわかるんですよ。僕も19歳の頃なんて、何よりもとにかくセックスしたかったです。でも、それに伴う努力をしてない。というか努力の仕方もわかってない。好きな女の子に上手く話かけれない。おっさんをバカにしている。完全なその日暮らし感、行き当たりばったり感とか、もう彼の気持ちは痛いほどわかります。実際、彼の父親が性犯罪で捕まったという様な経験が僕には無いので、わかってるつもりになってた気になるなと怒られそうですが、でも貫多には19歳くらいの青年のある一部の人間の普遍的な悩みや葛藤を背負ってると僕は思ったんですけどね。とにかく立派な人間じゃない側の僕は非常に感情移入して、自分の事の様に映画を観た訳です。
それを演じる森山未來の演技が素晴らしかったです。なんなんでしょうか?あの目つきは。本当に嫌な奴にしか見えないんですが、その上で、どこか、かわいそうな奴であり、ちょっとかわいい部分もあったりして、この役をここまで表現出来るのは、彼しかいないんじゃないでしょうか。完全にハマり役ですね。

日下部正二(高良健吾)もいいんですよ。スゲーさわやかでかなりイイ奴。まぁ薄っぺらくて事無かれ主義な所もありますが、貫多との対比キャラとしてバッチリです。そう、彼は僕らの向こう側の世の中の色々を受け入れられる側の人間なんです。でも、僕らは向こう側の人間に憧れがあるし、仲良くなりたいとも思ってる訳です。だからそもそも友達の少ないこっちは仲良くなった途端、ホモソーシャル憧れが発動し、必要以上に仲良くなろうとして、ストーカー的行為にまで及ぶ訳ですな。だけど、向こう側の人間は友達多いですからね。基本。段々、遊んでくれなくなって、嫉妬しちゃうんですよね。そして、最終的にその関係が崩壊するという…。
というこの2人の関係性もかなり好きなポイントでした。
また、正二の彼女もよかったですね。僕の大嫌いなタイプでした。ああいう、先を行ってる感じを出して来て、知ったかぶりをして偉そうな女が一番嫌いなんですよね。で、正二が優しいから(アホという気もするが)、そんな彼女を肯定しちゃうんですよね。あの、居酒屋での2人のトークの腹立たしさったら無いですよ。そして、それをぶっ壊す貫多に、ありがとう!と思いました。ハラハラする場面だし、友情が後に決壊する理由のシーンなんですけどね。

そして、前田のあっちゃんも良かったと思いますよ。このキャラが原作ではいなくて、彼女が主人公に影響を与える部分に原作者は怒ってるみたいですがね。でも、僕はいいと思いますけどねー。だってかわいいし、下着で海に入ったり、隣のおじいちゃんの放尿を手伝ったりと色々とやらされてますが、それを素晴らしい笑顔でやってくれるんで、素敵でしたよ。つーか、あので海に下着で入る貫多と正二が下着で海に入って、あっちゃんが「も~みんなバカなんだから~」って、台詞は80年代ドラマっぽいし、僕ら世代がが子供の頃に超絶アコガレ台詞だと思うし、何よりあの海のシーンがとてもアコガレシチェーションでした。山下監督と同じ年だからやっぱり憧れの対象が似てるのでしょうか?あの頭突きシーンもよかったですね。総じて、あっちゃんは良かったと思いますよ。

それと個人的に一番グッと来たのが、マキタスポーツさん演じる高橋ですね。貫多の延長線上にいる人物で、それを好演してましたね。序盤は表向きイイ人を演じてるんですが、頭悪そうで、本当はクソなんだろうなって感じがして。貫多も自分の延長だと理解して無くても肌で感じたから嫌悪感を抱いたと思うんですよね。で、彼がスナックで、マイクを取り上げるシーンは泣きそうになりましたね。これはちゃんと説得力のある歌唱力が無いとダメなシーンですが、さすがマキタスポーツさん!だと思いました。だから高橋出てこないかな~とか思いながら結構観てましたよ。

と、その他の脇役も含めて役者陣は本当に良かったです。こんな人いそうだなって思えました。

それと僕は前半は、どちらかと言えばギャグが多かったですが、ギャグも冴えわたってましたね。まず、あっちゃんと友達になれた時の、貫多の喜び方で僕は爆笑しましたよ。握手した手を舐めるシーンも親譲りの変態よのうと僕は好意的にニヤニヤしてましたけどね。さっきのあっちゃんがジイさんのおしっこを手伝うシーンも面白かったです。その他、クスクス笑えるシーン満載ですけど、わかりやすいつっこみとか無いんで、気付くかどうかです。僕はこういう淡々とした笑いが好きなので楽しめました。

他にも色々書きたいんですけどね。でも、結構時間を費やしたので、この辺にしておきます。もしかしたらまた追記やるかもですが。とにかく、僕は非常に面白い映画でした!でも、原作を読まずに観に行った方がいいかもです!
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by eigasirouto | 2012-07-28 02:22 | 新作映画(2012)

ベルフラワー   

本日、渋谷のシアターNで、鑑賞して来ました。

ベルフラワー
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公式サイト
解説:『マッドマックス2』に登場する悪の首領ヒューマンガスをヒーローとあがめ、世界滅亡を夢見る若者たちの友情と愛憎を描いたダークな青春ドラマ。恋人に裏切られ絶望した男が狂気へと駆り立てられていくさまを、幻惑的な映像表現で描く。監督、脚本、製作、編集、主演を務めたのは、本作で長編デビューを果たした新鋭エヴァン・グローデル。自らの失恋経験を基に独自の映像世界を作り上げ、第27回サンダンス映画祭で上映されるや大反響を呼んだ。
あらすじ: 『マッドマックス2』を愛し、悪の首領ヒューマンガスに心酔するウッドロー(エヴァン・グローデル)とエイデン(タイラー・ドーソン)は親友同士。映画で描かれた文明滅亡後の世界を夢見て、二人はひたすら火炎放射実験や戦闘用改造車作りに明け暮れていた。そんなウッドローにも恋人ができ幸せなひと時を過ごすが、恋人に裏切られた彼は怒りと絶望から正気を失い、狂気に陥っていく。

賛否両論は絶対にあるだろうし、意味がよくわからない映画なんですが、ひとつ言える事は、ものすごく変わった映画です。ちなみに「マッドマックス2」は、観た事ありませんが、多分観なくても大丈夫だと思います。なぜならこの映画のメインテーマは、モテない男の恋愛と失恋についての話だからです。僕も初めて童貞を捨てた時、それまで自分なりにこだわってた事がどうでも良くなった思い出があります。それが大人になるという事の一部なのかも知れませんが。この主人公よろしく僕の場合も、はっきりはしてないけど、二股かけられてた臭く、絶望した記憶があるので、この映画の主人公の風景がよく理解出来ましたし、感情移入しまくりでかなり好きです。

意味がよくわからない映画と書きましたが、お話的に現実と主人公ウッドロー(エヴァン・グローデル)の妄想が、後半からわからなくなります。実際、僕が最初の失恋をした時は、現実と妄想が入り乱れる所までは行きませんでしたが、かなりの被害者意識と絶望で、この世界なんて滅亡してしまえばいいのに…と思った事もあります。そして、ここがこの主人公及び、映画を理解出来るか否か、感情移入出来るか否かのラインかも知れません。主人公は本当に絶望的で破滅的な妄想を乗り越えて、自分にとって本当に大切なものを見付けます。その妄想自体は、すごく個人的な妄想なんだけど、それが実は一部の人にとっては普遍的な事なんですよね。
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この映画の主人公は、友達のエイデン(タイラー・ドーソン)と一緒に、この世が滅んだ後、「マッドマックス2」の悪のボス、ヒューマンガスに憧れて、世界を支配する為に、車を改造したり火炎放射器を作ったりノートに色んな妄想をスケッチしてるバカなんですが、主演兼監督であるエヴァン・グローデルが、本当に車を改造して作ったり火炎放射器を作ったみたいです。更に、全編通して映像が奇妙なんですが、カメラも監督自身の自作らしくて何から何まで自主映画です。エヴァンが初めての恋の相手が二股だった事から悶々とした気持ちを表現したかったらしく話のネタすらも自前、驚くべき事に、その時の相手がミリーを演じたジェシー・ワイズマンとの事です。
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はっきり言ってコートニー(レベッカ・ブランデス)の方が、100対0でかわいいのに、ミリーを思い続けるウッドローはどうかしてると思ってましたけど、そういう事情があったのですね。それにしても、二股をかけた元彼の映画に同じ役で出演して、冒頭で生きたコオロギを喰らい、堂々と乳出しセックスシーンをやってのけるジェシー・ワイズマンという人はすごいですね。とまぁ虚実入りまくった映画だからこそ醸し出される面白さや普遍性が確実にこの映画にはあるんじゃないでしょうか。最後になりましたが、本日月曜日はシアターNがメンズデーというのもあるかもですが、30~40人いるお客さんの中で女性は、たったの2人でした。うん、男の為の映画です!

ミリー(ジェシー・ワイズマン)
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コートニー(レベッカ・ブランデス)                       
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印象的なシーン
・ミリーのコオロギの喰いっぷり
・ウッドローとエイデンの火炎放射っぷり
・コートニーが銃で~
・ミリーの浮気SEXの盛り上がりっぷり
・デートの途中で車をバイクに乗り換える
・エイデンの友情
・エイデンとやたらと「世紀末っぽい!」とはしゃぐ所
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関連映画
全ては、ここから始まった
「マッドマックス2」

同じ失恋モノとして
「アニー・ホール」
「(500)日のサマー」
「ブルーバレンタイン」
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by eigasirouto | 2012-06-26 00:01 | 新作映画(2012)

先生を流産させる会   

ユーロスペースにて、かなりの立ち見も出る中で、鑑賞しましたよ。

先生を流産させる会
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公式サイト
解説: 『牛乳王子』で注目された内藤瑛亮が、愛知県の某中学校で実際に起きた事件を下敷きにして放つ異色ドラマ。思春期特有の不安定な感情が性への嫌悪感へとつながってしまった女子中学生たちが、妊娠した担任女教師を流産させようとたくらむ姿を鮮烈なタッチで映し出す。小林香織を筆頭に、本作で映画初出演を果たした少女たちが無垢(むく)な悪意をさらけ出す中学生を熱演して圧倒的存在感を見せつける。衝撃的な題名と内容だが、そこに内藤監督が込めた生命に対する真摯(しんし)なメッセージに目を向けたい。
あらすじ: 郊外の中学校で教師を務めるサワコ(宮田亜紀)が妊娠し、彼女が担任を受け持つクラスの生徒たちは活気づく。そんな中、ミヅキ(小林香織)はサワコがセックスをしていることに異常な嫌悪を示す。やがて彼女は、自分が率いるグループで「先生を流産させる会」を結成、サワコの給食に理科室から盗んだ薬品を混入して流産を促そうとする。味の異変を察知して給食を吐き出したサワコは、ミヅキの仕業だと知って彼女と仲間を激しく戒める。だが、それを受けてミヅキは反省するどころか、より嫌がらせをエスカレートさせていき……。

この映画は、現在、全国で渋谷のユーロスペースで、しかも1日1回だけの公開なので、そりゃあ映画の日ともなると集まるのは当然っちゃ当然かも知れないけど、メチャメチャ混んでましたねー。チラッと受付の人とお客さんの会話を聞いた所、普通の日でも、立ち見が出てるとの事です。ちなみに、普段も1300円ですよ!

僕は、妊婦が歩いてるとドキドキするんですよ。フェチという意味じゃないですよ。こけたりしないかなー?何かにぶつかったりしないかなー?とか、勝手に心配してしまいます。
そんな軟弱な僕ですから、とにかく〝流産させる会〟の少女たちの行動が、本当に怖くて。
観てる間じゅう、怖い怖い。とにかく怖い。やめて!もうやめて!と思って、観終わった後、たった62分の映画にも関わらず、すごく疲れてました。
とにかく、今まで観たどんなホラー映画よりも、個人的には、一番怖かったかも知れません。
それは、裏を返せば、メチャクチャ楽しめたって事なんですよね。
衝撃的なタイトルが、話題になり、ネットで叩かれたりしてますが、僕は、本当に観てよかったなと思いました。
こんな映画体験は、なかなか出来ないですよ。

今回は、以下
①元になった事件
②タイトル、内容の問題について
③役者、映像、音…全てが怖い
④ミヅキとはなんなのか?
⑤モンスターペアレント
⑥まとめ
に分けて書いて行こうと思います。


①元になった事件

2009/03/28(土) 16:24:11の中日新聞の記事らしいです
愛知県半田市内の中学校で今年1月から2月にかけ、1年の男子生徒たちが妊娠中だった担任の女性教諭に対し 「先生を流産させる会」を結成して、教諭の給食に異物を混ぜるなどの悪質ないたずらをしていたことが分かった。
学校によると、教諭は30代。3学期が始まった1月、席替えの決め方に対する不満や、部活動で 注意されたことへの反発から、生徒ら数人が周りの生徒に声を掛けて反抗しようと計画、 <16人>で会を結成した。
同月末には、生徒らがチョークの粉と歯磨き粉、のりを混ぜ合わせたものを教諭の車にふりまいたり、 いすの背もたれのねじを緩めたりするなどのいたずらを始めた。2月4日には理科の実験で使った ミョウバンと食塩をそれぞれ少しずつ持ち帰り、気付かれないようにして教諭の給食の中に混ぜたという。
ミョウバンは食品にも使われている物質で、教諭の体調に異常はなく、混入には気付かなかったらしい。
一連のいたずらは2月下旬に発覚。学校は保護者同席の上で生徒たちに注意した。今は深く反省しているという。
学校によると、教諭は「生徒らが反省をし、それを生かした行動をとれるようになるのを望んでいる」と話しており、 刑事告訴はしない意向。
同校の校長は「ゲーム的な感覚や友人との付き合いでしたことで、流産させようと本気に画策したわけではないと思う。
命の教育を浸透させ、今後二度と起こさないようにしたい」と話している。

先に、僕もこの事件をすごく嫌だと思っていると言うのは、ハッキリさせておきたいと思います。卑怯だし陰湿だし愚かだと思います。
自分が、結婚して妊娠した奥さんが、こんな目に遭ったら憤りを感じて、その中学生達に何をするかわかりません。

そして、それだけ嫌悪感や怒りが湧くと言うのは、だからこそ物語にする意味や必要性があるんじゃないかと思うんですよね。

人間には、普通の感覚では計れない悪意に満ちた人間もいますからね。僕は、こういう中学生には、子供が流産した母親の苦痛を描いた「ぐるりのこと」を見せるべきだ!と一瞬思ったのですが、主犯の中学生に悪意しか無いのだとすれば、こんなに苦しむからこそやる意義があると意思を強化し兼ねない、どんなに素晴らしい映画でも、捻じ曲げて解釈する人がいるんで、安易にそんな事も言えないかもな…とも思いました。

だから僕は、映画は観た人が感じた事が正解と言うのは、そういう危険性も孕んでいるので、ちょっと思考停止過ぎじゃないか?と思うんですけどね。国語のテストでよくあった作者の言いたい事を書き出しなさい。と言うのには、やはり正解があって、作者の意図を見抜く力が養われる訳で、そこが自由な解釈でOKになって、読み手がアホばかりになってしまったら、素晴らしい作品が評価されなくなる可能性もありますよ。というか、現在は、実際そうなってる気もしますが…。
その意図が、ちゃんと理解出来た上で、その考えは自分とは違う!と言うのは、むしろ必要な事ですが、間違った解釈で、批判するのは、イチャモンとか屁理屈でしか無いですからね。
※僕も、誤った解釈でそういう事をよくやってしまいますので、反省も含めて言ってるので、その辺はご理解いただけるとありがたいです。


②タイトル、内容の問題について

この「先生を流産させる会」という、センセーショナルなタイトルが、叩かれています。
興味のある方は、こちらを読んでみて下さい。
読むのが、めんどくさい人の為に、とりあえず、実際の書きこみをいくつか挙げてみましょう。
「こんなマジキチを 映画化する意味がわからん 」
「ひどい時代になったな いろんな意味で 」
「まともな神経してたらこんなタイトルの映画みようと思わないよな 」
「タイトルのつけ方ぐらい工夫しろや!、バカな映画はタイトルもバカだっていうからネ 」
「こんなんつくったってマネするやつがでてくるだけ」
「日本の恥だわ なんちゅうタイトルの映画作るんだよ 」

と言う感じで、展開されております。
マジキチとか差別用語を使ってる時点で君が文句言えた立場なのか…とか、やっぱり時代のせいにしちゃうんですか?…とか、バカな映画はタイトルもバカという説は聞いた事無いな…とか、マネする奴が出て来るって、あなたはマネしないって事ですよね?だったら他人もマネしないかも知れないのに、勝手に余計な心配をする辺り、他人を上から見てるんですかね?…とか、もっと狂った海外の映画たくさんありますよ…とか、色々思いますけど、この人達のおかげで、映画は話題になってます。こうなる事くらいは、制作者サイドも予測出来るでしょうから、してやったりの部分もあるかも知れませんね。

僕個人としては、映画や漫画は、そもそも、非道徳的であろうが反社会的であろうが面白ければ良くね?と思ってるのですが、いや、むしろ出来あがってる社会のルールやモラルの矛盾点を提示したり、本当にそれは正しい事なのか?と思わせてくれる作品が好きだし、価値があると思ってます。

そもそも昔の絵画だって、そのまま描いてしまうと投獄されて殺されかねないから、食べ物に意味を持たせて、政府への批判を意味したり、文学も、寓話にして現実の政府や社会を皮肉ってるモノもある訳で、ロックが生まれたのもそうだし、それを前面に打ち出したのがパンクな訳で。
当時としては反社会的行為ですから、芸術には、そういった側面があり、そういう部分にもちゃんと意義があるんですよ。
そして、いわゆる〝大人〟達は、中身を確認しないで自分の理解を越えたそういう芸術が現れる度に、怒るんですよ。自分が信じて疑わない社会の正義や価値観、それがそういう芸術によって変わってしまうかも知れないから。

そんな批判の一方で、中学生を男子から女子に変更した部分に、怒ってる人達がいまして、確かに、監督のインタビューとか読んでも、監督自身の発言に堂々と女性嫌悪から作ったと言ってました。

その事件を元にしたあくまでフィクションだから別に、忠実に事件を再現する義務は無いし監督が面白いと思う方向に改変する事に問題無いと思います。
でも、それに対しての文句は、僕だって漫画の原作がある映画で、改変部分が僕にとって嫌だったら文句言いますし、そういう議論の必要性はあるのかなと思ってます。

と、長々とこの映画の外側の部分を書きましたけど、やっぱり映画で大事なのは、中身ですよね。という事で、これから中身の事を書いて行きたいと思いますが、前置きがあまりにも長くなったので、久々に追記にして、分けて書こうと思います。

2012/6/6 追記書きました!
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by eigasirouto | 2012-06-04 15:14 | 新作映画(2012)

すべてをあなたに   

「幸せの教室」鑑賞前に、俳優トム・ハンクスが初めて監督も務めた作品を観ました。

すべてをあなたに
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解説:ガイは怪我したドラマーの代わりに、友人ジミーのバンドに参加した。彼がジミーの作曲した“ザット・シング・ユー・ドゥ”を速いビートで演奏すると、これが大受け。メジャー・デヴューまでとんとん拍子に話は進み、彼らは一躍人気スターとなるが……。60年代を舞台にした、ロック・バンドの青春と恋を描いたトム・ハンクスの映画初監督作品。

感想は、すでに鑑賞済の「幸せの教室」の記事で、まとめて書きます。

それでも一言だけ付け加えるなら、無名時代のシャーリーズ・セロンが出てましたが、若くてスゲー綺麗でした。

2012/5/19 「幸せの教室」upしました。
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by eigasirouto | 2012-05-18 23:26 | 旧作(2012年鑑賞)

アドベンチャーランドへようこそ   

昨日、今日と「宇宙人ポール」関連を連発してますが、まだ続きますよ!今度は、「宇宙人ポール」のグレッグ・モットーラ監督作品を観ました!

アドベンチャーランドへようこそ
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解説:「スーパーバッド 童貞ウォーズ」のグレッグ・モットーラ監督が、80年代を舞台に描くノスタルジック青春ストーリー。主演は「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ、共演にクリステン・スチュワート、ライアン・レイノルズ。1987年、夏。大学院進学を控えたジェイムズは、夏休みをヨーロッパで過ごすはずが、父親の減給であえなく頓挫。しかも学費の一部も自分で工面するハメに。こうして、地元のさびれた遊園地“アドベンチャーランド”で面白くもないバイトの日々にすっかり腐りかけていたジェイムズ。そんな中、そこで働くちょっと大人びた美少女エムと知り合い、まんざらでもない雰囲気になっていくのだが…。

グレッグ・モットーラ監督作品は、「宇宙人ポール」の他に、「スーパーバッド 童貞ウォーズ」を鑑賞しましたが、あれは高校卒業前に童貞を捨てようとする男子のコメディでしたが、今回は、同じ童貞物だけどコメディは抑えめで、地元のカレッジ卒業前(日本で言う短大みたいな所)なのに、童貞の男の恋愛話であり青春話です。アメリカ人なんて、かなり早い段階で童貞捨ててそうですけど、世界共通で童貞をこじらせてる奴はいるんですなぁ。

時代と場所は違えど、まるで「17歳の肖像」のサイドストーリーというか裏面の様な話でしたよ。

僕は、今35歳なんですけど、なんだか童貞の頃を思い出して、恥ずかしい事やら楽しかった事やら、今考えるとあの時、やれたんじゃねーか?とか、色々と心を揺さぶられてセンチメンタルな気持ちも少しだけもらいましたよ。

今にして考えると、どうでもいい事で、悩んだり、怒ったり、不安になったりしてたなぁとか、そういうのも思い出させてくれて、それは、脚本も兼任してるグレッグ・モットーラ監督が、じっくりと描いて行くので、僕らに、こういうのあったあったと思わせてくれるんだと思います。

童貞の頃は、女の人が本当によくわからないですからね。(別に今もよくわかりませんけど、それとは比較にならないくらいわかってないです)

中島らもさんの小説「頭の中がカユいんだ」という小説を前に読んだんですが、うる覚えですが、こんな風に書かれてました。〝男は、女は女神か売女しかいないと思ってる〟と。(間違ってたらごめんなさい)
これ、30か31歳の頃に読んだんですが、そうそうそう!とすごい納得したのを覚えています。
要するに、性欲なんてない女か、変態女しかいないと思ってるんですよ。情報がダダ洩れの現代の若者は、どう思ってるのかその辺よくわからないですけど。
だって、僕らが子供の頃に読んでた漫画に出て来る女の子って、貞操観念が強めな感じの子ばかりでしたよ。いや、そうじゃない漫画はただのエロい漫画で、この娘が変態なだけで、こんな奴は、少数派だと思ってました。
今から思えば、ただのアホですけど、当時は白黒どっちかしか無いと思ってますからね。

後、基本的に考え方が違うとかも理解出来て無いし、うっすら違うと思っても、的外れだったりして、非常に怒らせてしまったりもしましたよ。

そして、童貞を捨てて、女ってこういうもんなんだなぁと思った後も、別の女性と付き合うごとにそれが否定されるんですよ。
そして、やっとああ、一口に女性と言っても、結局は人それぞれだったんですね。と言う事にやっと辿り着くんですよ。アホですから。

一体、僕は何の話をしてるんですかね?

とにかく、今、まさに童貞で悩んでる若者も観て自分と比べても良いかも知れないし、僕の様なおじさん達も観て童貞時代を思い出すのも良いんじゃないですかね。
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by eigasirouto | 2012-05-18 02:56 | 旧作(2012年鑑賞)