タグ:音楽 ( 6 ) タグの人気記事   

すべてをあなたに   

「幸せの教室」鑑賞前に、俳優トム・ハンクスが初めて監督も務めた作品を観ました。

すべてをあなたに
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解説:ガイは怪我したドラマーの代わりに、友人ジミーのバンドに参加した。彼がジミーの作曲した“ザット・シング・ユー・ドゥ”を速いビートで演奏すると、これが大受け。メジャー・デヴューまでとんとん拍子に話は進み、彼らは一躍人気スターとなるが……。60年代を舞台にした、ロック・バンドの青春と恋を描いたトム・ハンクスの映画初監督作品。

感想は、すでに鑑賞済の「幸せの教室」の記事で、まとめて書きます。

それでも一言だけ付け加えるなら、無名時代のシャーリーズ・セロンが出てましたが、若くてスゲー綺麗でした。

2012/5/19 「幸せの教室」upしました。
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by eigasirouto | 2012-05-18 23:26 | 旧作(2012年鑑賞)

デトロイト・メタル・シティ   

「宇宙兄弟」鑑賞前に、関係者の関連作品を観ておこう企画②<脚本家編>

デトロイト・メタル・シティ
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解説:若杉公徳原作の大人気コミックを実写化した青春爆笑コメディー。過激なデスメタルバンドのボーカルとして活躍する、普段は大人しい主人公が、実際の自分とのギャップに悩みながらも成長していく姿を笑いを交えて描写する。まったく正反対のキャラクターという難役に挑んだのは、『L change the WorLd』などで若者に圧倒的な支持を受ける松山ケンイチ。平凡な青年から一転、悪魔メークを施してステージに立ちシャウトする彼の姿は見ものだ。
あらすじ:純朴な青年、根岸崇一(松山ケンイチ)は、ポップミュージシャンを目指して大分県から上京する。だがひょんなことから人気悪魔系デスメタルバンド“デトロイト・メタル・シティ”のギター&ボーカルとして活動することになる。彼らのデビューシングルは大ヒットを記録し、崇一は自分の意思とは関係なくカリスマ悪魔歌手に祭り上げられていく。

ヤフーレビューとか読むと割と評判とか高いんですけど、僕は全然ダメでした。

タマフルで宇多丸さんが、「デトロイト・メタル・シティ 」を評論してるので、こちらをまず聴いて欲しいです。(30分弱ですが、面白いですよ。)
それで、僕は原作漫画も読んで無いし、アニメも観て無いし、宇多丸さんが言及してる音楽的な部分とかは、気付けなかったけど、宇多丸さんが触れて無い部分とかでも、僕がしんどかった部分があるので、その辺を書いていこうと思います。

まずは、冒頭で触れてる様に「宇宙兄弟」の脚本家・大森美香さんが、脚本を書いてるので、観た次第であります。ちなみに、李闘士男監督の作品は、初鑑賞ですが、結構バラエティ番組の演出をされているんですね。

それで、この映画がダメだったとか言いつつも、個人的に映画のOPはテンション上がってます。
と言うのも、田舎から上京する話から始まるんですが、母親(宮崎美子)の言葉が、メチャメチャ僕の地元、福岡県筑豊の言葉に近かったんですよ。言葉が近いけど、ちょっと違うなぁ?大分か~?とか思ったら原作の若杉公徳さんが、大分県大野郡犬飼町出身なんですね。
それで、「僕達急行 A列車で行こう」でも、書きましたが、乗る電車が日田英彦山線なんですよ。つまり、小倉から僕の家を通過して、その先の駅だったみたいで、「おおっ!」と思いました。しかも乗ってるのが、松山ケンイチ氏じゃないですか!「僕達急行~」では、せっかく福岡に来たのに、日田彦山線は言葉のみで電車は出て来ませんでしたが、小町(マツケン)は、既に日田英彦山線に乗ってたんですね。もしくは、森田監督は、これも知ってて、日田英彦山線と言う言葉を入れたかも知れませんね。とか、考えてたら楽しくなりましたよ。
ちなみに、「僕達急行~」の事を時々考えてて、最近思った事があるんですけど、批判ポイントにもなってる人物が強引に繋がって行くと言う部分なんですけど、それって線路が全部繋がってる事と引っ掛けてるのかなぁとか、思ったんですが、どうですかね?

とりあえず、冒頭はそういうのもあって楽しめたんですけど、この件は宇多丸さんも言及してますが、松山ケンイチが、素の状態の根岸崇一と変装後のクラウザーさんを演じてる訳ですけど、どう考えても根岸がおかまにしか見えなくて、クラウザーの方がまともに見えるんですよ。だから素の状態が変だから変装してる時としてない時の落差があんまり無いと言うのは、結構コメディとして致命的だと思いました。これは、マツケンは言われた通りやってるだけだと思うので、監督なりの演出の問題だと思うのですが…。

でも、それよりもせっかくなので、脚本に文句を付けようと思いますよ。(実際、どこからどこまでが監督の責任なのか脚本家の責任なのかとかは、それぞれの作品をもう少し観ないとわからないですけど。)
漫画は、さっき読んで無いと書きましたけど、これの前半は、ほとんど漫画をそのままやってるのか?とか思いながら観てたんですけどね。
とりあえず、心の台詞を言いまくるし、漫画はその台詞が面白いのが魅力なのかなぁ?とか予測してるんですけど、この映画だと特に前半は、蛇足でしかないと思うんです。そんな説明無くてもわかるんですよ。僕は、その説明を無くして、役者さんのリアクションだけで見せて行った方が面白いと思ったんですけどね。
例えば、最初のライブシーンで、観てる我々は、まだ根岸=クラウザーと言うのは、少なくとも映画内ではわからないんですけど(少なくともと言うのは、その前に予告やら情報やらで知ってる人がほとんどだろうけどって意味です)、もうここで心の声で「俺のやりたいバンドはこんなんじゃないんだー」とか、言ってるんですけど、ここは敢えてバンドの演奏と盛り上がってるお客さんだけ見せて、楽屋で段々メイクを落として行って、松雪泰子演じるマネージャーとの会話で初めて、「こんなバンドやりたくないんです!」と台詞で言えばいいじゃんと思いましたよ。

なぜか、この大森美香さんは、今作と「カイジ 人生逆転ゲーム」、「宇宙兄弟」と青年雑誌の映画化の際の脚本担当が多いですけど、「カイジ~」や「宇宙~」もそのまま心の声を入れてるんでしょうか?(カイジに関しては、それが必要かも知れないけど、ちなみに次に「カイジ~」を観る予定です!)

まぁとにかく漫画を読んで無いからわからないけど、折角「ひゃくはち」で監督にそこまで問題無さそう!と思ったのに、今作で「宇宙兄弟」が、ちょっと不安になって来ましたよ…。
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by eigasirouto | 2012-05-09 03:20 | 旧作(2012年鑑賞)

ギター弾きの恋   

2012年5月26日公開予定の「ミッドナイト・イン・パリ」に向けて、ウディ・アレン監督作品をちょこちょこ網羅して行きたいと思います企画①(ウディ・アレン監督作4本目)

ギター弾きの恋
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解説:1930年代、シカゴ。派手で目立ちたがり屋のエメットは、才能に恵まれたジプシージャズのギタリスト。演奏が始まると誰もがうっとりとその美しい音色に聞きほれる。しかし、一方で彼は娼婦の元締めという顔をもち、女遊びにも目がなく、芸術家にありがちな破滅的な生活を送っていた。そんなある日、エメットはひょんなことから口のきけない娘ハッティと出会い、次第に愛するようになるのだが……。W・アレン監督、S・ペン主演。ジャズをふんだんに取り入れたラブ・ストーリー。

ウディ・アレン監督に騙されました。

その意味は、つまらないとかではないです。では、何を騙されたのか?知らない人が楽しく読める様に、それは、最後に取っておきましょう。

この映画は、冒頭で、ウディ・アレン監督のカメラに向かっての語りから始まります。確か、ウディ・アレン監督作は、今まで3本観てますが、全部この始まりだったと思います。
何を語るかと言いますと〝あまり知られていない1930年代のジャズの天才ギタリスト・エメット・レイ(ショーン・ペン)〟についてです。
更に、別の関係者が、エメット・レイについて語って行きます。

そして、エメット・レイの物語が始まるのです。
序盤は、ウディ・アレン監督にしては、意外に笑いもない真面目な映画だなー。まぁ伝記映画だからそりゃそうか、エメット・レイが本当に好きなんだなぁ。でも、恋愛をテーマに置いてる所が、ウディ・アレンっぽいなぁとか思いながら観てました。

で、上から吊るした三日月にまたがって、演奏したいとかロマンチックな事を言い出して、なんだいやらしい男だなとか思ったんですが、いざ、その場面になると本人は高い所に吊るされる事が怖くなって、ガチガチになってしまうシーンで、ついに笑えました。ああ、やっぱりウディ・アレン映画だなぁと思いました。このシーンが面白いのは、ショーン・ペンの演技がさすがなのもあるでしょうね。

そこで、再び、ウディ・アレンが、サマンサ・モートン演じる、喋れない女の子ハッティと出会う場面を紹介します。

この辺から、エメットもウディ・アレン映画っぽく屁理屈を展開し出してクスクスと笑えるし、ハッティもかわいらしく、観ていて楽しくなっていきます。
また、エメットのアーティスト故の狂った部分、ネズミを撃つのと汽車を眺めるのが好きとか、盗癖があり、女と結婚する気はなく、適当に遊んでいる。など、エメットの人となりを丁寧に描いて行くので、エメット・レイという人物に興味が湧いていきます。

そんなこんなで、ウディ・アレンや関係者の証言とそれをショーン・ペンが演じて映像化した物語を交互に見せて行きます。

後半に、ある事件が起こるのですが、その事件を見せた後、ウディ・アレンが、「しかし、エメットの話には、尾ひれがついてるから本当は、わからない。こういう説もある。」と言って、そのシーンの別バージョンを見せた後、更に、他の証言者が、こんな説もあるとして、同じ場面のバージョンを3つも見せます。
この辺も、ウディ・アレンらしいなぁと思って観てました。

そして、物語は、悲しい結末を迎えるけど、アルバムは残ってるという感じの終わり方でした。

ウディ・アレン作品らしいし、音楽もいいし、時間も95分で丁度いいし、身につまされる部分もありますし、好きな作品になりました。僕は、この映画を全然知らなかったけど、エメット・レイのアルバムとか聴いてみようかな?とか思いましたよ。と言うのが、映画を観終わった時の感想です。


それで、観終わって調べてわかったんですけど…












全部、フィクションの話で、エメット・レイなんて人は、実在しませんでした。
と言うか、それを知って、この作品がもっと好きになったんですけどね。
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by eigasirouto | 2012-05-05 01:51 | 旧作(2012年鑑賞)

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者   

2年間待ち焦がれて、やっと鑑賞出来ました!

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
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公式サイト
解説: ラッパーとしての成功を夢見ながら田舎町で鬱屈(うっくつ)した日々を過ごす若者たちの姿をつづった青春ヒップホップ・ムービー『SR サイタマノラッパー』シリーズ第3弾。ヒップホップ・グループ「SHO-GUNG」のメンバーと別れ、上京したマイティのその後を描く。シリーズおなじみの奥野瑛太、駒木根隆介、水澤紳吾のほか、『ムカデ人間』の北村昭博、お笑い芸人ガンビーノ小林ら多彩な顔ぶれがそろう。インディーズ映画としては異例の大ヒットを記録した入江悠監督の手腕に期待したい。
あらすじ: かつて埼玉の弱小ヒップホップ・グループ「SHO-GUNG」の仲間と別れ、上京したマイティ(奥野瑛太)はラップを断ち切ることができず、先輩ヒップホップクルー“極悪鳥”の手伝いをしながらメンバーに入る機会をうかがっていた。しかし、ラッパーになりたいと願いつつも現実は厳しく、ある事件をきっかけにマイティは追われる身となってしまい……。

ブログ内関連記事
入江悠
「SR サイタマノラッパー」
「SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~」

これは、とにかく多くの人に今観て欲しい作品です。

あまり誰も観に来てないこのブログで訴えても全く効果無いかも知れないし、全国で今現在渋谷のシネクイントでしかやってない状況ですが、関東に住んでるなら是非、渋谷に足を運んで欲しい気持ちです。地方の人は、とりあえず東京の知人に宣伝して映画館に行く様に説得して、地元での上映を待ち構えてて欲しいです。

今まで、このブログで面白い面白いと訴えて来た映画達も、本当に面白いし観て欲しいですけど、なぜこんなに今作に限りプッシュしてるかと言えば、今作が自主制作映画であり、公開館も少なく(4/28~愛知でも上映との事)制作者、出演者が映画館の近くで、チラシ配りをやってお客さんを集めています。お金があれば大々的に宣伝も出来るでしょうが、そうも行かないので、自らの足で宣伝しているのです。その姿勢が僕はすごいなぁと思っています。

それで映画の内容も本当に面白いです。
面白いと思います。じゃなく、面白いんです。

面白くない友達がいたらちょっと付き合いを考えないといけないと思ってる所です。

「ドライヴ」鑑賞後、なかなか映画から抜け出せなかったと書きましたが、またもや同じ状況になりました。
しかも、今回は泣いてしまってて、涙こそすぐに乾いたドライアイ野郎ですが、頭と心は、映画に鷲掴みにされたままで、朝から何も食べて無いにも関わらず、食欲が全然、湧きませんでした。

些細な気になる点は、ちょっとだけあったりもしたけど、そんなのはどうでもいいです。

とにかく、このシリーズの行き着いた先に、この様な衝撃であるとも、ましてやこんな形の感動が提示されるとも、1を観た時は思っても無かったので、本当に凄いと思いました。

続編(完結編?)としては、最高の形になったのでは無いでしょうか。

もう、何から書いていけば良いのか皆目見当がつかず、途方に暮れてますが、少しでもこの映画の役に立ちたいので、がんばって書いてみます!

今回は、
①敢えて、先に気になった点
②入江監督過去作との比較
③ストーリーについて
④登場人物について
⑤まとめ
という項目に分けて書いて行きたいと思います。

極力避けますが、結果的にネタバレもあるかも知れないので、そういうのが嫌な人は、お願いですから劇場に足を運んで下さい。


①敢えて、先に気になった点

大絶賛してますが、気になる部分が無いと言えば嘘で、少し気になる部分もありました。

・まず、主人公であるMIGHTY(奥野瑛太)を皆でボコろうとしてる時、明らかにお前殴れるだろ?と思える人がいる
・車で逃亡する時、もっとスピード出した方がいいんじゃないかなぁ?とか、(もしかして免許持ってないとか?)
・IKKU(駒木根隆介)達が餃子屋でケンカになるシーンも、普通はもう少し早く止めるんじゃないかなぁ?とか
・山下紀夫(ガンビーノ小林)の怪しい現場に身寄りのない奴等を奴隷の様にプレハブに入れてるけど、そんなカイジ的な世界観って今時あり得るかなぁ?とか
・仮にあったとしても、そこの看板に〝どれいの部屋〟とか書くかなぁ?とか
・言いたい台詞を優先させて、人が動かないのが、気になるなぁとか
…などなど

本当に細かい部分ですが、気になりました。

ただ、なんかそういう部分も含めて、今作は好きになってますよ。
違和感さえも吹き飛ばす説得力が確実にあると思います。


②入江監督過去作との比較

僕は、入江監督の作品は、SRシリーズの他に「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ 」と、DVD発売で映画と言えるかわからないので、鑑賞したけど敢えて感想を書かなかった、「タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~」を鑑賞してますが、ぶっちぎりでSR3(今作)が一番好きです。

SRシリーズは、それぞれこのブログで書きましたけど、「かまってちゃん」と「タマフル」をどう観たかも少し触れておきます。

「劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ」は、ポレポレ東中野という家から歩いて10分の場所でやってたので、嬉しかったですし、かまってちゃんに興味湧いたし、ラストのライブの説得力、映像の
説得力は、非常にあると思いましたけど、子供達があまりにも現実離れしてて、正直ちょっと苦手な作品でした。

「タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~」は、ラジオリスナーなら楽しめる内容なので、僕は面白かったですけど、ラジオを知らずに鑑賞した人が、どう思うのかは見当も付きません。よくぞ素人さんを使ってああいう作品が作れたなぁと感心しています。

と言う具合なんですけど、入江監督の特徴を考えているのですが、こういう感じでしょうか。
・自主制作である
・脚本を自分で書いている
・日常のちょっとしたリアルな瞬間を切り取るのが上手い
・ロングショット&長回し&長めの暗転
・痛々しいシーンを描く
・コメディ部分が面白い
等じゃないでしょうか。
もっと深い部分で共通点を見つけられそうですが、今の僕にはこれが限界です。

好き嫌いはあれど、1作ごとに確実に映画として、ちゃんとして行ってると思います。
今後も、要チェックですよ!


③ストーリー、演出について

詳しいストーリーは、上を読んで欲しいですけど、1で主役のIKKU達の後輩だったイケイケのMIGHTYが主人公で、埼玉と味方を捨てた2年後の東京で生活してる所から始まります。
冒頭で、回想シーンで1のおさらいをしてくれるので、1と2を観て無くても大丈夫な作りになってました。
1を観てた方がより感動するかも知れないけど、多分、今作だけでも感動必至なんで、レンタルDVDで1から観て行くのが、面倒な人は、もう直接観に行って下さい!

東京で、極悪蝶というヤバそうなヒップホップグループのパシリをやってたけど、ある事件をきっかけに栃木に逃げたMIGHTY。ここから物語は、思わぬ展開に発展して行きます。

それで、このSRシリーズで初めて彼女(もしくは彼氏)という存在が登場します。
MIGHTYが、1と3の間に彼女を作り同棲してて、栃木にも一緒に行く事になります。
この映画は今までのシリーズの青春路線は残るものの、コメディ部分がかなり控えられ、恋愛要素、犯罪要素が強くなっています。

MIGHTYが物語の後半で、ある大きな犯罪を犯すのですが、この時の音の使い方が僕はすごく好きでした。
〝あ…マジで一線越えちゃったな…〟と体感して、僕も鳥肌が立ちました。

もう物語は、ちょこちょこさっき挙げた気になる時がありつつも、ずーっと入り込んでました。

そして、ラストくらいから号泣!号泣!!号泣!!!でした!

入江監督は、暴力を面白おかしく描くのではなく、それに伴う代償と落し前をきっちりつけました。

なぜ、こんな事になってしまったのか?
こうするしかなかったのか?
1の頃のあの楽しい時間は、もう戻らないのか?

やるせなさとMIGHTYのバカ!という気持ちでいっぱいになる一方で、しかし自分がMIGHTYの立場なら、こうならずにもっと上手く立ち回れたのか?皆、上手く立ち回れるのか?と考えてしまいます。

でも、ラストあれだけ好きあってる彼女よりも先に、現れたのは…。

とにかく観て欲しいですよ!!


④登場人物について

主演のMIGHTY、シリーズの主役のIKKUとTOM(水澤紳吾)と3人共、こちらも知ってる仲に思えて、もう最初から感情移入出来るのも、あるかも知れないけど、素晴らしかったと思います。
後、これは、演出の部分で触れるべきかも知れませんが、IKKUとTOMの映画に於いて登場する場所が、最高によかったと思います。2は、冒頭でいきなり出て来るので、これ、ちょっと勿体ないんじゃないかなぁ?彼らの登場シーンは、絶対的なアガりポイントだから結構、引っ張ってから出せば良いのに!とか思ってたので、3では、MIGHTYの話に集中してて、IKKU達の事を忘れてたら登場したんで、「おおー!そう言えば、まだ出て無かった!」とテンション上がりましたよ。(2は、語り口の効率上、わざとそうしたのかも知れないけど)

他の人達も結構よくて、極悪鳥・MC林道(北村昭博)も良かったですね。顔も悪人顔で性格も悪そうで、他にもガンビーノ小林さんも方言もハマってて、かなり実在感がありましたよ。IKKU達と仲良くなる〝征夷大将軍〟のメンバーも、面白かったです。美保純のやさぐれた女も当然ハマってました!

でも、一番良かったのは、MIGHTYの彼女斎藤めぐみ(相沢一美)の体付きでした。
決して、美人じゃないし、ぽっちゃりなんですけど、MIGHTYの彼女としてリアルだなぁと思いまして。
なんか、この2人が同棲してるのに説得力がありました。
僕は、てっきり前半の振舞いでMIGHTYは、そんなに好きじゃないけど、妥協で付き合ってるかと思いましたけど、そうじゃなかったんですね。なんか僕の中で男を上げましたよ。

後、今シリーズのファンを公言している、いとうせいこうさんくりぃむ有田さんも登場してました。
自主映画にとって、これはありがたい事ですね!


⑤まとめ

長々と書いて来ましたが、結局、最初に戻ってもう一度書きますが

これは、とにかく多くの人に今観て欲しい作品です!!

2012/5/4「山椒大夫」の記事で、ちょっと追記的な記事があります。
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by eigasirouto | 2012-04-24 02:36 | 新作映画(2012)

SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~【4回目】   

「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」を鑑賞する前に、SR サイタマノラッパー・シリーズをおさらいしておこうのコーナー②

SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~
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公式サイト
解説: 『SR サイタマノラッパー』をロングランヒットさせた入江悠監督が再びメガホンを取った、待望の青春音楽映画第2弾。今回は群馬県を舞台に、かつてヒップホップ音楽に青春をささげた女子ラップグループ再編の熱いドラマをつづる。出演者も新星の山田真歩をはじめ、『クヒオ大佐』の安藤サクラなどが集結。若者が夢を追う姿と現実のギャップをストレートに描き、観る側のボルテージも一気に高まっていく。
あらすじ: 今では群馬の実家を手伝いながら退屈な日々を送るアユム(山田真歩)も、高校時代は女子だけで結成されたラップグループの一員だった。だが、ヒップホップ音楽に夢中だった仲間たちも卒業後は散り散りになってしまう。そんなある日、アユムはかつての仲間ミッツ(安藤サクラ)らと共に、再度一夜限りのライブを行おうと思い立ち……。

舞台は、埼玉から群馬へ。主役は男から女へとなっております。

初見は、公開初日の2010/6/26のバルト9にて。
初日の最初の回で、舞台挨拶もありました。
その後、2度映画館で鑑賞してるので、今回で4度目の鑑賞でした。

3度も映画館に通ってるからすごくハマってると思われるかも知れないけど、そこはまた色々と事情がありまして。2度目は、面白かったからもう一度行った(当時は割とお金に余裕あり)んだけど、3度目は、友達と遊んでて、深夜にノリでバルト9に行き、丁度やってたからという流れです。

それで、今作を僕がどう捉えてるかと言うと、正直、1の方がよかったと思うんだけど…と言うのが、率直な感想です。

1で、すごくリアリティのある映画だなぁと思ってたけど、2は、若干、リアリティに欠ける気がするんですよね。
それと女子達が、割と地に足がついてる感じがするんで、1のIKKU(駒木根隆介)達に比べて、切羽詰まった感じが無いというか、HIP HOPに頼らなくても、生きていけそうなんで、熱さが弱い気もしたんですよ。

でも、女性のレビューとか読むと20代後半の女性の悩みや葛藤が描けてると言う意見もあるので、僕が女心に鈍感という部分もあるでしょう。
で、やはり1は自分の事を語られてる様な映画で、心底グッと来たけど、ちょっと離れた距離間があるなぁと。
そういう感じなんだと思います。

なので、その辺で、ちょっと入り込めなかったんですけど、とは言え、ラストでやっぱり号泣と言う…。
昨日も結局、ウルウルしてましたよ。

後、ギャグがなかなか冴えてて、当時映画館でゲラゲラ笑いが起きてましたよ。

それで今日、「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」を鑑賞して来ましたけど、これがかなりヤバイ事になってます。後でブログ書きますが、3作並べて、一番心を鷲掴みにされてます。しかも、1のマイティという登場人物が主役になってます。その意味でも2は、ワンクッション的な意味合いもあり、なかなか味わい深い作品なのかも知れません。


ブログ内関連記事
「SR サイタマノラッパー」
「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」
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by eigasirouto | 2012-04-23 17:39 | 再鑑賞など

SR サイタマノラッパー【3回目】   

「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」を鑑賞する前に、SR サイタマノラッパー・シリーズをおさらいしておこうのコーナー①

SR サイタマノラッパー
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公式サイト
解説:埼玉県の田舎街を舞台に、ラッパーとしてライブをすることを夢見る青年たちの姿をヒップホップの数々にのせて描く青春音楽ストーリー。『ジャポニカ・ウイルス』で注目された入江悠が脚本と監督を手掛け、全編ほぼ1シーン1カットの撮影で若者たちの青春を切り取る。仕事もなく家族にものけ者扱いされる主人公に駒木根隆介。がむしゃらな若者たちの姿をシニカルな視点で見つめつつも、夢をあきらめない彼らの思いに胸が熱くなる。
あらすじ:レコード屋もないサイタマ県の田舎街に暮らすヒップホップグループ“SHO-GUNG”のメンバーたちは、自分たちの曲でライブをすることを夢見ていた。そのメンバーで、仕事もないニートのラッパー、IKKU(駒木根隆介)は夢のために行動に出るが、同級生の千夏(みひろ)が現われたことでメンバー間にすれ違いが起きてしまう。

3度目の鑑賞です。
1度目は、2010/3/5のタマフル映画祭にて鑑賞。
2度目は、日付けはわからないけど、DVDを購入して鑑賞。

タマフル映画祭では、入江監督とSHO-GUNGが登場。なんだか幸せな映画体験でした。

僕は、ラップは全然詳しくないからわからない。けれど夢は違えど、夢を追いかけてもがいてる姿、今後の事を後回しにしてる姿、夜遊んで朝起きれない姿、仲間割れ、イタイ部分、恋愛下手、叩きつけられる現実、気まずい色々、ひたむきさと退廃…等々、僕にも思い当たる節がビンビンにあり、深く共感してしまった作品であります。

また、今作はインディペンデント(自主制作)映画であり、それもまた心を揺さぶられる。

自主制作映画に興味のある方は、こちらのポッドキャストをどうぞ。
「自主制作映画特集(前編)」
「自主制作映画特集(後編)」

3度目ともなると当然、展開は読めるけど、結局ラストシーンで心揺さぶられました。
また、色々、思い出したり、再び、自分自身と向き合えたりもしました。

良い映画なのか悪い映画なのかわからないし、上手いのか下手なのかわからないし、ほとんどロングショットだし、暗転が長いし(ジム・ジャームッシュが好きだからとタマフル映画祭で言ってました。)、いまいちの人もいるかも知れません。
特に、自分のありのままの環境を受け入れる事が出来て、夢を追いかける事を嘲笑する様な人には、もしかしたら何も届かない映画かも知れません。

ただ、今いる場所や環境や立ち位置に疑問や違和感を覚えたり、何かを投げ打ってでも行動した人、またはしたい人なら何かを感じとるのでは、無いでしょうか。

この映画は、〝若者は夢を持つべき〟などと言う陳腐な綺麗事では無く、夢の正体を暴き、容赦なく若者を現実を叩きつけます。
かと言って…かと言って、だからって、夢を追いかけるその行為は、どれだけ狂ってても、嘲笑えるものであろうと、やっぱり素晴らしい事なんじゃないかと最後の最後に訴えてる様にも思えます。

とにかく、夢を追いかける人達には必見だと思うし、挫折した人達もまた必見では無いでしょうか。

「SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~」
「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」
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by eigasirouto | 2012-04-23 02:54 | 再鑑賞など