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アイアン・スカイ   

9/28、ユナイテッドシネマとしまえんにて。

アイアン・スカイ
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オフィシャルサイト
解説: 世界各国の映画ファンやSFマニアから出資を募るや、約1億円ものカンパを集めてしまったことでも注目された、異色のSFアクション。第2次世界大戦で敗北したものの、月の秘密基地にひそんでいたナチス・ドイツが地球侵略作戦を遂行していく姿を活写する。メガホンを取ったのは、『スターレック 皇帝の侵略』で話題を呼んだティモ・ヴオレンソラ。奇想天外な設定もさることながら、ナチス的意匠を施したメカやガジェットのデザインも必見だ。
あらすじ: 1945年、連合軍の猛攻撃にさらされ、アドルフ・ヒトラーが率いていた「第三帝国」ナチス・ドイツは完全に敗北。しかし、その一部のエリートたちはひそかに月の裏側へと逃亡を図り、秘密基地を建造していたのだった。第2次世界大戦の終結から70年超にわたって独自の軍事テクノロジーを発展させ続け、虎視眈々(たんたん)と連合軍への復讐(ふくしゅう)の機会をうかがっていた彼らは、2018年、ついに決行のときが到来したと判断。UFOの大編隊を組んで、地球侵略を開始する。

初日に鑑賞出来て嬉しいです!

とにかく設定が素晴らしいの一言に尽きます。こんなバカバカしい設定の映画をよくぞ作ってくれました。製作費は、ファンから1億円の援助があったみたいですね。

フィンランド/ドイツ/オーストラリアの合作で、設定が狂ってるだけに、ただのB級バカ映画と思って、それはそれで最高だと思って観に行ったんですけど、意外にもアメリカに対して痛烈な皮肉の籠ってたり、ポリティカルコレクト的なメッセージも入ってて、なかなか真面目な作品でした。

女性陣が色気があって良かったですね。無意味なエロさはB級の素晴らしい所だと思います。とりあえず観客を喜ばそうとするサービス精神は素敵です。

もちろん時代錯誤ギャグやギャップによる笑い、お色気ギャグ、差別ギャグと笑いも満載でした。チラッとヤフーレビューを見たら、ギャグがスベッてると言ってる人もいるんで、笑いは様々ですね~。僕は、ちょくちょく笑えましたけど。

でも何にしろ、この設定が本当にすごいと思いますよ。ナチスが月の裏に基地を作ってて、それが攻めて来るなんて、どこかの国の都市伝説であるんですかね?どこから来たアイデアなのか知りませんけど、これを具現化したスタッフ一同に感謝してます。
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by eigasirouto | 2012-09-29 02:01 | 新作映画(2012)

アタック・ザ・ブロック   

2012/6/25(月)「ベルフラワー」鑑賞後に、シネクイントで鑑賞して来ました!

アタック・ザ・ブロック
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公式サイト
解説:イギリス・ロンドンの公共団地を襲撃したエイリアンと団地の不良少年たちがバトルを繰り広げるSFコメディー。『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のエドガー・ライトが製作総指揮を務め、コメディアン出身のジョー・コーニッシュが初メガホンを取る。本作をきっかけにテレビドラマでマイク・タイソンを演じることとなったジョン・ボイエガら注目の若手俳優が出演するほか、『宇宙人ポール』などの人気俳優ニック・フロストが共演。若者たちの会話やエイリアンの造型など、ツボを押さえた笑いやこだわりが見どころ。
あらすじ:南ロンドンの公共団地で、不良少年たちが看護師のサム(ジョディ・ウィッテカー)を恐喝していたところ、突如、いん石の落下とともにエイリアンが出現。リーダー格のモーゼズ(ジョン・ボイエガ)らは、エイリアンを殺してしまう。すると、さらに凶暴なエイリアンが次々と飛来。団地を襲撃するエイリアンに、モーゼズは反撃を決意する。

とても面白い作品でした。監督のジョー・コーニッシュも主演のジョン・ボイエガもこれまで知りません。ですがこのブログでは度々、登場するエドガー・ライトが制作総指揮、ニック・フロストも出演と言う、『ビッグ・トーク・プロダクション』の作品ですから観に行きましたよ!でもジョー・コーニッシュはスピルバーグ監督の「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」の脚本もされてたんですね。そもそも少年ギャングVSエイリアンなんて楽し過ぎる設定ですよね。同じ『ビッグ・トーク・プロダクション』の「宇宙人ポール」とセットで観ても面白いかも知れませんね。ちなみに元々この映画の着想は実際にジョー監督が少年ギャングにカツアゲされ驚いた経験からみたいです。
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実際イギリスはサッチャー政権以降、なんでもかんでも民営化した事から福祉がおざなりになってしまい少年達が荒れて昨年の8月に大暴動が起きました。この映画はその前にイギリスでは公開されてるので、表面化する前にイギリスの闇を描いていたという事でしょう。日本は大人しい国ですが増税や原発問題でいい加減若者が暴動を起こしてもおかしくない結構ギリギリの所に来てるかも知れませんよ。レバ刺しまで禁止しやがってと。この映画の冒頭では、主人公である少年達が看護師の女性を恐喝する所から始まります。その深刻な描写の最中にその現場にエイリアンが落ちて来ます。リアルな話をしっかりやってる最中にSF。この緩急にやられました。
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現実にこういう少年が歩いてると我々、一般人はちょっと怖いですよね。正直、関わらないで欲しいと思うんですけど、この映画はエイリアンの出現により、それと戦う少年達が描かれて行くんですが、段々と少年達がそんなに悪い奴等なんだろうか?と思い始めます。子供が荒れるのはやはり何かしら理由があるんじゃないのか?と思い始めますね。本当に腐ってしまった大人として、ハイハッツ(ジャメイン・ハンター)と言う本物のギャングが出て来ますが、ハイハッツこそが、少年達が大人になった時の姿だと思います。簡単に人を陥れたり、利己的な行動を取る。そんな大人に少年達もなってしまうのか?恐らくなっていたでしょう。エイリアンが現れなければ。
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ハイメッツ(ジャメイン・ハンター)

主人公でマイク・タイソン似のモーゼス(ジョン・ボヤーガ)は、OPで落ちて来たエイリアンを勢いにまかせて殺します。しかしそれが原因でエイリアンが攻めて来た事が後々判明します。ちゃんと因果応報になっていて、モーゼスはそれを学び、最終的にある行動に出ます。その行動は非常に感動的で、それまで抑えられてたある感情を最後の最後に見せてくれます。そもそもバカバカしい設定だし、とても褒められたもんじゃない主人公ですが、観終わった後は大好きになってました。ベタと言えばベタだとは思いますよ。でも、人物を丁寧に丁寧に描いてくれるので、感情移入しました!ゲラゲラ笑って最後に泣く。さすが『ビッグ・トーク・プロダクション』作品です。
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モーゼス(ジョン・ボヤーガ)

関連映画
「宇宙人ポール」

監督が意識したという
「激突」
「ターミネーター」

オマージュ的要素
「ピッチブラック」
「ツォツィ」
「要塞警察」
「ウォーリアーズ」
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by eigasirouto | 2012-06-29 02:48 | 新作映画(2012)

メン・イン・ブラック3   

先に訂正しておきたいのですが、「ピカッ」に、名前が無いと「メン・イン・ブラック2」で書いちゃいましたけど、そう言えば、ニューライザーって名前があったんですね。すみません。
という事で、ワールドカップの予選の事をすっかり忘れてて、ユナイテッドシネマとしまえんに行って来ました。

メン・イン・ブラック3
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公式サイト
解説: 地球で暮らすエイリアンの監視を任務とする男たちの奮闘を描いた人気シリーズ『メン・イン・ブラック』の第3弾。おなじみの名コンビの片割れが相棒の謎を調べるために、40年前にタイムスリップすることになるてん末を生き生きと映し取る。今回もスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を担当し、久々にウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの黄金コンビも復活を果たす。相変わらずパワフルな彼らの活躍に吸い寄せられる。
あらすじ: 秘密組織MIB所属のエージェントJ(ウィル・スミス)とK(トミー・リー・ジョーンズ)は、日々異星人の取り締まり追われていた。長年コンビとしてやってきた2人だが、Kの単独捜査をいぶかしんだJは直接そのことを彼に問いただす。だが、本人は全然聞く耳を持たず何の情報提供もしてくれない。次の日、本部でJはKを捜していたが40年以上も前に死亡していたと聞き……。

ブログ内関連記事
「メン・イン・ブラック」
「メン・イン・ブラック2」
バリー・ソネンフェルド監督
トミー・リー・ジョーンズ
ウィル・スミス
スティーブン・スピルバーグ(制作総指揮)
ビル・ヘイダー
ティム・バートン監督(カメオ出演)

3Dで観た方が面白いのかも知れないけど、金銭的理由で2Dで観ました。

はっきり言って、ストーリーは無茶苦茶でした。タイムスリップものにするとルールがややこしくなって、そしたらそれおかしくない?ってのが、出て来ますよね…。そして、そのラストだったら1との整合性も取れなくなるんじゃないの?って部分もありました。
まぁそうなんだけど、そもそもが荒唐無稽な世界観だし、気持ち悪いエイリアンとウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ、JとKのコンビが観れれば嬉しいし、あのバイクもかっこいいし、アポロ11号を強引に絡めたりしてて楽しかったですよ。
ただ、1と2を続けて観た直後だとトミー・リー・ジョーンズはかなり老けた印象ですね。ある意味、僕が未来にタイムスリップした感覚でしたよ。彼の高齢化もあってか、タイムスリップものにしたのでしょうか?
楽しめたのは間違いないですが、色んな破綻も気になると言えば気になる…。そんな映画でした。まぁでも、そんな細かい事を気にする映画では、無いんでしょうけどね。

これから詳しく書こうと思ってましたが、結構な時間なのでそれはまた追記で。

6/15「メン・イン・ブラック3追記」の記事に、追記記事があります。
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by eigasirouto | 2012-06-13 01:59 | 新作映画(2012)

メン・イン・ブラック2   

うーん…多分、観た事あると思うんだけど、観てなかったのかなぁ?と観終わって思いました。

メン・イン・ブラック2
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解説:5年前、相棒のKとともに地球の危機を救ったJは、いまやMIBのエリート捜査官。日常業務を淡々とこなす平穏な毎日を送っていた。しかし、そんな彼の前に新たな敵が出現した。地球上では下着のモデルとして活躍している超セクシー宇宙人のサーリーナに、なんとMIB本部が占拠されてしまう。一人助かったJが頼れるのは、現在は引退している元相棒のKだけ。ところが、郵便局員となったKは完全に平和ボケ状態。しかもエージェント時代の記憶をきれいに消されていた。果たして、Kは記憶を取り戻し、敏腕エージェントとしてJとともに地球を救うことができるのか?

1の冒頭で、新人のJ(ウィル・スミス)が、宇宙人やMIBの内部に驚いて行く様子が楽しかったのですが、2では、K(トミー・リー・ジョーンズ)の記憶が無くなってる事で、再度、その驚きの様子を立場を逆転させて見せてくれてる所が嬉しいです。

なかなかギャグもアホらしくて、嫌いじゃないですよ。
それと結構な秘密組織のくせに、道具の正確な名前が登場せず(日本語字幕がそうなだけでしょうか?)、「ピカッ」とかで表現するバカバカしさも好きです。

マイケル・ジャクソンが、 「メン・イン・ブラック」をかなり気に行ったらしく、2にカメオ出演しています。マイケルがバリー・ソネンフェルド監督に頼んで出演させてもらったらしいですが、台本が既に出来上がってて、無理矢理入れたので、一瞬だけの映像になって、すごくがっかりしたみたいです。もし、生きてたら、「メン・イン・ブラック3」に、今回こそは多めに出演出来たかも知れないのに…と思うとちょっと切ないですね。

「宇宙人ポール」で、ポールがUFOに乗って地球にやってくる時、犬がわんわん吠えてて…という話があったけど、今作にもそれがあって、あのエピソードは、今作のオマージュでしょうか?他にも犬が吠えるってありそうですが…。
でも、「宇宙人ポール」は、後半MIBに追っかけられますから、そこはこのシリーズのオマージュなんでしょうか?

ただ、色々と映画を観るに連れて、自分の好きな傾向がわかって来たんですが、僕は多分、ファンタジーよりリアリティの高い作品が好きなんだなーとは、最近思います。アニメや漫画だと全然楽しめるんですが、生身の人間がそれをやるとイマイチどうでもイイ話に思ってしまう僕は、夢の無いクソリアリストかも知れませんね。
「バトルシップ」にいまいちノレ無かったのも、そこの部分が大きかったのかな?と最近思ってます。
でも、「宇宙人ポール」やゾンビものは、そんなの関係無く、好きなんですよね。

うーん…謎が深まりました。

6/13「メン・イン・ブラック3」の記事に、追記記事があります。
6/15「メン・イン・ブラック3追記」の記事に、追記記事があります。
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by eigasirouto | 2012-06-12 02:33 | 旧作(2012年鑑賞)

メン・イン・ブラック   

昔、観た気がするけど、1と2どっちを観たかわからないので、3をしっかり楽しめなと思い始め、せっかくなので、これを機にどっちも観ておこうと思いまして、鑑賞しました。

メン・イン・ブラック
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解説:協定に基づき地球に侵入して来た異星人の監視を行う秘密組織MIB(メン・イン・ブラック)エージェントの活躍を描いたコメディ・タッチのSFアクション映画。NY市警の警官ジェームズは逃走中の犯人が人間でない事を知るが、その記憶は警察署に現れた黒服の男“K”によって消されてしまう。“K”はMIBと呼ばれるエイリアン監視組織の一員だった。ジェームズの腕を認めた“K”は彼を組織にスカウトし、二人は地球に無断で侵入して来た昆虫型エイリアンの追跡を開始する。

いい意味でバカバカしい映画で楽しめましたよ。

1997年の映画なので、未来のCDと言って、コインくらいのCDが出て来て、K(トミー・リー・ジョーンズ)が「ビートルズ買い変えなきゃなぁ」というギャグを言うんですが、この時代に音楽をネットでダウンロードして、ipodが登場する時代が来るとは、夢にも思わなかったんだろうなぁと思ったり、トミー・リー・ジョーンズが、パソコンやってるシーンも、右手も左手もキーボードの端っこ叩きすぎてて、ちゃんとタイピングしてないのが、丸出しだなぁとか、未来から見て笑えるシーンもありますよ。

でも、敵がゴキブリ星人だったりする所も好きですね。

しかし、ラストには、良かったなぁと思えるシーンもありましたね。

また、「メン・イン・ブラック3」を鑑賞した時にでも、追記出来ればしようと思います。


6/12「メン・イン・ブラック2」の記事に、追記記事があります。
6/13「メン・イン・ブラック3」の記事に、追記記事があります。
6/15「メン・イン・ブラック3追記」の記事に、追記記事があります。
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by eigasirouto | 2012-06-09 01:12 | 旧作(2012年鑑賞)

バトルシップ   

どうしても今日のうちにブログを書いておきたかったので、朝早めに起きて、ユナイテッドシネマとしまえんで、鑑賞して来ました!

バトルシップ
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公式サイト
解説:ハワイでの軍事演習中に謎のエイリアンとその母船に遭遇したアメリカ海軍や日本の自衛艦が、地球存亡の危機に立ち向かうSFアクション。未曾有の事態に局面する男たちにふんするのは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で注目されたテイラー・キッチュ、『マイティ・ソー』の浅野忠信、『96時間』のリーアム・ニーソン。監督は『キングダム/見えざる敵』『ハンコック』のピーター・バーグ。人知を超えたエイリアンの武器と人類の近代兵力が激突する海上バトルもさることながら、日米の海の精鋭たちが国を越えたきずなをはぐくむドラマも見ものだ。
あらすじ:アメリカや日本など、各国の護衛艦がハワイに集まって大規模な軍事演習を敢行することに。アメリカ海軍の新人将校アレックス(テイラー・キッチュ)は、日本の自衛艦の艦長ナガタ(浅野忠信)をライバル視しながら演習に参加。そのさなか、沖合で正体不明の巨大物体が発見される。人類からの友好的な呼びかけに応じて現われたエイリアンの母船だという科学者たちの推測に反し、彼らは突如として謎の武器で攻撃を仕掛けてくる。

結構、子供心を持った男性陣に絶賛されてますけど…すみません。僕はダメでした。
うーん…。僕は割と子供心を持った人間だと思ってたんですが、そうでもなかったのか?いや、そう言えば、子供の頃から戦艦にも宇宙人にも特に心躍る人間じゃなかったような気が…。
いや、細かい辻褄とか求める映画じゃないし、映像がかっこよくて楽しい!それで、いいじゃんって思うんですけど、それでも僕としては、楽しめませんでした。(そもそもSF自体にやはり興味が無いんだろうか…)
あくまでも、全部が全部ダメと思ってる訳じゃないです。日本軍の活躍は、やはり嬉しかったし、「おお!」と思える場面もいくつかありましたので、あしからず。

今回は、
①ピーター・バーグ監督の前作までとの比較
②登場人物について
③ストーリー、アクション、エイリアンについて
④まとめ
以上の順番で書いていきます。


①ピーター・バーグ監督の前作までとの比較

ピーター・バーグ
「キングダム/見えざる敵」
「ハンコック」

まず、昨日の「キングダム/見えざる敵」の記事で、訂正と言うか、補足があります。
ピーター・バーグは、
マイケル・マンの弟子筋に当たる
と書きましたが、そもそも「キングダム/見えざる敵」のアイデアを思い付いたけど、イスラム国のテロを扱ってる政治的な内容なので、ハリウッドに相手にされずに、巨匠マイケル・マンに相談したとの事です。
この時点で、町山さんの特電で〝全く知らないマイケル・マンに〟と言われています。
そもそも町山さんのブログでは弟子と書いてたので、そのまま受け取りましたが、恐らくは、マイケル・マンが制作になってくれた後、影響を受けた事をわかりやすく師弟関係としたのだと思います。2人の関係性がどうなのか調べたけど、あまりわからなったので、弟子筋と言えるかどうかは、正確にはわかりません。ただ、「ハンコック」にもマンは制作で関わってるので、何かしらの関係はあるんじゃないでしょうか。
よくわかってないのに、紛らわしい事を書いて、すみませんでした。
その辺の事が詳しくわかり次第、書かせていただきます。

それで、鑑賞済のピーター・バーグ監督作品に順位を付けるならこうなりました。
1位「キングダム/見えざる敵」
2位「ハンコック」
3位「バトルシップ」
 
1位の「キングダム/見えざる敵」が圧勝で、「ハンコック」と「バトルシップ」は、それぞれ良い部分と悪い部分が、全然違うけど、甲乙付け難い所です。
どっちも、よくわからない設定が不満ってのは共通してますが、「ハンコック」は、着地に不満だけど、なんだかんだ楽しめた。「バトルシップ」は、着地はいいと思うけど、あんまり楽しく無かった。という感じです。
ただ、「ハンコック」が92分なのに対して、今作は131分もあるので、「ハンコック」を2位にしておきました。

それで、共通点などを考えてみたのですが、町山さん曰く、「キングダム/見えざる敵」以前の監督作が、全く共通点が見付からず、何がしたいんだ?職業的にやってるのかと思えるとおっしゃってました。(ただし、「キングダム/見えざる敵」は、自分で企画を思い付いて、行動してるので非常に作家性を出したとの事です。)

もしかしたら、自分がやりたかった作品以外は、職業監督的にやってるのかも知れませんね。

それでも、少しだけ共通点もあります。
まぁ、アクション映画であると言うのは、言わずもがなですが、他にも、〝わかり合えそうにない男達が、最終的にわかりあえる様になる〟とか、これは、「ハンコック」には無いけど、〝野球をやってる場所がエラい事になる〟と言う部分もありますね。後、〝黒人を重要ポストに置いてる〟とかでしょうか?
と言うか、よく考えたらこんなのハリウッドアクション映画の現代的な型じゃないですか…。
ただ、政治的メッセージが根底にある人なのかなぁとかは、ぼんやり思えるんですけど…。

多分、アクションシーンの撮り方に、くせがあったりはすると思うんですけど、僕はまだ見つけれてない状況です。


②登場人物について

この映画を一番つまらなくしたのは、なんと言っても登場人物達のキャラの掘り下げの薄さです。故に、僕的に、誰も好きなキャラが出来なかったのが、物語に入り込めなかった大きな要因だったと思います。
でも、強いて言うなら準主役並に活躍する日本代表、浅野忠信氏は、応援してました。
好きになれなかったと言うのは、言い過ぎかな?皆、ちょっとづつ好きだけど、そこまでハマれないって感じでしょうか。
お兄さん(アレキサンダー・スカルスガルド)とか、提督(リーアム・ニーソン)、彼女の体がエロい(ブルックリン・デッカー)とか、メガネをかけた博士と足を怪我してる黒人さんとか、割といいんですけど、それぞれ描き込み不足だと僕は思ったんですけどね。

特に、主人公のテイラー・キッチュが演じるアレックス・ホッパーが、あんまり好きになれなかったのが、問題ですねぇ。この映画を褒めてる人でさえ、彼の事は、いまいちって人も多いみたいですよ。
「トランスフォーマー」と同じスタッフで作ってますけど、あちらも主人公が軽薄な感じで、嫌だなぁと思ってて、今作もまさにそれなんです。脚本家の好みか、仕切ってる人の好みかわかりませんけど、ここは監督の問題というより、脚本家とかの問題なんじゃないでしょうか。

合う合わないという事なんでしょうけど、僕はどうやらこのチームが描く主人公像とは、合わないという事がわかりました。
後、「トランス~」も、主人公がエロい彼女作ってましたね。なんか、男も女も軽いんですよねぇ…。そこが、あんまり好きじゃないです。

でも、結局、ここがノレる人は、この映画は全然楽しめると思いますよ。


③ストーリー、アクション、エイリアンについて

ストーリー自体は、オーソドックスなんですけど、前半、エイリアンが出て来るまでが、いくらなんでも長すぎると思うんですけどね。
冒頭のホッパーのコンビニ強盗(?)シーンは、あれはあれで楽しかったですけど、(ただし、今時、強盗でピンクパンサーの曲?とは思った)、その後も延々と主人公の人となりの説明に費やしてるなぁとか思って。

サッカーのシーンも要らないと思ったし、つーか日本自衛隊のユニフォームの背中に日章旗と言うのも、なんか違和感あるし、戦艦の上で、自衛隊の人達が、「ニッポン!チャチャチャ!」って掛け声も、僕は気持ち悪かった。あれって、バレーだけじゃなかったですか?
だし、サッカーのシーンもなんか深刻に見せてるけど、これってただの親善試合じゃないの?いいから早くエイリアン出せや!と思って、ちょっと突き放されたんですよ。僕は。
いや、サッカーのシーンで、浅野忠信を登場させて、仲悪くなるという部分とホッパーの我の強さとかを見せたい意図はわかるんですけど、こんなやり方じゃなくても、良かったんじゃないでしょうか。

で、その後、なんか皆揃って、演説みたいなのもあるし、ここでも主人公が遅刻して来てて、またこういうキャラですよ。という説明してるんですよ。ベッタベタなギャグなのはわかりますけど、こんなペースでやってて、一体いつになったらエイリアン出て来るんだ!と。と言うか、この映画自体が、ここから始めるべきなんじゃないかと僕は思ってる訳ですけど…。

今度、また浅野忠信と便所で喧嘩して。(トイレの中で喧嘩してて、叫び声と殴る音だけしか聞こえないという間接表現なのは、残念。どうしてもケンカシーンを見せたくなかったのなら、影とかでも見たかった。)その後の気まずいお説教タイムとかは、ギャグとしてちょっと笑いましたけど。

ただ、終始、いつになったらエイリアン出て来るんだよー。という気持ちがこっちは募っていくのと比例して、主人公がドンドン嫌いになって行った訳です。

更に、彼女側のエピソードも入って来て、ええ?エイリアン登場は、まだですか…と絶望的になりましたね。

当然、こうなってくるとエイリアンのハードルは上がり切ってますよ。上がり切って、最初の内は、すげぇ!もうこれは人類滅亡じゃん!と言うくらいの強さはあったんですよ。これ、最早、人類に勝ち目は無いなぁと。そう思ってたらあらぬ設定を一つ儲けてまして。エイリアンは、敵が攻撃して来なければ、基本的に攻撃しない(出来ない?)と言うまさかの設定が入って来ます。

だったらさぁ…攻撃しなきゃ良かったんじゃないの~?とか思えて。基本、武器的な物を攻撃して来るんですけど、ヨーヨー型の武器は、橋の柱を武器と思い込んで、攻撃して橋が崩れてましたけど、あれは何に反応したのか、ちょっとわからなかったです。

そして、老人達が立ち上がるって、シーンはおお!と盛り上がりましたけど、ええ?バリアの中にいたのー?とか、変な部分はある訳ですよ。

とにかく、ストーリーもグダグダで。
ただ、そういういい加減な部分も含めて楽しむ映画なんだとは思いますよ、けどなぁという感じですかね。

アクションで一番「おお!」と思ったのは、香港をエイリアンが襲った所ですね。ハリウッド映画で巨大な何かからアジア人が逃げ回ってるのって、あんまり僕は観た事無くて、新鮮に感じましたよ。ラスト間際の戦闘シーンも迫力は間違いなくあると思うし、やっぱりアクションは、さすがだなぁとは思ってますね。

それと、あの真珠湾で日本とアメリカが別の敵と戦うってのも、いいなとは思ったりもしてるんですけど、なんか別にそれが活かされてるようには僕は思えなかったですけどねぇ。そこまでそれで感動出来るとは思えなくて。


④まとめ

もう、こんな時間じゃないですか。(1時に書き始めて、現在3時19分…)
色々と書いて来ましたが、今、劇場でやってる中で、一番豪華感がありそうなので、観といて損は無さそうです!
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by eigasirouto | 2012-04-21 03:25 | 新作映画(2012)

パプリカ   

映画募集のコーナー→こちらに来たコメントから鑑賞しました。
$ally*
時をかける少女
サマーウォーズ
東京ゴッドファーザーズ
パプリカ

アニメ映画しかほとんど観ない。おススメですー。
ありがとうございます。この中で、「時をかける少女」「サマーウォーズ」は鑑賞済なので、「東京ゴットファーザーズ」を鑑賞しようと思いましたが、貸出中だったので、鑑賞したのは・・・

パプリカ

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オフィシャルサイト
夢に入り込み、夢を犯すテロリストに立ち向かう夢探偵“パプリカ”の活躍を描くファンタジー・アニメ。日本が誇るSF作家である筒井康隆の同名原作を、『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』の今敏監督が映像化した。ヒロインを人気声優の林原めぐみが務めるほか、古谷徹がこれまでのイメージから一転、巨漢の男性の声に挑んだ。圧倒的な技術力と想像力を惜しみなく投入し暴走する夢のアイデアを具現化したパレードの描写は圧巻。
$ally*さんすっと観たかった、今敏監督作品を観るきっかけをつくってくれて、ありがとうございます。
この流れで、まず今敏監督の話から入りたいと思います。
映画監督作品
PERFECT BLUE(1997年)
千年女優(2001年)
東京ゴッドファーザーズ(2003年)
妄想代理人(2004年) - WOWOWで放送
パプリカ(2006年)
オハヨウ(2007年) - NHKの「アニ*クリ15 Third Season」で放送
僕は、アニメ界はあまり詳しくのないでそこまで知識は無いですが、昨年、今敏が亡くなったという事は知ってました。尊敬する映画関係者達が、Twitterで惜しい人を亡くしたと言ってたので、気になってました。だからずっと作品を観てみたいなぁと思ってたんです。
で、「東京ゴットファーザーズ」と「パプリカ」のDVDの表紙を見て、「あ、これ今敏監督のだ・・・」って気付いたという。
今敏監督に関しては、これくらいの知識しか無い状態だったんですよ。なので色々ググってみると、かなり興味を引く内容が多数ありましたよ。ダーレン・アロノフスキー監督の「ブラックスワン」に、今敏監督のデビュー作「PERFECT BLUE」が、すごく影響を与えてるとか、漫画家だったとか、大友克洋のアシスタントをやってたとか、「機動警察パトレイバー 2 the Movie」で押井守監督のスタッフだったとか。「ブラックスワン」と「PERFECT BLUE」の類似の件は、また今度、「PERFECT BLUE」を鑑賞した時にでも、改めて書きたいと思います。

今回、このブログ的にアニメ作品は初なので、僕がここ2年(記録に残っている)どんなアニメ映画を観たかを書いておきます。
(順不同)
トイ・ストーリー
トイ・ストーリー2
トイ・ストーリー3
WALL・E
カールじいさんの空飛ぶ家
カーズ2
カンフー・パンダ
ヒックとドラゴン
ボルト
プリンセスと魔法のキス
くまのプーさん
くもりときどきミートボール
イリュージョニスト
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲
映画 「けいおん!」
コクリコ坂から
紅の豚
借りぐらしのアリエッティ
映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~
手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく
その前に鑑賞して記憶に残ってるのは、ピクサー「バグズ・ライフ」以外、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「サマーウォーズ」「時をかける少女」「スカイクロラ」・・・もう少し、色々鑑賞した気がしますが、今は思い出せないんで、まぁこういう感じです。

後、こちらは筒井康隆先生の小説原作なのですが、未読です。恥ずかしい話、筒井先生の作品は読んだ事がないです。というか、あまり小説は読まない(読めない)人間です。

なぜ長々と自分の事ばかり書いたかと言うと、以上の様な立場の人間が、「パプリカ」を鑑賞してどう思ったのか?という事を明らかにしておきたかったからです。

つづきは、また追記で!

追記を書きました→こちら
2012/2/8追記2を書きました→こちら
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by eigasirouto | 2012-01-26 17:22 | 旧作(2012年鑑賞)

E.T.   

スピルバーグ作品、立て続けに観ました。

E.T.

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ヤフー映画情報
2012/1/14に追記あります→こちら

1時間以上かけて「E.T.」の感想を書き上げて、やっと締めに取り掛かってた最中にパソコンが強制終了→再起動の運びとなり、それに伴い書いてた文章はサクッと消えてしまいました。我ながら今回の「E.T.」ネタは過去最高の感想文で、傑作と言っても過言ではないとの自負がありました。私自身がゲラゲラと笑いながら、また感動で泣きながら書いていた程です。しかしながら突然の強制終了で何もかも取り戻せない状態です。あるのは、私の記憶のみ。ならば再現してみせよう・・・

いやいや無理無理(´ ▽`).。o♪

一度、書いた文章をもう一度、記憶だけで即座に書き直す事ほど、地獄はないですよ。
とにかく、しばらくは再現無理です。色々、言いたい事もあるけど再現無理です。

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!!

これだけは言っておきます「E.T.」面白かったです。

追記へ→こちら
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by eigasirouto | 2012-01-13 03:43 | 旧作(2012年鑑賞)

未知との遭遇   

旧作ですが、観ました。スティーヴン・スピルバーグ監督作品の・・・

未知との遭遇
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予告編
ヤフー映画情報

あれだけ「宇宙人ポール」 (感想はこちら)ではしゃいだんですからね。観ない訳にはいきませんよ♪(´ε` )

で、感想なんですが、「え?なにこれ…?僕には何が面白いのかよくわからなかった…」って感じですね。いや、観る時代と僕の感性の問題と思いますよ。僕がついていけなかっただけで。
ただそれでも、ロイ(リチャード・ドレイファス)のキチガイ行動と周りの反応に、痛みとキツさを感じ、最後のシーンに、よかったなぁと思いました。
結構、色んな砂漠で、調査してるシーンも、全く宇宙人を恐れない子供バリーちゃん(ケリー・ギャフィ )も好きでした。
当時としては、映像とかもこれですごい綺麗だったんだろうと思います。

未知との遭遇は、1977年の作品です。僕が1歳の頃ですよ。
1977年と言えばアメリカン・ニューシネマ全盛ですよ。
アメリカン・ニューシネマってのは、それまでの古き良きハリウッドを若い監督達が、否定し、破壊して、もっとリアルな現実を表現したり、ハッピーエンドじゃないオチだったりという時期があったんですよ。
代表的なのは「俺たちに明日はない」「卒業」「イージーライダー」「タクシードライバー」とか、今でも名作とされる映画が、たくさんありますよ。

まぁ音楽で言えば、パンクですね。
パンクも、ちょうどこの年にシドの恋人ナンシーが死んだ年なんで、ピストルズは終わったけど、遺伝子はもう飛び散って、盛り上がってる頃ですよ。
世の中が、一番反骨精神に溢れてた頃なんですよ。

で、未知との遭遇も、アメリカン・ニューシネマの系譜に入るんでしょうね。
主人公ロイは、キチガイですからね。というか子供がそのまま大人になったというか。わが子と映画を観るにあたって、ピノキオを観ると言い張るんですよ。すごいそこに僕は切なさを感じましたね。ちなみに最後にピノキオの話は回収されますよ。またそれも感動的で。
結局、このロイってのは、やはりスピルバーグ自身の投影みたいですね。スピルバーグは子供の時に、両親が離婚してますし、いじめにもあってたみたいで、その頃の経験が、映画に影響してるみたいなんですよ。
スピルバーグ自身がやはりピノキオに思い入れが強いみたいなんですよ。後に「A.I.」でも再び、ピノキオみたいな事に挑戦してるみたいですね。

僕の感想としては、なんだかよくわからない映画だったけど、根底に流れる魂的な部分は、惚れましたね。やはり「We are not alone」いい言葉ですね。


それと「未知との遭遇」の事がよくわかると思うので、
宇多丸さんのキラキラでの紹介も貼っておきますね。

2012/1/20に追記しました→こちら
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by eigasirouto | 2012-01-12 17:30 | 旧作(2012年鑑賞)

宇宙人ポール   

<はじめに>2年前くらいから年間100本弱映画を観るようになった映画若輩者です。映画を語れるほどの知識もリテラシーも、持ち合わせておりませんが、素人なりに観た映画の感想を綴ってみたい。そんな気持ちで始めたブログです。識者の方からすれば、稚拙な感想になってしまってるかも知れませんが、書き手は映画の素人であるという認識を持っていただければ幸いです。


そんな僕が観た、2012年1本目の映画は・・・

宇宙人ポール

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ホームページ
予告編
2012/1/9にこの感想の追記アリです。追記→こちら
2012/1/12に追記2アリです。追記2→こちら

いきなり・・・いきなりなんです。
この映画は、サイモン・ペッグニック・フロストのコンビが、スティーヴン・スピルバーグ氏への尊敬の念を込めて、作った映画なのです。
つまりスピルバーグ関連の映画のオマージュに溢れてる訳ですよ!
という事は、スピルバーグの映画に詳しいほど、この映画は楽しめるって事なんです。

が、僕はと言いますと子供の頃、ほとんど映画に興味無かったので、ちゃんと観た作品が、皆無に等しい訳です・・・。
当然、スピルバーグ作品に関しても・・・です。
そう・・・何が言いたいかと言いますと、いきなり映画素人にとってみればハードルの高い作品に出会ってしまった・・・
という状態で観た訳です。

まずこの映画を観るにあたって、少なくとも「未知との遭遇」「E.T.」は、観ておいた方がいいー!との情報が先に入ってました。
他に「ジョーズ」のあの台詞があるよー!とか「スターウォーズ」「スタートレック」も抑えておいた方が、より楽しめるよー!・・・という情報が・・・

それなのに僕ときたら子供の頃に、なんとなく「E.T.」「ジョーズ」は観た事あるが、何となくしか覚えてない、「スターウォーズ」は2年前に4、5、6、1を観た・・・くらいの状態でして・・・。
DVDでチェックしてから行くべき!と言うのは、重々わかっているのですが、現在「けいおん!!」の第二期を9巻全部を借りてるんで、一週間以内で観なきゃいけない状態なんで、家ではする事が山積みな訳です・・・。バイトも9日連続で入ってたりとかの状態です・・・。

という事で、前置きが非常に長くなりましたが、いきなりぶっつけ本番で、渋谷シネクイントに行ってまいりました。

そんなほぼスピルバーグ素人の僕が観て大丈夫なのか?って不安はあったのですが・・・全然、大丈夫で釣りがくるくらい面白かったです!

※ここから先は、ネタバレには注意して書きますが、結果そうなっても責任は負えませんので、自己責任で読んで下さいね^^

まず、キャラが面白く出来てて、かなり笑えるシーンも多かったです!

フレンドリーな宇宙人ポールのキャラが面白いです。バーベキューでクライブ(ニック・フロスト)にある疑問を問いかけるシーンの仕草とか、予告編にも出てるんで書きますが、せっかく蘇生した鳥をいきなり食べるシーンとか、初めて地球人観た時の感想が「顔が小さくて気持ち悪かった」とか、ホントたまりませんよ!もうポール最高!ってこれだけでいいじゃないですか。主人公が好きになった訳ですからね。

人間側の主役であるグレアム(サイモン・ペッグ)とクライブ(ニック・フロスト)もいいですよー。英国製オタクの二人組が、アメリカのコミコン(日本でいうコミケ)に来てる訳ですが、素晴らしいです。二人で脚本もしてるんですけど、本当にオタク魂が伝わって来ます。スタートレックごっこをやったり、最後の方のある絶望的な展開がグレアムを襲うのですが、その状況で気にするのはアレとかね・・・。(気になる人は即劇場へ行って下さい!)チンピラに絡まれた時の仕草とかもいいです。

他の脇を固めるキャラ達も、かなり笑わせてくれましたよ。
ルース(クリスティン・ウィグ)のある出来事からの豹変振りも笑えたし、タラ(ブライス・ダナー)の家が爆発して父を心配した直後の行動も笑いました。
で、その時にタラが心配する部分も面白かったですよ。
ゾイル(ジェイソン・ベイトマン)が登場した時のある確認もいいですね。
アホの刑事二人のやりとりも面白かったし(アホ過ぎる気がちょっとしなくもない)、地方警官の「イギリスって銃持たないんだって?大丈夫なの?」も好きだし、SF作家の嫌な感じも面白いですよ。
他にも、SFバーみたいな所で、テンション上がってスペースパフェみたいなの頼むんですが、注文してから品物が出てくる間に、とある出来事が起きて、で、品物が出てくるんですけど、この品物が出てくるタイミングが最悪なんですよ。一番持って来ちゃいけないタイミングで、ババアが呑気に人をバカにしたような所作で持って来るんですよ。あのシーンは本当に主人公達がいたたまれなくて、ニヤニヤしましたねー。

僕としては、本当にギャグが冴え渡ってるなーって思いながら観てました。

が、もっと映画通ならビック・ガイの正体とかでも、笑えたんでしょうね・・・。他にもたくさん映画通なら笑えた場面いっぱいあったんでしょうね・・・。なんだか僕は悲しくなって来ましたよ・・・。体も冷たくなって来ました・・・。

でもでも、それでもちゃんと面白い映画です

今まで、読んでこられた方は、SFコメディ映画なんだねって思われたでしょう。はい、その通りSFコメディ映画です。でもSFコメディだけに留まってないのが、この映画のすごい所だなーと僕は思いましたね。

最初にも言いましたが、これはスピルバーグの映画へのオマージュです。
スピルバーグって、素人の僕でもSFの巨匠ね?ってのはわかります。でも冒険とか友情とかも描いてますよね?
この映画には、しっかりと冒険と友情が詰まっています!

上辺だけのモノマネじゃなく、ちゃんと魂、エッセンスを受け継いでいる!

とほとんど観て無いくせにわかったような事を言って見ました(汗)生意気言ってスミマセン

でも、この映画って、それだけじゃないと思います。(というかこれから書く事は、それも含めて、スピルバーグのエッセンスなのかも知れませんが、素人の僕にはわかりません!)もっと深いテーマが根底に流れてると思うんです。何かと言うと差別や宗教の問題も入り込んでる訳です。

主人公の二人は、イギリス人な訳でアメリカでは、マイノリティ側ですよね?で、冒頭のホテルのボーイも中東の人っぽくて、その人物に「僕はこの国じゃエイリアンですから・・・」と言わせちゃうんです。つまり、主役の二人もアメリカでは、エイリアンという事じゃないですか。さらに二人は、ゲイと勘違いもされてるんです。それでからかわれたりもするし、オタクとしてバカにされたりもします。国籍だけではなく、非オタク観点から見れば、主人公達は何を考えてるかわからない人達=エイリアン、という構図になってると思います。

主人公達だけじゃなくて、ルースだって片目の無い人生で宗教にすがってた訳だし、タラも幼少期に宇宙人と出会ったばっかりに、キチガイ扱いされる人生だったんです。

そこまで考えてみると、ポールの「最初に地球人観た時は、吐いた。顔小さくて気持ち悪かった」って前半で言ってた台詞が、ただのギャグだと思っていたのに、僕的には深い意味を帯びて来るんです。人間というか生き物がそうなのかも知れないけど、お互いに、理解出来ない者、自分達と見た目が違うものを勝手に直感的にエイリアンと決め付けて、嫌悪感を抱いたりしてるんじゃないかって事です。これは差別の本質を突いてると思いますね。僕の好きな作品でもある「第9地区」にも通じるテーマだと思います。

そんな地球内エイリアン達(あくまで世間的目線から見れば)が、粋なエイリアン(あくまで地球人から見れば)ポールと出会って、友情で結ばれ、目的のために自己犠牲をいとまない行動に出たりするんです。 

そんなの少年時代、話し合える友達が出来なかった(という自分の思い込みではないかと30過ぎて思い始めている)僕としては非常に感動してしまいますよ。

でも、だからと言って、泣かせよう泣かせようとしてる演出では全然ないですよ。あくまでギャグの延長線上に感動がある!って僕は思ったんで。そこが素晴らしいなと思います。

さらに、家の爆発シーンやカーチェイスなど、映画としてのエンターテイメント性要素もしっかり入ってます。
後、友情にヒビが入りそうになるってシーンもあって、そこもいいんじゃないでしょうか?

ただ、一点だけよくわからないシーンがあったんですが、追ってるアホ刑事の1人のグラサンが片方だけになって、ルースみたいになるんですが、あれがその後、何の意味も持ってなかったんですが、あそこはあれでいいんでしょうか?僕は、ルースの親父にそれを見られて、バカにしてんのか!って怒られて・・・とかそんな展開なのかなって思ったけど、気付いたらそのグラサン無くなってるし・・・。あれは、あれだけで成立してるもんなのですかね?過去の何かの映画のシーンのオマージュなのかな?そこはちょっと気になりました。

まぁでもそんなのは、別にどうでもいいですよ。そんなの気にせずとも面白いから。

ストーリー的にも、まぁ王道的な展開だとは思いますが、ある人物の意外な立ち位置が最後に判明したり、ギャグの伏線が後々、違った意味合いも含めて回収されたりとイイと思いますよ。

演出も素晴らしいですね。ポールが最後の最後で、皆に声をかける時、なぜかタラの前だけは通り過ぎるんです。で、「あれ?そこ流すの?」って思ったんですけど、その後にポールが振り返って・・・って所とか好きですね。皆の流れですぐに声をかけるんじゃなくて、ポールのタラへの思いの重さが伝わるし、より感動的ですからね。

新年、1本目から当り映画を観れて、幸先のよいスタートを切れました!ありがとうポール!

という訳で、スピルバーグあんまり知らなくても、僕はこれだけ楽しめた訳です。でも「未知との遭遇」「E.T.」をちゃんと観るとこの映画はさらに数倍楽しめそうですね!
僕も「けいおん!!」を観終わった後「未知との遭遇」「E.T.」を観ますよ。そこを抑えて、もう一度DVDで観るとまた違った映画に観えるかも知れませんね。非常に楽しみです!思い入れも無く後追いで観るってのは、邪道かも知れませんが・・・。

追記はこちら
追記2はこちら
2012/1/12鑑賞「未知との遭遇」感想→こちら
2012/1/13鑑賞「E.T.」感想→こちら
2012/5/1 グレッグ・モットーラ監督作「スーパーバッド 童貞ウォーズ」→感想
2012/5/17 サイモン・ペッグニック・フロスト主演作「ショーン・オブ・ザ・デッド」→感想
2012/5/18 サイモン・ペッグ&ニック・フロスト主演作「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」→感想

<あとがき>とまぁ2012年1本目「宇宙人ポール」の感想は以上です。
感想文を書いた感想は、想像を絶する大変さでした。
でも、同時に楽しかったです。
映画を観た人はこれを読んでどう思うのか?観てない人に伝わるのか?観たいと思ってもらえるのか?色々気になりますが、1人でも多くの人がこれを読んで観たいと思ってくれれば嬉しいです。その辺を心がけて、今後も書いていきたいです。

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by eigasirouto | 2012-01-06 19:56 | 新作映画(2012)