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デトロイト・メタル・シティ   

「宇宙兄弟」鑑賞前に、関係者の関連作品を観ておこう企画②<脚本家編>

デトロイト・メタル・シティ
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解説:若杉公徳原作の大人気コミックを実写化した青春爆笑コメディー。過激なデスメタルバンドのボーカルとして活躍する、普段は大人しい主人公が、実際の自分とのギャップに悩みながらも成長していく姿を笑いを交えて描写する。まったく正反対のキャラクターという難役に挑んだのは、『L change the WorLd』などで若者に圧倒的な支持を受ける松山ケンイチ。平凡な青年から一転、悪魔メークを施してステージに立ちシャウトする彼の姿は見ものだ。
あらすじ:純朴な青年、根岸崇一(松山ケンイチ)は、ポップミュージシャンを目指して大分県から上京する。だがひょんなことから人気悪魔系デスメタルバンド“デトロイト・メタル・シティ”のギター&ボーカルとして活動することになる。彼らのデビューシングルは大ヒットを記録し、崇一は自分の意思とは関係なくカリスマ悪魔歌手に祭り上げられていく。

ヤフーレビューとか読むと割と評判とか高いんですけど、僕は全然ダメでした。

タマフルで宇多丸さんが、「デトロイト・メタル・シティ 」を評論してるので、こちらをまず聴いて欲しいです。(30分弱ですが、面白いですよ。)
それで、僕は原作漫画も読んで無いし、アニメも観て無いし、宇多丸さんが言及してる音楽的な部分とかは、気付けなかったけど、宇多丸さんが触れて無い部分とかでも、僕がしんどかった部分があるので、その辺を書いていこうと思います。

まずは、冒頭で触れてる様に「宇宙兄弟」の脚本家・大森美香さんが、脚本を書いてるので、観た次第であります。ちなみに、李闘士男監督の作品は、初鑑賞ですが、結構バラエティ番組の演出をされているんですね。

それで、この映画がダメだったとか言いつつも、個人的に映画のOPはテンション上がってます。
と言うのも、田舎から上京する話から始まるんですが、母親(宮崎美子)の言葉が、メチャメチャ僕の地元、福岡県筑豊の言葉に近かったんですよ。言葉が近いけど、ちょっと違うなぁ?大分か~?とか思ったら原作の若杉公徳さんが、大分県大野郡犬飼町出身なんですね。
それで、「僕達急行 A列車で行こう」でも、書きましたが、乗る電車が日田英彦山線なんですよ。つまり、小倉から僕の家を通過して、その先の駅だったみたいで、「おおっ!」と思いました。しかも乗ってるのが、松山ケンイチ氏じゃないですか!「僕達急行~」では、せっかく福岡に来たのに、日田彦山線は言葉のみで電車は出て来ませんでしたが、小町(マツケン)は、既に日田英彦山線に乗ってたんですね。もしくは、森田監督は、これも知ってて、日田英彦山線と言う言葉を入れたかも知れませんね。とか、考えてたら楽しくなりましたよ。
ちなみに、「僕達急行~」の事を時々考えてて、最近思った事があるんですけど、批判ポイントにもなってる人物が強引に繋がって行くと言う部分なんですけど、それって線路が全部繋がってる事と引っ掛けてるのかなぁとか、思ったんですが、どうですかね?

とりあえず、冒頭はそういうのもあって楽しめたんですけど、この件は宇多丸さんも言及してますが、松山ケンイチが、素の状態の根岸崇一と変装後のクラウザーさんを演じてる訳ですけど、どう考えても根岸がおかまにしか見えなくて、クラウザーの方がまともに見えるんですよ。だから素の状態が変だから変装してる時としてない時の落差があんまり無いと言うのは、結構コメディとして致命的だと思いました。これは、マツケンは言われた通りやってるだけだと思うので、監督なりの演出の問題だと思うのですが…。

でも、それよりもせっかくなので、脚本に文句を付けようと思いますよ。(実際、どこからどこまでが監督の責任なのか脚本家の責任なのかとかは、それぞれの作品をもう少し観ないとわからないですけど。)
漫画は、さっき読んで無いと書きましたけど、これの前半は、ほとんど漫画をそのままやってるのか?とか思いながら観てたんですけどね。
とりあえず、心の台詞を言いまくるし、漫画はその台詞が面白いのが魅力なのかなぁ?とか予測してるんですけど、この映画だと特に前半は、蛇足でしかないと思うんです。そんな説明無くてもわかるんですよ。僕は、その説明を無くして、役者さんのリアクションだけで見せて行った方が面白いと思ったんですけどね。
例えば、最初のライブシーンで、観てる我々は、まだ根岸=クラウザーと言うのは、少なくとも映画内ではわからないんですけど(少なくともと言うのは、その前に予告やら情報やらで知ってる人がほとんどだろうけどって意味です)、もうここで心の声で「俺のやりたいバンドはこんなんじゃないんだー」とか、言ってるんですけど、ここは敢えてバンドの演奏と盛り上がってるお客さんだけ見せて、楽屋で段々メイクを落として行って、松雪泰子演じるマネージャーとの会話で初めて、「こんなバンドやりたくないんです!」と台詞で言えばいいじゃんと思いましたよ。

なぜか、この大森美香さんは、今作と「カイジ 人生逆転ゲーム」、「宇宙兄弟」と青年雑誌の映画化の際の脚本担当が多いですけど、「カイジ~」や「宇宙~」もそのまま心の声を入れてるんでしょうか?(カイジに関しては、それが必要かも知れないけど、ちなみに次に「カイジ~」を観る予定です!)

まぁとにかく漫画を読んで無いからわからないけど、折角「ひゃくはち」で監督にそこまで問題無さそう!と思ったのに、今作で「宇宙兄弟」が、ちょっと不安になって来ましたよ…。

by eigasirouto | 2012-05-09 03:20 | 旧作(2012年鑑賞)

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