アタック・ザ・ブロック
2012年 06月 29日
アタック・ザ・ブロック
公式サイト
解説:イギリス・ロンドンの公共団地を襲撃したエイリアンと団地の不良少年たちがバトルを繰り広げるSFコメディー。『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のエドガー・ライトが製作総指揮を務め、コメディアン出身のジョー・コーニッシュが初メガホンを取る。本作をきっかけにテレビドラマでマイク・タイソンを演じることとなったジョン・ボイエガら注目の若手俳優が出演するほか、『宇宙人ポール』などの人気俳優ニック・フロストが共演。若者たちの会話やエイリアンの造型など、ツボを押さえた笑いやこだわりが見どころ。
あらすじ:南ロンドンの公共団地で、不良少年たちが看護師のサム(ジョディ・ウィッテカー)を恐喝していたところ、突如、いん石の落下とともにエイリアンが出現。リーダー格のモーゼズ(ジョン・ボイエガ)らは、エイリアンを殺してしまう。すると、さらに凶暴なエイリアンが次々と飛来。団地を襲撃するエイリアンに、モーゼズは反撃を決意する。
とても面白い作品でした。監督のジョー・コーニッシュも主演のジョン・ボイエガもこれまで知りません。ですがこのブログでは度々、登場するエドガー・ライトが制作総指揮、ニック・フロストも出演と言う、『ビッグ・トーク・プロダクション』の作品ですから観に行きましたよ!でもジョー・コーニッシュはスピルバーグ監督の「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」の脚本もされてたんですね。そもそも少年ギャングVSエイリアンなんて楽し過ぎる設定ですよね。同じ『ビッグ・トーク・プロダクション』の「宇宙人ポール」とセットで観ても面白いかも知れませんね。ちなみに元々この映画の着想は実際にジョー監督が少年ギャングにカツアゲされ驚いた経験からみたいです。
主人公でマイク・タイソン似のモーゼス(ジョン・ボヤーガ)は、OPで落ちて来たエイリアンを勢いにまかせて殺します。しかしそれが原因でエイリアンが攻めて来た事が後々判明します。ちゃんと因果応報になっていて、モーゼスはそれを学び、最終的にある行動に出ます。その行動は非常に感動的で、それまで抑えられてたある感情を最後の最後に見せてくれます。そもそもバカバカしい設定だし、とても褒められたもんじゃない主人公ですが、観終わった後は大好きになってました。ベタと言えばベタだとは思いますよ。でも、人物を丁寧に丁寧に描いてくれるので、感情移入しました!ゲラゲラ笑って最後に泣く。さすが『ビッグ・トーク・プロダクション』作品です。
関連映画
「宇宙人ポール」
監督が意識したという
「激突」
「ターミネーター」
オマージュ的要素
「ピッチブラック」
「ツォツィ」
「要塞警察」
「ウォーリアーズ」
by eigasirouto | 2012-06-29 02:48 | 新作映画(2012)